千葉県万歳

我が家の王子「くるみ」は目下4歳半。とにかく歩くのが好き。涼しい季節になって、毎日歩く歩く。1日3回の散歩で合計12キロはお手のもの。15キロぐらいの日もある。

時々、違うところでも遊ばせたいねと、車で出かけられそうなところを探してみた。すると、千葉県はありますねー、いろいろ!

土地があるだけ、わんちゃん施設も本当にたくさん!

そしてある日、我々が向かったのは、マザー牧場🐑 牧場なのに結構広いドッグランがあるという。

まずは広い敷地ですでに興奮。耳立ってるし、この写真。😆

そして走る!うれしーー!

存分に走った後は、初めて見る動物さんたちとご挨拶。

あなたは誰?何?ドキドキの対面。

確かに人間と猫しか知らないから、これなんじゃ?って感じでしょうねえ。

カピバラさんが寄ってきてくれたけど、このあとクルミは恐怖のあまり吠えました。苦笑😅

あれは何?何かが上にいる!?!?

すごいところ歩いてますねぇ。細い木の板の上を並んで歩いていました、結構高いところ!

そしてなぜか。。。。くるみはブタさんに興味津々!

くるみは、犬だけが世界の生き物ではないことを学んだのでした。

まだまだいろんなところがあるから連れてきたいなあ。ただ、クルミは家以外は緊張してしまい、高速のPAでは車と人の多さにパニックになってしまうので困るんですよね。

千葉万歳!

ドビュッシーの世界を是非!

ドゥヴァイヨンによる恒例のカワイ表参道での講座、次回は1/18。テーマはドビュッシー。ただいま翻訳中です。

「ピアノのために」と「エチュード1番」を取り上げるのです…が!!その2つからDが引き出すお話が、これまでに増して非常に深く、広く、この2曲にとどまらないドビュッシー全体の世界が理解できて、かなり面白いです!

ドビュッシーの人格、歴史的背景、求められる音と世界、そしてその出し方、効果的な指遣いは練習方法。2時間で収まらないのではないかと心配しながら進めていますが、どれも省くのはもったいなく、なんとか全部お話できるよう頑張ってみます。

ドビュッシーを勉強する前に、まずこういったことを知っておくと、アプローチがぐっと変わると思います。演奏も指導も面白くもなる、そんな内容です。

学生さんも、ドビュッシーをなんとなく練習する前に、スケジュールを調整してでもいらしていただきたい、そんな講座ですよ!

今年はアクティヴに!

新年のご挨拶投稿をした矢先、能登の災害がありました。小中と7年間金沢に住んでいた私にとって石川県は第2の故郷でもあり、輪島、珠洲、内灘海岸…全てが温かな思い出です。現在も、輪島の幼なじみが避難所生活や車内泊をしているとのこと。自然の恐ろしさを思い知らされると同時に、毎日を充実して過ごしたいという思いを強めました。

ので、思いついたら実行!の今年。すでにいろいろ始めています。ブログでも積極的に様子を公開できたらと思います!

まずは近日の演奏会のお知らせ1つめ。

1月28日に、真嶋雄大さん企画運営の美女と野獣コンサートシリーズに出演します。自由にテーマを定めて良いとのことで、「フランス人から見たスペイン」というテーマを選んでみました。私たち日本人はヨーロッパ、と一言でまとめてしまいそうですが、それぞれの国から見た印象、生まれた音楽、面白いですね。

私が演奏するなかに、スペインの作曲家、モンポウの作品があります。あまり馴染みがないですが、なんとも印象的な曲。自分ほど「静寂」「無言」の音楽家はいないのではというほど、全てが静止し、まさに静寂の音楽です。スペインといえば華やか、カラフル!だけではない神秘の側面が聴けて面白いです。家庭が「鐘職人」で、鐘を日々聴きながら育ったこともあり、鐘も聞こえてきます。家が鐘職人とか。。すでに異色の面白さが垣間見られます。

真嶋さんのトークも楽しみ。リラックスして楽しみながら、少し教養もつく。とっても理想的な機会になりそう。

東京、中野坂上のベーゼンドルファーサロン。始めて伺う場所で楽しみです。ぜひお越しくださいね!

ぜひお越しください!

あけましておめでとうございます!

今年はどんな年にしようか…そんなことを考えるきっかけになる年明け。

私の抱負は、「毎日を彩り豊かに!」。

ちらほらと、これをやりたいなぁ、など思うことはあっても行動に移すとなると中途半端なことが多かったので、今年はアクティブに!と思っています。

毎日の些細なことこそ彩りの第一歩。ブログも少し活発にできればと思っています。

みなさん、今年もよろしくお願いします!

