「日常」カテゴリーアーカイブ

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えーっと、わたくしは今オランダです。例年同様、フランスアルプスのクールシュヴェール夏期国際音楽講習会に5週間どっぷりと滞在し、生徒さんからたくさん勉強させてもらい、その後昨日からは、Dと二人での仕事のため、オランダのとある町に移動してきたところなのです。
ここでの滞在先は、ホテルではなく、とある方のお宅。森の中にひっそりとたっている一軒家。いやぁ、普段ベルリンの町中でアパートに住んでいる私には、森の中の一軒家生活は、まったくの別世界。
緑や、小川、小鳥のさえずり・・・・そんなステキな森のなかの一軒家。幸せだぁ♪
ルンルン♪
る・・・・・・ん?
(∵) ん?
そんなわけなーい!(>_<") 私のブログで、そーんなうまい話があるわけがないわけだ。 えぇ、えぇ、もちろん緑はあり、そして小鳥はおります。 しかーし!それ以外のものもいるわけです。 それは、 とある 虫。 正確には 虫たち。 それは私とDが最も苦手とする野郎(以下K)である。普段から、ドイツの住まいでも、Kが家に出現した日には、私とDは大騒ぎ。靴を持って、狙いを定め、 エイ!と一撃。といっても、実際は恐怖のため、この一撃にたどりつくまで相当時間がかかったうえ、そのあとコロンところがったKを、すでに命がないのにもかかわらず、触ることができず、二人で震えている始末である。 Dがいない日には、悲しいかな、私が戦うことになり、靴を持って(もちろん、選ぶのはDの靴です。(-ω-)/キッパリ)最初のうち30分ぐらいは勇気が出ないままKを見つめる羽目になっており、ひどい時には一人では無理なため、友達の勇気をも借りようと、電話をし、片手に電話を持って、生中継しつつ応援をもらいながら "エイ"といくのでした。 このKが、この森の家には山のようにいるのである。しかーも、サイズが並ではない。 特大 である。私たちが使わせてもらっているバスルームは、電話ボックス一個半ほどの超ミニサイズ。この中にシャワーと洗面台と、トイレがある。当然一人以上入れない。 この狭いバスルームに、昨日到着してすぐの時点で、10匹はいた。しかも一人(?!)当たり、直径4-5センチサイズ。人間は一人しか入れないバスルームにこんなにたくさんも住み着くなんて、生意気だ。(-"-) そういうわけで、私たちはこの家に来る前から緊張をしているわけだが、それでも到着し、家主であるマダムに、ふたりでできる限り最大のにっこにこ笑顔で挨拶し、少しお茶をいただいたあと、マダムに"また明日ね"とごあいさつ。 そして、私とDはくるりと向きを変え、二人で顔を見合わせた。ふたりとも <超、"真顔"> である。語らずとも、われわれは、 いざ、戦場へ・・・。という気合いの確認なのであった。 といっても、戦場へ向かっていただくのは、 もちろんDである。(= ̄∇ ̄=) ニィ バン、ドン、うぉー、ひぃぃぃ・・・という戦いの音(弱そ・・)が聞こえた後、Dは靴を持って誇らしげに出てきた。 ありがとう、Dよ。この時こそ、男らしく見えたぞ。 ちなみに、Kと闘う時と、固いビンの蓋を開けてもらった時、私はDの男らしさをたたえている。(←それだけ?) Kとの共同生活、あと数日の辛抱だ・・・ PS.この家主マダム、ここの森は、私の所有物なの♪というので、Dが 何平米あるんですか?とたずねたところ、 6ヘクタール と返事が返っていた。平米・・・ではなかったらしい。規模が違う・・。 私のサイトFromBerlinへは こちらからhttp://www.rikakomurata.com

ミニ理夏子 1) 内緒話?

