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NAGAREYAMA国際室内楽 出演者紹介!

今日はクラリネットのチャーリー。チャーリーについては、どう表現すれば良いのだろう…全てにおいて独自の世界がある、という感じだろうか。クラリネットを吹けば、アイディアが溢れだし、ペンを取れば、さまざまな曲を自在に編曲してしまう。かと思えば自作の作品もたくさん。全てを一瞬でチャーリーワールドにしてしまう魔法の持ち主といった感じだ。彼は博識で知的。おそらく大きな好奇心と向上心の賜物なのだろう。

音楽を離れると、彼はとにかく辛いもの大好き!わさびをそのまま指につけて食べて延々としまうほどとか🤨 一緒に中華に行った時も、とにかく辛いソースを、ラー油を!と店員さんに要求していたのが印象的。アーティストらしく、なんでも突き詰めるのですねぇ。笑

私は彼の話し方がとてもチャーミングだといつも感じる。なんていうか、歌っているかのようなリズムがあるんですよね。Oh No! Oh Yes!すら、歌の歌詞のようなイントネーション。体に音楽が流れているのでしょうか。

演奏も、演劇のようなクラリネット捌きが印象的ですよ!


そんな彼のクラリネット演奏は誰にも真似できない独特の魅力がある。百聞は一見にしかず。彼の室内楽の世界に浸りに来ていただきたい。

音楽祭の詳細はこちらから↓

NAGAREYAMA国際室内楽音楽祭2024

アンサンブルのレッスンを受けられます!

「すっごく貴重な機会です!」
クラリネットとピアノのアンサンブルマスタークラス。
なんとクラリネットを代表するチャールズ ナイディックとパスカル ドゥヴァイヨンによるアンサンブルレッスンを受けられます。

クラリネットの方もまだ申し込み可能ですよ。アンサンブルでの申し込みのほか、個人での申し込みも可。是非是非!

詳細はこちら↓
https://www.philiahall.com/html/series/241027-29.html

NAGAREYAMA国際室内楽音楽祭 出演者紹介!

フルートの高木さんは、実はまだお会いしたことがない。前回ご登場いただいた、フルート第一人者の工藤重典さんも太鼓判を押す高木さん。この若さで、この大活躍の忙しさで、3人の子を育てていると聞くだけで、何か非常に強いエネルギーを感じる。

前回紹介のチョーチンは、なんと「随分昔に綾子さんにお会いしてことあるので、再会が楽しみ!」と言っていて、思わぬところで繋がった!

絆から絆、友人から友人へとつながる喜びは計り知れない。

皆さんも、楽しみにしていてくださいね!!!

NAGAREYAMA国際室内楽音楽祭 出演者紹介!

今日はチェロのチョーチンを紹介してみます。彼女はベルリン留学時代から知っているのですが、いつになっても自然体であるのが魅力。多分チェロは楽器ではなく、身体の一部なんだろうと感じるぐらい、

楽器から泉のように音楽が溢れ出ます。

そんな彼女はおしゃべりも大好き。「あたしさー、こんなに喋るのに

趙静(ちょう しずか)って名前なんだよねーわははー!」

なんて大騒ぎするかわいい一面もあります。

そんな彼女も今はママとなり。娘ちゃんは目に入れても痛くないぐらいのかわいがり用。愛情たっぷりで、エネルギー溢れる芸術家ママはとても魅力的です。

文字通り、1音目から圧倒されるアーティスト。彼女の熱量は絶対に生で味わっていただきたい。チェロといえばドヴォルジャーク。初日のドゥムキは果たしてどんなオープニングとなるか、今から楽しみです。

金沢!

仕事で金沢に来ている。いしかわミュージックアカデミー。

ここではたっくさんの嬉しい再会になった。

まず、先生方、伴奏者、通訳、運営スタッフ紹介の打ち合わせ現場。

伴奏者として紹介される子たちほぼ全員が、パスカルが桐朋でレッスンしたことのある子ばかり。私も通訳で何度も彼らの成長ぶりを応援してきたので、それぞれが一歩ずつ活躍する姿が、なんとも言えなく嬉しくて仕方なかった。

先生方も然り。嬉しい再会もたくさんあれば、お互いに名前は知っているのに初めてお目にかかる方々もたくさん。会場に移動するバスに乗るまで、そしてバスの中で、たくさんの嬉しい会話が生き生きと交錯していた。

そして私はというと、子供の頃、金沢で育った。金沢はたくさんの思い出がつまった故郷。あっちもこっちも行ってみたい気持ちを抑え、心の中で懐かしの思い出旅行をしつつ、仕事をする日々。

いしかわミュージックアカデミーは26年目だという。人と人が繋がり、音楽の輪が広がるこういったアカデミーは大切にしたいなと感じる。

NAGREYAMA国際室内楽音楽祭 出演者紹介!

今日はヴィオラのサンジン キムさんのご紹介をしてみます。人懐っこくていつもご機嫌な彼。のんびりしている感じの彼から、あの演奏時の集中とエネルギーはどうやって生まれるのだろうと思っていたら….

わかりました‼️

ある時、韓国の音楽祭の後、車でホテルまで送ってもらったのですが、ぎゃー!かなりのスピード狂。というか、よく言えばびゅんびゅん、切れ味の良い運転で、彼の別の1面をみた気がしました。😆

人は見かけによりませんねえ。

ヴィオラは、室内楽のグループ演奏で最も表情に関わると感じます。濃淡、緊張弛緩、息遣い、そういった音楽の命に関わる部分をいかに

彩るか。素晴らしいヴィオラ弾きが加わると、ガラッと変わるのを何度も聴いてきました。

サンジンは、名ヴィオリストの1人で、韓国でも引っ張りだこの大忙し。そんな中、流山の音楽祭は、何としても参加しようとしてくれる。

極上のヴィオラ、是非ご堪能あれ!


