つかの間の夢・・・   

つかの間の夢・・・   
我ながら、ロマンチックなタイトルである。しかし、私のブログに限ってそんなわけなし。(=`^´=)エッヘン
2007年の3月に、ドイツで耳鼻科に行った話を書いた。まずはそれをご覧下され。
(開いたサイトの下の方の、2007年3/13の記事をどうぞ。)
http://www.rikakomurata.com/blog/2007/03/
そう、あれは3年前。冬空の空気に、のどをやられてしまい近くの耳鼻科に行った時。インターネットで、信頼できそうな顔の若いドイツ人先生の写真がのっていた耳鼻科に行ったところ、実際に出てきたのは半魚人だったという話である。(←いいのか、こんな要約で)
今、極寒の冬を迎えているベルリンで、またも先日のどをやられてしまった。4日ぐらいたっても治らないので、意を決して耳鼻科へ行くことに。半魚人におののいたにもかかわらず、外は雪世界なので、近くが良いということで、再びそこへ行った。
まずは受付で。
受付;以前いらした事はありますか?
私:はい、数年前に一度。
受付:(コンピューターをいろいろいじった結果)
あなたの名前は・・・・ないわ♪
私:(心の声)ないわ♪って・・・・・(-_-メ)
私:いえ、あの間違いなく来たのですが。
受付:新たな患者さんとして、もう一度手続きね♪ (←私が今、言った事は無視っすか・・。)
というわけで、私の半魚人との3年前の診察は、コンピュータ上には存在していないらしい。(謎1)
待合室で待つ事10分、診察室へ呼ばれた。
そして、握手を求めてきたお医者さんは・・・なんと!インターネットで見ていた
ドイツ人♪半魚人ではない!!!しかも診察室の隅には、秘書というか助手というか、若い女性がデスクに座っている。
私(心の声):半魚人には、助手いなかったけどなぁ・・・。(謎2)。
にこやかにあいさつしつつも、私は病院が苦手だ。やたら緊張する。右手と右足が一緒に出そうである。そんな中、奥へすすみ目の前にある椅子に、緊張しながら座ると、
医:あ、それ僕が座る椅子ね。向こうのいすに座ってね (・o・)
確かに、落ち着いてみれば、今私が座ろうとした椅子は、どうみても先生用である。
今のミスは、か・な・り・・・。
(* v v)。 ハズカシイ
=======
そして、問診が始まった。いつごろから痛くなったの? 熱や風邪の症状は???などなど・・・。そして
医者:何か家で薬は使いましたか?
私:はい、日本のトローチという薬と、それからスプレーをのどに・・
医者:スプレーって何の効果のスプレー?
私:( ゜o゜)ハッ 何って・・・えぇと、主人から勧められたので、何だったか・・えーと、えーと・・・(;^_^A アセアセ・・・汗)
医者:いやぁ、別にいいんだけどね。
そんなに大事なことじゃないから。(^-^)
私:コケッ! ミ(ノ;_ _)ノ =3   
心の声:(じゃあ、聞くな!・・みたいな・・・。)
そして診察開始。のどを見せるため口をあける。
医者:これから棒を入れるから、声を出してこういう風に言っ・・・・・・
ここで私は、
あ、これは日本と同じ、のどの奥を見やす
いように“あー”っていうのね。(・o・)
と察し、
私:先生の文章が終わる前に、<あーーーーー>と先取り♪
ところが何と医者の出した声は………………….
ヒェーーーー♪
(゜∇゜ ;)エッ!?
ヒェーですよ、しかも先生のする例は、かなりひょろひょろの、か細い“裏声”のような音である。
おかげで私は、先取りしてはじめてしまった<あーーーー>から修正し、
私:(* ̄○ ̄)アアーーーーー(* ̄о ̄)ヒェーーーー・・・・・・
と何とも情けない声を出すことになったのである。
こんな医者初めてだ。
それにしても、半魚人はいずこへ・・・・そして私との診療記録はいずこへ・・・。はたまた、 ヒェーーーと言えなんて・・・。
なんともなぞな耳鼻科である。
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知らぬが仏?!