小さいころ、この上なく牛乳と睡眠が大好きだった私(牛乳は毎日1リットルは飲んでいたと思う)は、その結果?!メキメキと成長し、日本の電車のつり革には、当然と言ってよいほど頭がぶつかる身長まで伸びてしまった。でも、その私にだって、もちろん”小さい”頃というのがあったのである。(=`^´=)エッヘン
・・・・・・(・_・;)
(=`^´=)エッヘン
と書いたものの、思い出す話は、おっちょこちょい話ばかりである。
私には3つ違いの兄がいる。兄弟というものは、生存競争が激しいものだ。私が生意気を言ったせいで、兄の機嫌の雲行きがおかしくなり、私の立場が悪くなったりすると、もう勝ち目はない。
そこで、ミニチュアRはある時、
ミニR:そうだママに見方になってもらおう  (。・_・。)ノ
と、小さい脳みそで考え付いたのであった。
で、その手段とは、
R:お兄ちゃんが意地悪する!
と、自分の生意気を棚に上げ、母親に内緒で告げ口をすることであった。
我ながら可愛げのないガキである。
しかし、ミニRは、もちろん脳みそもミニチュア。この作戦の結果、
待っていたのは悲劇であった。
ある時、やはり私の発言のせいで雲行きが悪くなったとき、ここぞとばかりに、
さささ・・・っ  ,,,,,,,,,,,,(((( *≧∇)ノノノ
と母親の横に行き、こそこそっと母の耳に
ミニR:お兄ちゃんが意地悪する
と囁いた・・・
つもりであった。
が、(・_・;)
その直後、つかつかっと近づいてきた兄に
ポカっ 
と叩かれたのでした。
ミニR:なんで、お兄ちゃんに聞こえちゃったんだろう。(;^_^A アセアセ・・・
なーんと、わたくし、ミニRは、
耳と耳をくっつけて話をしていたのでした。つまり、母親の横に並び、母の耳に私の耳をくっつけ、 
お兄ちゃんがね~  ( ̄- ̄)
と得意げに告げ口していたのである。当然、みんなに聞こえたわけだ。
それにしても、アホである。
というわけで、ミニRはさらに苦戦を強いられることになったのでした。
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あっぱれ D

先日Dとの、ふとした会話から気がついた・・・。
‐Dは自国の国旗を知らない
(-ω-)/ どーなの、それ?
と思った私だけど、良く考えれば日本のは、非常に簡単である。
そのうえ、他に似たような旗の国はない。
フランスは、赤青白の3色である。それはDも知っている。でもその3色が
どういう順番でならんでいるのか、そして、それどころかその3色が縦に並んでいるのか、横になのかすら、あいまいなのだ。
すごいフランス人だ。
どうしてこんな会話になったかというと、先日Euro2008というサッカーの大きな大会が行われていた。われわれの住んでいるドイツは、もちろんサッカー王国。
自国の試合の日となると、老若男女をとわず、誰しもみんな、通りで自国の大きな旗を体にマントのように巻きつけて歩いたり、応援歌を歌いながらあるいたり、あるいはほっぺに、小さくドイツ国旗を書いたりしている。サッカー場の近くとかではなく、普通に住宅街でこんな光景とは、本当にすごい。
なので電車なんかに乗ればすぐ、あ、今日はドイツの試合だ、とわかるわけだ。ごっつい怖ーい顔で刺青なんか入れてる工事現場系おっさんすらも、カラフルにほっぺやおでこ旗を書いて乗ってこられた日には、かわいくすら見える。
家にいて試合を見ていなくても、ドイツが点を入れればその度に花火が上がり、角笛が鳴る。なので試合経過もなんとなくつかめる。本当にサッカー王国である。
と、そんなわけで、フランス人もほっぺに国旗を書くの?などとDと旗の話をしていたら、
Dがフランス国旗のちゃんとした模様を知らないことがわかったわけ。
ふと、考えてみた。日本の国旗を顔に書いたのをあまり見ないけれど、どう考えても
赤い丸が顔にあるのを想像するに、変である。
ほっぺに書けば、おたふくさん
鼻に書けば、ピエロ
おでこに書けば、インド人である。
うーん。(・_・;)
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ドイツで歯医者さん(3) -親知らず-