初ソロCDリリースの収録曲に寄せて~デュティユ ピアノソナタ

いつかCDをリリースするなら、絶対に収録したいと切望していたこのピアノソナタ。なぜか3楽章ばかりが演奏されるが、私は1、2楽章に強く惹かれるし、全楽章を通した時にこそ、この曲の持つ宇宙的神秘、そして強烈なエネルギーが光を放つ曲だと感じる。

1楽章はその見事な構成を理解するのに、相当な時間を要した。大まかな流れを理解して譜読みを進めたはずが、いくら練習してもどうも何かまとまりが悪く、魅力がでない。そんな時、分析の資料が手に入り、読み進めると、もっともっと細かなさまざまな要素が作曲家の手によって練り抜かれ、組み立てられていたことがわかった。糸を手繰り寄せるように、それらの流れについていくと、びっくりするような勢いが生まれた。音楽は作曲家が細部まで練り込んで作り上げている芸術作品なわけで、演奏家という立場をわきまえて作品へアプローチすることの大切さを改めて再認識した。

2楽章はとても不思議な世界だ。Lied(歌曲)とドイツ語で題されたこの楽章は、神秘的な節が聴こえてくるところから始まり、その節がぐるぐると細かな音の渦に巻き込まれていく。もごもごという感じのする世界は、水の中でその節が聴いているような、なんとも言えない不思議な耳の効果があり、私はなぜか、母親のお腹の中で聴いているような感じを受ける。

3楽章。この曲の1番の醍醐味は、徐々に増していくマグマのような猛烈なエネルギーと、縦横無尽に突き破る宇宙的大空間。そしてその中に挟まれた、この世のものとは思えない美しさのコラール。

変奏になっていて、変奏曲を経るごとに、徐々にテンポが増し、エネルギーが蓄積されていくその計算し抜かれた作曲家の技法。第一変奏からかなり速く弾いてしまったり、妙義を見せることを目指すと、この曲の魅力は半減してしまう。内に蓄積される強烈なマグマ的エネルギーをいかに操れるか。本当に苦労した。

3つの楽章全てを通して非現実なこの世界観を表現できた時、おそらくこの曲は最大の輝きを見せてくれるのだろう。

私のサイトはこちらから

https://www.rikakomurata.com

CDご購入はこちらから

https://tower.jp/item/5688577/Voyage-de-l’esprit~%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%81%AE%E6%97%85

初ソロCD エスプリの旅  収録曲について

先日投稿したフランク。もし「私も弾いてみたい!」と思ってくださった方があれば嬉しい。

…が、思わぬ難しさもある。笑

ピアノ用の編曲版とはいえ、オルガンをベースとしている曲。ピアノ用に書かれた曲にはない難しさがある。オルガンの2段鍵盤(両手)プラスペダル(足)という、実質3本分の仕事を2本の手でこなすからだ。

鍵盤上で手が左右に行ったり来たりが激しいので、結構アクロバチックな移動をし続けている。ところが出すべき音は瞑想的、そして内面的な静けさ。

このギャップが結構むずかしかった。

優しい笑顔で、全力で走れ、と言われている感じだろうか。笑

でも美しい作品に向かう喜びは計り知れない。

初ソロCD「エスプリの旅」収録曲について〜フランク

レコード芸術特旋盤に選出された私の初ソロCD 「エスプリの旅」。CDを手に取ってくださる方のためにも、今回収録した曲について、私の意図を少し書いてみたい。

まず フランク。

前奏曲、フーガと変奏 というタイトルのこの作品は、初めて聴くという人も多いかもしれない。実は元はオルガン作品。信仰心が極めて強いフランクは、オルガン奏者として教会に浸り、ミサの後は即興演奏を披露していたとか。そこから生まれたのがこの作品だ。

私が演奏したのは、バウアーのピアノ編曲譜をもとに、オルガン譜と照らしあわせながら、いくつか私なりに変更や音を加えたりしたものだ。

一度聴けば、頭から離れないほど忘れがたい美しさで繰り返される、なんとも悲しげなフレーズが心に突き刺さる。

悲しい、本当に悲しいメロディ。

知られざる名曲という言葉がぴったりだ。

心にちくっと突き刺さる作品ながら、オルガン作品という宗教性の強いものがゆえ、どのように演奏すべきかかなり悩んだ。ロマンチックに盛り上がりたくなる場所もあるが、それでは何か違う気がする。美しい曲はどう弾いても美しいので、ロマンチックに情熱を盛り上げても綺麗な曲に聞こえる。でもそれではフランクの意図したものとは違う。美しい曲こそ、その曲に適格な様式を見つけるのが本当に難しい。

フランク作品全般的にキーワードとなるのが、

「甘ったるくならないこと」

フランク作品には、強い信仰心からくる、内に秘めた極めて強いエネルギーがある。

今回の作品は、淡々と同じフレーズが繰り返され、フーガを挟んだ後、変奏されてそれが戻ってくる。淡々と、かつ、内なる一貫した強い緊張感のあるアーチが生まれた時、この作品が心の奥へ届くと感じ、今回の収録に臨んだ。