顔は3人ともアジア、でも国籍は日、中、韓。外国に住んでいるからこそあるのかもしれない、そういうメンバーで先日とある中華料理に行った。メンバーに中国人がいる以上、彼にメニュー選びを仕切ってもらおうと言う話に。
彼は私たち二人に、何か好きじゃないものはある?と親切にも気を使って質問してくれた。少し考えている私たちに、
中:辛いものは大丈夫?
というので、真っ先に韓国人の子が、
韓:私、韓国人よ!私にそんな事聞くなんて!笑
と、ひと蹴り。確かにそうだ。(・o・)
更に、
中:ニンニクとかは?
との質問に
韓:(-_-メ) だから、韓国人だってば。
中:あ、そうだった。(^-^)
と大笑い。でもその彼女は、おそるおそる、できればコリアンダーなんかの香料の強いのはちょっと苦手なので避けてほしいかも・・。というので、ここぞと私も便乗し、私もそれは少し苦手・・・と付け加えておいた。
中:羊の肉とかは?
私:あ、それは私苦手!
こんな感じのわがままにも中国君は笑顔でメニューを探し、彼の一存で注文してくれた。
人に注文してもらうと言うのは、何が出てくるのか分からない楽しみもある。
そして、最初になにやら前菜が運ばれてきた。
いっただっきまーす!
と早速、口にしてみると、強いニンニクの味と共に、なんだか少しこりっとするようなやわらかいような不思議な感触。味はとってもおいしい。
韓:おいしいね。これなぁに? ニンニク?
中:おいしいでしょう!これ?これは肺だよ♪ (^-^)
と、何とも涼しい顔。
今、なんていいました???(゜゜)
中:肺♪
韓:(/||| ̄▽)/ゲッ!!!
私(心の声):は・・・肺??肺っすか? 
今、肺って言いました、あーた? ・・・みたいな。  (;^_^A アセアセ・・・
韓国彼女は、おいしい!と言っていたのにもかかわらず、
そこからそれには手をつけなかったような。笑
さすが中国君。頼むものがすごい。
しかし、それにしても辛いものは、ニンニクは?と質問するよりは
内臓は?と質問した方が良かったのでは・・。(-_-)
でもおかげさまで、普段食べないようなものをたくさん食べることができ大満足。しかもどれもこれもとってもおいしかった!
韓国彼女にとっては、知らぬがほとけ・・だったかな。
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仕方ない?

仕方ない?
日本語特訓中のDに、このあいだ
仕方ない
という言いまわしを教えてみた。
彼の頭の中では当然、漢字ではなく
SHI-KA-TA-NA-I
と覚えるので、どうも発音しにくいらしい。
いくらがんばっても
D:シタカナイ
となってしまう。(-_-メ)
D:シタカナイ シタカ? シカ?えーっと、シ・タ・カ・・・(・o・)
私:違うぅぅ。だから、し“か”た、だってばぁ。(-_-)
という問答を繰り返した末、
私:リカコ と同じように、 シカタ とおぼえて。 
二つ目は<タ>じゃなくて<カ>なの!
と言ってみた。すると、
D:ほう!(゜-゜) りかこ・・・しかた・・なるほどねえ!
と納得がいったらしい。でも、それからこう練習し始めてしまった。
D:
りかこ しかたない
りかこ しかたない
りかこ 仕方ない・・・
Rikako Sikatanai!
どう考えてもいやな響きである。
私;あの・・・その練習方法やめてもらえませんか。(・・;)
こんな毎日を過ごしております。
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意味のある練習をする ~テンポ~

だいぶ前になってしまったけれど、以前2つのことを意外と多くの人がないがしろにしてしまっているのが気になると書いた。そのひとつとして前回指遣いの選び方について書いたので、今日はもうひとつの点について書いてみたい。それはテンポ。テンポ設定と言っても良いかもしれない。
初めて曲を勉強するとき、ついつい音を読み始めたくなるかもしれない。でも作曲家が残したものは音だけではない。テンポを含む表示の数々も大きな宝物なはず。楽語を調べないまま演奏している人も多く、この意味は?と聞くと答えられない事がある。“楽語”というと硬い響きになるけれど、作曲家からの大切なメッセージと思えばどうだろう?決してないがしろにできないはず。それを調べずに音を出す事など絶対にあってはいけないと思う。決して忘れないでほしい。
話が脱線してしまったが、テンポについて。テンポって何だろう?それはいつも書いているように音楽にとっての心臓だ。みんなテンポをどうやって決めているのだろう?CDで聴いた時こんなテンポだったから?・・・それは一番まずい返事の一つだと思う。CDは誰かがそう弾いているだけであって作曲家自身でも何でもない。(もちろん作曲家自身のCDもあるけど)。でも意外と耳にする返事なんだよなぁ。この返事(・・;) 
テンポを設定するとはどういうことだろう。それは、最初のテンポを決めるということではない。全体のバランスをみると言う事だ。絵を描く時に画用紙に描く前に大体どういう大きさでここに家を書いて、この辺に山を書くとイメージするだろう。そうじゃないと書いてみてから、あーーー山を書く場所がない、などということになってしまう。
テンポも全く同じ。この曲は途中でテンポが変わる曲なのか。Accel.やrit., meno mosso やpiu mossoもテンポが変わる要素の一つ。どこまで速くするaccelerandoなのか、どこまで遅い必要があるritなのか。 A tempoという表示があるなら、ちゃんとA tempo=元のテンポ、の “元の”テンポと同じになっていなければいけない。ということは元のテンポはどこを指しているのか・・・、そういうものを全てみていくと、大体全体がバランスのとれたテンポの関連が見えてくる。その骨組みが大体みえてから始めて譜読みをするのだ。
もうひとつ大切な事は拍子。たとえば曲の頭にAndanteと書いてあるとする。でもそれは4分の4のAndanteなのか2分の2のAndanteなのかでテンポ感は全く変わってしまう。なぜかわかるかな。
4分の4ということは、心臓の脈になるのは4分音符。でも2分の2は2分音符だ。
たとえば メトロノームで60位だとする。その60が♩=60なのか 二部音符=60なのかで全く速度が違ってくる。
テンポは音楽の柱。でも音楽は呼吸している生き物だから、まっすぐ機械みたいにテンポを刻む事がin tempoではない。in tempoってなんだろう。
メトロノームという機械がある。これはとてもありがたい機械であるが、使い方を間違うととても危険な魔物だ。次回はin tempo、メトロノームの正しい使い方・・・そんな点を考えてみたい。
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おしらせ