(´- `)フッ(´― `)フフッ(´―+`)キラッ
生還♪
終わった…終わったぁー!
右下、おやしらず治療終了♪
私の親知らずは、下二本とも見事に横に倒れていて、
他の奥歯をぐいぐい押している状態。だから、歯茎を切り開いて、歯を砕いて取り出し、
また糸で縫うという、ミニ手術なわけ。
緊張する中、家を出る前に、腫れて顔の形が変わることを怖がっている私に、
パパからの応援(?)メールが届く:
パパ:思いがけず美人になるかもしれないぞ ( ̄― ̄)ニヤリッ
こんなエールを胸に、歯医者に向かったのでした。何たる父親 (-o-)ボソッ
ドイツでは、知人の話によると、歯医者さんでは親知らずを抜けない場合があって、紹介状を持って病院にいくことになるらしい。その場合、目隠しをされて、“手術室”・・・っという雰囲気になる場合もあるとか。
なぜか私の歯医者さんは、自分の診療所で、ふつうにやる気満々。私にとっても慣れた場所なので、安心。しかも彼は麻酔の注射が本当にうまい。ゆっくり息を吸ってね~といわれているうちに、チクッとしたかどうかすら怪しい、というほどしか感じない。
麻酔が効いてしまえば治療中はなんにも痛くないので、ひと安心。
・・・・ただ・・・・
治療中、ものすごい勢いであご骨を押すために、対角線上にある左の耳の下のあたりからあごが外れそうになる。一度は、ちょっとまって・・とお願いして、顎を休ませてもらった。
口の中は、まさに工事現場。ガーガー、ゴンゴン、ギ―という音に絶えること1時間、
やっと取れたらしい。どうも、根っこがしっかり植わっていたようで、それを取るのに
相当苦労していたみたい。
先生が声をかけたので目を開けると、先生の手には、長-い糸が・・・・
-歯茎を切り開いたので、縫うからね~。
(私:あなたの家庭科の成績が良かったことを祈るばかりです・・・・)
というわけで、糸でピッと縫われ、頬を冷やす道具と痛み止めを受け取り、終わったのでした。
帰り際、例のアシスタントA子が
大事なことが二つあるわ♪
―腫れないために、今からすぐ冷やし続けるのよ。腫れないためによ、大事なのよ、腫れないために・・・!!
それとね、
―寝るときは、抜いたほうの右側のほっぺたを絶対下にして寝ないでね。
すかさずA子に私は:
―寝るときは、左を下にして寝るけど、眠ってからはどんな方向になるか保証できません・・・(・_・;) 
と告げておいた。
“腫れないために冷やして!”・・・を10回ほど繰り返されたため、
私は、それから夜まで、ずぅぅぅぅぅっと頬に冷やすものを当て続けておりました。
そのおかげか、翌日全く腫れず、やった!と思い、翌日は冷やさずに生活していたところ・・・
その夜、ずんずんと鈍い痛みが・・・。
そして、ぷくっとほっぺたが少しだけ腫れたのでした。
おそるべきA子。タカをくくって二日目に冷やさなかったために、少し腫れてしまった。
‐冷やすのよぉ! ヽ(`○´)/ 
と力説していたA子の顔がよみがえる。
Dは,そんな私の顔をじっと見て:
―うーん、それは間違いなく腫れてるね。単に太っただけではない・・・。
と。(-_-#)
この腫れ、いつおさまるのかなぁ・・・というか、まだ左下に一本あるし・・・。
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ふむ・・。

