ドイツで運転免許 (6) <悪魔から天使に♪>

ぐふふふ・・・・  ^m^
ついに、ついに、ついに・・・
とれましたぁ!!!!免許!!!! やったー! ワーイ ( ^-^)o-o<※ ☆ パンッ なんでこんなにはしゃいでいるかと言うと、実は3回目だったのです。 3月、日本に一ヶ月間帰っており、4月にベルリンに戻ってすぐ3日目に、実は二回目の試験がありました。 左斜線走行に、目が慣れてるわ、運転の感覚忘れてるわ、時差ぼけはあるわ。 ただでさえ、無謀な挑戦だった上に、ベルリンに戻ってきたら、 教官 <君の車、変わったから。>( ̄o ̄)ボソッ え????今までクラッチの感覚を必死で覚えこませたのに。帰ってきたらその車は売り飛ばされ、TOYOTAが待っていたのでした。 教官 <ほら、きみ日本人だし、トヨタだからいいでしょー> ―そういう問題じゃないがな、こらぁ! というわけで、二日ほど練習し、有無を言わさず試験を受けたわけですが、 またも15分で敗退。 しかも、この時の試験官ときたら、すごぉーく感じ悪く、“あなた、最初から否定的な目でしか審査してないでしょう”、というタイプ。 “悪魔野郎”と私は名づけたのでした。
しかし・・・落ちた理由はもちろん私が悪いわけで、
1) 時速30km制限を見落とし、35キロで走行。
(解説:ドイツでは、30キロ制限区間というのがあります。狭い道などに入った瞬間に、それを示す標識が立っているのですが、カーブで必死になっている私は、カーブを終えた直後にある標識を見落とすことが多いのでした。30km制限区間は、入り口にその標識が立っている以外は、その区間が終わるまでまったく速度表示がない。一度見忘れると、確認できないわけです。)
2) 優先道路で徐行忘れ。
(解説:優先道路が特別指示されていない場合、信号のないところでは 右から来る車(道路)優先という決まりがあります。右から交わる道路があったら、速度を落として、その道路から車が来ていないか見なければいけません。)
という二つを犯し、例の“悪魔野郎”に、
<あーあー、そんなんじゃ全然だめだねぇ。クラッチもがたがただし。あーあー>
とぼろくそに言われて、帰ってきたのでした。
当然私は、猛烈不機嫌。一回目の試験同様、
(●`ε´●)ぷっぷくぷ~
となり、二回目の試験のBlogをサボっておりました。
2週間間隔をあければ3回目を受けることができるらしく、すぐに試験日決定。そして先日、朝8時20分から試験だったのです。(早っ!)
(私、結婚式も朝8時20分だったんですよねぇ。この時間に縁があるのだろうか。)
試験場に向かう途中は、教習所の先生と運転の最終確認をしながら行きます。その途中で、
先生いわく:
<うん、君にとって今回の試験がプレッシャーになるのはよくわかる。だって、3回目だし。3回目となれば、当然緊張も高まるよね。しかも、この試験落ちたらどうなるか知ってる?
3ヶ月は受けられないんだよ。君の場合8月まで受けられない。>
なにぃーーー???7月にフランスに行くので、そこで運転できるために1月からはじめたのに、8月じゃなーんの意味もない!!
・・・・がーん・・・・(-_-;)
だいたい、教官よ。なぜ、今この場でその話をする・・・・
おかげで、私の心臓は ばっくばく。演奏会より緊張してるじゃん!!
試験会場に着き、お金を払い、試験前にトイレに寄ったのですが、そこでも心臓ばくばく、手ぷるぷる。 (-_-;) 落ち着け・・・私・・・ 
せめて、やさしい試験官にあたりますように・・・。
車に乗り、試験官を待つこと5分。おはよう!と手を差し出したその試験官こそ・・・
あの、”悪魔野郎“ではないですか! 
どこまでもついてない私。つくづく実感。でも、試験官は選べない。というわけでスタート。
ところが、この悪魔試験官。今日は別人のよう。私が少しでも間違えそうになろうものなら、
<ほら、そこ一速だよ。そこでハンドル左・・・だよ>
<今のは、たいしたことないよ。がんばって>
などなど、救いの手の嵐。
あなた、優しいじゃぁないですか!いい人だ。(←安易な判断)
<ハイ、合格だよ!>
と、免許証を渡されたその瞬間から、彼のあだなは
天使の試験官♪>  
人間ってこんなもんです。はい。
とういうわけで、めでたく免許取得!ドイツの免許は一生ものだそうで、更新もないらしい。公式の翻訳さえつければ、日本も運転できるとか。これから楽しみ!!
参考までに:結局、3回も試験をしてしまったため、総額1800Euroほどかかりました。
一回で取れていれば1100Euro、二回目で取れていれば1450Euroぐらいで大丈夫だと思います。