NAGAREYAMA国際室内楽音楽祭 詳細&チケットはこちらから

   村田理夏子公式サイトはこちらから

NAGREYAMA国際室内楽音楽祭 出演者紹介!

アーティストとお客様が1つの家族のようになりたい、それがこの音楽祭で私たちの目指すもの。

アーティスト一人一人の顔を知ってもらうことも、その第一歩かなと感じます。

まずはヴァイオリンもフィリップ グラファンのご紹介です。

彼のヴァイオリンから出てくる響きには、聴いたことのないような優しさがあります。演奏するというより、彼が楽器を持つと身体と楽器が一体になって、楽器から心の声が聴こえてくるような感じです。素晴らしい人柄で、音楽を心から信じる本物の詩人です。

そんなアーティスト風の彼は、いつも何かぼんやり考えているのが特徴。宇宙と交信している..と私は表現しています。笑

なので私と話している時も、時々上の空。ふんわりしています。笑

フィリップ時間というのが流れている感じで、本番前も出番1分前に、いきなりトイレに行ってしまったり、ハラハラドキドキ。

でも持ち前の澄んだ心で、演奏会となると見事な世界へ私たちを連れて行ってくれます。

NAGAREYAMA国際室内楽音楽祭、始動します!

様々な紆余曲折を経て、新しい主催者のもと、素晴らしい環境でパワーアップして2024年バージョンが開催されることになりました。

今回のスタッフたちは皆、クラシック音楽に通じていて、非常に心強いサポートを感じます。アーティストたちも、まさに室内楽の名手が勢揃い。加えて、ナレーション、そして、今年は進行役も加わってもらい、華やかかつ、心を揺さぶられる作品勢揃い、そして楽しみ満載の公演の数々です。

これから少しずつ、皆さんが楽しみになるような情報を更新していきたいと思います。

まずは、記者会見の様子、そしてこれまでに出していただいたニュース記事をご紹介します!

記者会見の模様

記者会見での演奏。ホールの響きがいかに室内楽に最高かを、メディアの皆さんに体感していただきました。

そして、記事が出ました!

ぶらあぼさんの記事↓

ぶらあぼ

ぴあニュースはこちら↓

ぴあニュース

村田理夏子公式サイト

はこちら↑

ピアノは〇〇ではない

最近さまざまなレッスンで、とにかく体ごと非常に強い力で押し込もうとする弾き方を目にする。感覚を言葉で伝えるのは難しいので、いろんな言葉を駆使したり、音で示したり、弾いて見せたり…時間をかけて丁寧にそういったやり方を説明していくと、ふと何かが見つかる瞬間に出会う。そしてその時、複数の生徒から共通して面白い言葉が返ってきた。

見つかった瞬間、みんな

「これだけでいいんですか?🥹」「楽だ!」

そこで私は即聞き返す。これだけ?ってどういう感覚なの?今まではどう感じてたの?

私も彼らは何を勘違いしていたのか学びたいからだ。

すると、皆、とにかくピアノに全身でぐいぐい入ったり、練り回したり、とにかく

もっと全身で弾くことが良いことだと思っている節がある。でも、私たちに必要なことは

「ピアノという楽器を操る」

こと。自分が求める音が出るよう、

①鍵盤を絶妙な速度で下ろし

②出た音を耳で追い、他の音とのバランスを聴き

③必要に応じてペダルを駆使する。

簡単に整理すると、技術的にはこの3つで音楽を生み出しているわけだ。

①の鍵盤を絶妙な速度で下すには、指が自由に作業できる必要がある、なぜって、鍵盤を下ろす「細部の速度コントロール」は指にしかできない繊細な作業だから。

とある生徒さんは

いや、もっと「腕立て伏せをするような感じ」で腕をぐいっと押し込んでいました。

と表現してくれた。とてもわかりやすい表現で私も勉強になる。腕立て伏せだと、腕から指へぐっと押し込む印象が伝わる。

でも実際腕はピアノ演奏でどういう時に使うのか? それは

指先へ「速度を」送り込む時。

野球のピッチャーやバドミントン、テニスのように、遠くに音を飛ばしたい時に、ある程度の速い速度で鍵盤を下ろすので、指だけでは不可能だからだ。

だから腕立て伏せでは指にのしかかってしまう感じなので、指は自由に動けないのがわかる。

ピアノを弾く時、瞬間的に全身からかなりのスピードを指先に送ることもある。その瞬間、前かがみになる印象があるが、直後にそれを吸収し、音を出した直後はもう指は軽くなっていなければいけない。次の音や次の移動ができないから。

そう考えると、鍵盤に重さがぐいっと乗っかっていることは、まずない。ところが多くの生徒は

かなりの指への負担をかける弾き方をしていて、腕が疲れるという現象が起きている。

下手すると腱鞘炎になったり、ピアノ側は弦が切れたり。

手が疲れるのも、弦がやたら切れるのも、練習した証(あかし)ではなく、やり方を変えた方が良いかもしれませんよ、と言うメッセージと捉えたい。

鍵盤の左右端っこの黒いところに、測りがあると面白いのに、と思う。鍵盤に何キロかかってるか出る仕組みとか。(笑) 鍵盤の底に何キロもかかり続けてることはないんだよ。むしろ、鍵盤の底がトランポリンみたいで、弾力ある感じで次々弾いてる感じかな。

よく生徒に言う

ピアノはフィットネスマシーンではないよ!

村田理夏子公式サイト