時々、外国人からふとされる質問に戸惑うことがある。
この間、ある日本のレストランで、私が
“お水をください”
と言ったのを聞いた韓国人の友人Kが
K: ねえ、お水の “お” って何? と。
すかさず私は
―丁寧語だよ。(^。^)
と回答。
K:でも、なんで人間じゃなくて、物に対して丁寧に話すの?
私:物に対してというより、その方が会話がエレガントになるから。ほら、”みず“っていうよりね。
K:でもさ、机をお机とはいわないでしょ?お学校とか・・・
私:ん・・うーん。(;^_^A アセアセ・・・
(。・_・。)ノ はい、わかりません  ←私、そそくさと降参
てなわけ。確かにそうだけど、疑問を持つ視点に驚く。
先日は、ある演奏会を聴いていて、1曲目が終わった直後、ぱちぱちと拍手をしていたら、隣にいたルーマニアの友人が
―ねえ、“か”と“こ”ってどう違うの?
私:へ??
友人:ほら、YurikoとYurikaとかのoとaの違いって何?
(私の心の中)
って、私たちいま演奏会だよねぇ・・・。なんでまたそんな質問が。(+_+)
ちなみに、私はこう答えておきました。
―――それは、oとaっていうより、“子”と“か”では、漢字が違うんだよ。
子は基本的に、“女の子”という意味でつけることが多いけど、“か”は漢字によって華(はな)とか香(かおり)とか、いろんな意味合いがあるんだ。Oとaとかじゃなくて、使う意味が違う
友人:へえ。なるほど。
ってこの会話、演奏会の曲と曲の間に行われたわけ。あまりに突拍子もないところから、音楽と全く関係ない質問が来るから、落ち着いて聴いてられない・・・。
そういえば、フランス語でもある。
Pas terribleという言い回し。Pasは否定の言葉(英語でいうnot)で、terribleは英語と同じで“ひどい”。なので、普通に考えると、pas terribleは 悪くない わけだ。
私がベルリンに来て間もないころ、レッスンで演奏して、師匠であったDに
―Pas terrible―
といわれるたびに、あ、悪くないんだ! (^。^)
と喜んで帰っていたのでした。
で、数ヶ月後、本当の意味を知った時の衝撃は・・・・
Pas terribleは “良くないねぇ”、あるいは “良いとは言えないねぇ“ という言い回しなのでした。(>_<”) こら、まぎらわしいぞ、フランス語!

ドイツで歯医者さん(2)

く…来る…とうとう来てしまう、恐怖のXデーが。もう数ヶ月前から、緊張しっぱなしである。
そう、お・や・し・ら・ずを抜く日がとうとう来てしまったのだ。
よりにもよってなぜか、“こどもの日”。カレンダーを見るたび、はぁ・・((+_+))と
ため息ばかりだ。
ところで、うちの歯医者さん。前のブログにも書いたように、アシスタントの子がなにかと面白い。とは言っても、本人はいたって真面目なわけだが。
先日、そのアシスタントの子に担当してもらった。彼女は、背が小さい。で、小さい彼女が診療するための椅子に座るとさらに当然低くなる。その場合、私たち患者としては、彼女が自分の椅子の高さをあげてくれれば良いのであるが、彼女はなにしろ生まれ持ってのマイペース。診療台に寝ている私の口の高さが彼女の背丈に合うよう、限りなく診療台を倒していくのである。
診療室のシステムは、ドイツも日本と全く同じ。診療台に座って、治療を始めるとき椅子の背を倒していくのだけれど、普通180度まで倒すことすら珍しいと思うんだよな。でも彼女は220度ぐらいまで倒す。どういうことかわかります?つまり頭のほうが足より低くなるまで倒すわけですよ。頭に血がのぼるじゃん!そう。本当に頭に血がのぼっている(下がっている??)こと多々あり。なわけです。
で、彼女(以下A)は治療中ふと、自分の世界に飛んで行ってしまう。その日もまた、ガーっと治療中、ふと彼女が手を止めた。そして、飛んで行った・・・・・・
A:私ね、音楽って素敵だと思うわ。クラシックを聴くのがすごく好きなの。
私:んが・・・(口の中に、つばを吸い取るものを突っ込まれておりますんで、こうしかしゃべれません。)ちなみに、んが=そうですねぇ。(訳)
A:私、全然自分では演奏できないけど、いろいろ聴くのよ♪
私:がぁ・・・ (訳=そうですかぁ) 
A:この間なんてね、交響曲を聴いたの。ベルリオーズの!
私:ほへ・・・ (訳=へぇ)    *心の声:って、えらいマニアだな、趣味が。
A:あの曲には、愛を感じるわ!愛よ愛!すてきねぇ・・・・(* ̄。 ̄*)ウットリ
私:・・・・・            
どうでも良いが、血がのぼる・・・と苦しんでいたところ、彼女は我にかえり、また無言で、がーがーごりごり治療を始めたのであった。
こんな歯医者で私は、こどもの日に歯を抜くのである。うぅ・・いやだぁ・・・。
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ドイツで歯医者さん (1)

