柔軟に柔軟に 笑

年を重ねるごとに、思い込みって強くなる気がする。

つまり、頑固になるということか? ( ・∇・)

そんな中、音楽は自分を謙虚にしてくれる。

ありがたやー

今回の5/18の公演では、

ショパンエチュード作品25を私が全て担当し、
Dがドビュッシーエチュード全曲を担当する。

いやぁ、自分たちで決めておきながら、2人で

汗💦 

という感じの難しい挑戦だけど、それもせっかくなので楽しみたいところ。

よく知られた曲にはさまざまにニックネームもついていて、それがイメージの助けになる場合もあるが、逆にイメージを狭める危険もある気がする。

ショパンエチュードともなると、色んな国で、いろんなニックネームがついているようで、「革命」やらはともかく、挙句の果てには「滝」とか「階段」「ミツバチ」(あとは乗馬とかもあったような..)なども目にしてびっくりした。

タイトルって、子供に何かイメージを描いてもらうきっかけという意味では良さもあるけど、そんな周りの人がつけたタイトルを鵜呑みに曲に向かうと、それこそ「思い込み」もあって怖い。

折角の全曲練習を機に、慣れではなく、 ショパンの意図したであろうものを、可能な限り読み取りたい。というわけで、楽譜と睨めっこして考えることが増えた。

楽譜といっても、音符だけではなく、随所に散りばめられた言葉も、とても大切なメッセージだと思う。

当時は「天使のように」なんて具体的な楽語はそう書かないから、

「優しく」とか「面白おかしく」とか、そんな楽語から、

どんな優しさ、どんな面白さを指しているのかを、音を見ながら考えるのも面白い。

それにしても、「滝」ねえ。すごいニックネームだよね。

そりゃぁ、この全曲チャレンジは滝に打たれる修行のごとく私も鍛えられているが。。。

いや、おそらくそういう意味ではなく…

あっぱれ平凡 〜歳をとるのも良いね♪


先日Dがピアノの部屋から出てきて、すごく嬉しそうに:

「ねぇ、こういう風に、このトリルはこうやって入れるのかなあ、とか

そんな他愛のないことに頭を悩ませられるって、幸せだよね」

と話しかけてきた。

不思議なことに、私も全く同じことを感じている瞬間だったので、

すごく驚き、すごく嬉しくなった。

コロナ禍でさまざまに不自由で、身も心も不安定な中、

日常のそんな些細なことが愛おしく感じるようになったのかもしれない。

歳とったかなあ。(`・∀・´)

5月18日東京文化会館での演奏会を控えて、Dと互いに聴き合ったり

意見を交わしたりと試行錯誤を繰り返す中のちょっとした発見など、

些細なことも、これから少しブログでメモして行ってみようかな。

くるみ クルミ Kurumi

2歳半になったくるみ。なんと言ってもくるみは、ものすごく社交的!

通りゆく人みんなの顔を、1人残さず見ながら微笑んだり、声をかけてくれる人には二本足で立って「くるみでーす!こんにちは!」とばかりにハグしに行ったりして、(大型犬は立ち上がると、人間とハグしているような感じと変わらない)、通りゆく人たちみんなから愛されているようだ。

それはうちの庭にいるときだけではなく、散歩中も然り。

新聞配達中の、一見かなーり怖そうな顔のお兄さんにも、変わらずの笑顔で見つめた結果、そっと手を出して撫でてもらっている。

こうなれば才能だ。

そうこうして2年以上もここに住んでいるうちに、いつのまにか、私たちよりも街中に知り合いが断然多いことに気がついた。犬ではなく、人の知り合い。

家から2キロ以上離れたところを散歩しているDに、

「もしかして、くるみちゃんですか」と声をかけてくれる人もよくあるらしい。

すごーい。