リーズ国際コンクールを通して考えること ②

周りが海に囲まれ、島国である独特な地理関係にある日本は、今も村意識が強く根付いている。騒ぎを起こさない。波風立てない。必要があれば、人の意見に合わせるといったことすらある。
それはそれで1つのあり方だと思う。良い悪いの話ではない。生き残りに必死な状況で育った場合、譲り合いよりも割り込んででも生き残る、といった人や国だってもちろんある。それはそれで、やはりひとつの生き方だろう。
芸術を学ぶとき、それは日本人、西洋人、育ち・・・うんぬんではない。芸術は芸術であり、「芸術という世界」だからだ。
日本なら日本での生き方があるのと同じように、芸術を学ぶとき、芸術に触れている時は、日本でもなく、外国でもなく、”芸術という国を生きる“ことを学んでいかなければいけない。
「芸術の国」では、演奏家は創造主とは違う。創造主は作曲家だ。演奏家は、演奏をする。つまり芸術の国では、創造主の芸術を表にあらわす仲介者的立場となるわけだ。
続く