1人で、しんみりと、何度も聴きたくなる。。。そんな思いを共有できたら何よりも嬉しい。

CD購入はこちらから

https://tower.jp/item/5688577/Voyage-de-l’esprit~エスプリの旅

伝えることの美しさ

先日、以前教えていた生徒が留学を終えて帰国し、再びレッスンに来てくれた。何年ぶりだろう。聞いてみたら、12年ぶり。そしてなんと、彼女は当時私が彼女を教えていた時の年齢になっていた。

私は30歳の時、とある決意をした。それは、本格的な「良き指導者」になること。

「クラシック音楽界の未来を開くには、生徒よりも、まず先生の質を上げることが急務だ」と、とあるドイツの第一線で活躍する指導者が話していた。

良き指導者が増えれば、良い音楽家が増えるきっかけになるかもしれない。

とはいえ、私が目にしてきた本物の指導者たちは「深い教養、良い耳、幅広い知識、判断力、応用力」を兼ね備え、しかも「人間としてかなりの高みがある人」ばかり。

先生としての「手柄」など一切求めず、音楽と生徒に真摯かつ全力で向かう姿を見てきた。

なんて果てしない目標…

こうして、良き指導者を目指しての私の一生をかけての勉強が始まった。

久々来てくれた彼女は、レッスン後、こういってくれた。

「今、自分が生徒を教える立場になって、自分の中でまだ曖昧な部分がはっきりしてきた。自信を持って教えられるよう、さらにレッスンに来て学びたい」と。

指導者としての自覚と責任を感じ、より一層自分が学びたい、という言葉。私にとってこれより嬉しいことはない。

ーーー

私のサイトへはこちらから↓

https://www.rikakomurata.com/

猛暑…くるみの朝

いやぁ、暑い。🥵 口から出る言葉は「暑い」しかない感じの日々。我が家のプリンスくるみは、それはそれは夏が苦手。こんなに立派な毛をまとっているので、私たちで言えばセーターを2枚ぐらい着ている感じだ。

気温が上がらないうちに散歩に出ないと、全く歩かないので朝は6時前から散歩。なんとかして3キロぐらいは歩いてもらう。普段は1日10キロ歩くので、3キロはかなり少ないが、歩かないよりはましかな。

3キロ歩いたあとは、ゼーゼーハーハー。たーすーけーてー、という顔をしているので、去年から夏はお庭にプールを出すことにした。160センチぐらいのサイズ。

散歩から帰ると、プールに直行し、こんな感じ。

ま、風呂状態である。プールといっても、このサイズでは泳げない。

水風呂で戯れた後は、芝生でゴロンゴロン転がるのが日課。かなりこれが好きなようで、散歩中も、草を見るとゴロンゴロンと町中でコロがっておる。転がっている犬が居れば、くるみだと思ってもらって間違いない😃

このようなに散歩→プールと称した水風呂→ゴロンゴロンを一通り終えると、朝ごはん。そしてそのあとは、生乾きの毛をドライヤー。

ドライヤーが大好きで、すぐに寝てしまう。見よ、この脱力ぶり🙄

もういっちょ

こうして、お昼ご飯まで再び寝るのであった。

いい人生じゃのう、プリンスくるみよ。

私のサイトはこちらから↓

https://www.rikakomurata.com

むむ

先日、くるみの散歩をしていた時のこと。よく行く公園に行くと、隅の方から何か視線が。。。

その正体は、カメ🐢

全長40ー50センチはある大きなカメが何故かひろーい芝生の公園の隅っこにいて、私とがっつり目が合った。

広い公園の反対側におばさんが1人、ベンチで休んでいる。この公園は、江戸川という大きな川のすぐ手前にあり、江戸川の土手と細い道路を隔てたところに位置してる。

カメ??江戸川から間違えて出てきちゃった?

暑い中、干上がってしまうのではないかと気が気ではなく、Dに電話。Dは何しろ小さい頃家で亀を飼っていたのである。😃

私: ねえ、江戸川前の公園におっきなカメがいるんだけど、大丈夫かなあ。

D: カメ?そんなところで何してるんだろ?

私:警察とか電話して、川に戻してもらうべき?

D:いやぁ、亀は陸でかなり長いこと生きられるよ。

Dが妙に🐢に詳しいことに、安心なような不思議な感覚を持ちつつ、

じゃあ、このままにしておくね、と電話を切る。

そして散歩を続けながら気になって振り返ると、公園の反対側で休んでいた女性がゆっくり立ち上がり、亀の方に歩いて行った。やっぱり心配するよねーと思っていると、なんと彼女はヒョイ、とカメを持ちあげ、ショッピングカートのようなもの🛒にカメを入れ歩き出すではないか?!

そう、彼女はカメ🐢の散歩中だったのだ。

あんなに大きいカメ?

亀は散歩するのか?

などなど頭の中がぐちゃぐちゃになりつつ、世の中にはいろんな生き方がある。。。と、再確認したのだった。

私のサイトへはこちらから☟

https://www.rikakomurata.com

日常、遭遇したこと、思ったこと・・・を飾らず気ままに書いて行きたいと思います。