日本を代表するヴァイオリニスト堀米ゆず子さんと、我が“D”パスカル ドゥヴァイヨンによるコンサートが行われます!是非お越しください。
●大阪公演 9月4日(土)18時開演 河内長野市立文化会館ラブリーホール
プログラム: バッハ 無伴奏バイオリン作品
        ショパン ピアノソナタ第2番
        フランク ヴァイオリンソナタ
●京都公演 9月5日(日)14時半開演 京都府立府民ホール(アルティ)
 プログラム:フランク ヴァイオリンソナタ
        細川 ヴァイオリンソロ作品
        フォーレ ロマンス
        フォーレ ヴァイオリンソナタ 1番
●東京公演 9月7日(火)19時開演 東京文化会館(小) ライブ録音
       プログラム:京都公演に同じ

つぶやき

人々が以前より優しくなった気がする・・・そう感じていたら
変わったのは自分だったということに気がつかされたこの夏。
肩の力を抜いて、生きていこっと。

せんくら

今年も参加させていただくことになったせんくら(http://sencla.com/)ですが、
なんと7月1日の発売開始まもなく、私たちの連弾公演が売り切れとなったそうです。
ご予約くださった方、ありがとうございます!
2台ピアノ公演のほうは連弾公演よりホールがさらに大きいため、
まだチケットをお買い求めいただけると思います。
こちらの公演では、私たちが今年イチオシするプログラムがあります。
それは、
ウェストサイドストーリー!!
映画に出てくる踊りの数々を二台ピアノ編曲に編曲した
演奏機会の少ない非常に素晴らしい作品です。
この機会をお見逃しなく!!!
仙台でお目にかかれるのを心待ちにしています!!

あなたまで・・・。

今ですか?
はい、38度です。←やけくそ
しかも電車の中は50度ぐらいらしい。
38度ってどんな感じですか??というあなたへ・・・。
こんな感じです↓
Rosoku1.jpg
これは、喫茶店のテーブルに置いてある(はずの)ろうそく。熱に負けてへたれて
倒れております。
アップはこちら↓
Rosoku2.jpg
暑さに溶けそうなのは、私たちだけじゃなかったらしいです。
たすけて・・。
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あぢい・・・・

昨日ベルリンの気温が36度になって、
14年住んでいて初めてだ、こんなの・・・とくたばっていたら、
今日の最高気温の予想は
38度!!! 
38度って・・“高熱”ってやつですよね。普通の
風邪の場合。
今から5か月前は、雪が解けない長ーい冬を送っていて
マイナス20度あたりを記録したわけだから、その時との気温差は
60度。(・_・;)
体がついていかないのも無理がないって感じ。
さらに追い打ちをかけているのが
エアコンのない国、ドイツ。
バス、電車、喫茶店、レストラン、各家庭
どれもこれもエアコンなし。扇風機が回っていれば
ラッキーなほうである。でも38度の空気を扇風機でまわされても
あまり変わらないけど。
ただ寝ていても汗が出てくるって感じ。少しでも動いた日には
大変である。体温より高いわけだから当たり前だけど。
というわけで、長い冬に続いて
異常な暑さにへばっている私のつぶやきでした。

日常、遭遇したこと、思ったこと・・・を飾らず気ままに書いて行きたいと思います。