私のかかりつけの歯医者さんは、とっても良い人♪ベルリンに来て間もないころから
お世話になっていて、その当時は私のドイツ語がまずかったため、悪戦苦闘。
それでも熱心に歯の状況とこれからする治療を身振り手振りで伝えようとしてくれる頼りある若い歯医者さん(以下G先生)。そして、そのアシスタントとして歯のお掃除などもしてくれる女の子(A)。この二人がもう10年来、私の担当医である。
で、このアシスタントの子が何とも言えない味なのだ。彼女はおそらく私より数歳若いと思う。もともと、事あるごとに自分の世界にすーぅっと入っていそうな、独特オーラが出ている。ある時なんぞは、治療中にふと、
A: ねえ。結婚ってやっぱり良いものかしら・・(¨ )
と遠い目で尋ねられ、
私:へ? (・_・;) あ、まあ良いんではないでしょうかねぇ。
と歯切れのない返事をした私。歯医者でこんな会話あるのか、普通・・・。
その彼女が先日治療に行った時に、顔を見るなり。
A:あなた、ご主人ともうすぐ演奏会するんだってね、ベルリンで!
私:えー、何でご存じなんですか?
とまたまた、歯医者というより近所の奥さん・・ってな感じの会話である。なんでもクラシック音楽を聴くのが趣味だとか。それで演奏会情報を見ていたらDと私の名前が目に入り(Dもこの歯医者でお世話になっている)早速チケットを予約したらしいとのこと。
A:しかもね、G先生ご夫妻にもその話をして、予約させちゃた♪
私:あのぅ・・・・。G先生はクラシックなんぞ興味ないのではないでしょうか・・・かえって迷惑では・・と気をもんでいるうちにG先生登場。
G先生:いやぁ、元気?君たちのコンサートのチケット予約したよ!アシスタントAに勧められてねー。で、どんな演奏会? ←(ってチケット取ってから質問?)
私:えーっと、○×団体というのが企画していて・・・・二台ピアノで・・・。
G先生:ふーん。ところでそれってクラシック音楽?
私:(o ̄∇ ̄)o!!ガーン
やっぱり・・。曲目よりも何よりも、クラシックのクの字も知らない先生であった。大丈夫かなぁ・・・。
私:でもその日もお仕事があるんじゃないですか?
G先生:大丈夫。その日は特別にアレンジして、早く店締めをすることにしたから♪
(-o-) いいのか、この歯医者? 
G先生は、本当に辛抱強い。何しろ、はい、歯をかみあわせてー、ハイ、カチカチいわせてー。ほい、こすり合わせて、などということをいわれても、何がかみ合わせて、なにが、カチカチいわせるかなんて、来たばかり頃の私にはそんなドイツ語分かるわけなし。なので、あたふたしていると、G先生自身が一生懸命、がちがち噛んで見せてくれたりとか、こすり合わせて見せてくれていたのだ。ほんとに良い人だ♪(←単純?)
先日は、アシスタントに治療してもらう日だった。この日もA子はとぉってもいい味を出していた。その話は次回に!
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で・・・(続き)

Dが帰って来たので、いきさつを“かくかくしかじか”・・(>_<)  と説明し、改めて二人で、ただでさえ鬼のように忙しくなる明日からのスケジュールとにらめっこをしながら、これからしなければいけない車の手続きの数々とを思い浮かべ、 (≡д≡) ガーン と、思いっきりへこんだのでした。 警察に車を持っていかないと、と気を取り直し駐車場に戻ってエンジンをかけた。すると、 あら?ハンドルがぐっらぐら。今にもはずれそう。しかも、ウインカーの棒が ポキッと折られてなくなってる! ・・・・運転できません。(・_・;) あらためて警察に電話し、車を持って行けないということを話した末、夜になってやっと刑事課の二人が来て車に残った指紋などを調査。犯人はゴム手袋をしていたらしく、ゴム手袋の跡を警察が見せてくれた。 警察によると、今日はこの駐車場に車を置いている人からひっきりなしに電話があったそう。おそらくたくさんの車がまたもややられた模様。 そういうわけで私たちの車は動かせないので、明日の朝8時に牽引車が取りに来ることになったのでした。早起きしなきゃ。泣 この間11月に直したばかりの後部ガラスと扉を、またも修理しないといけないなんて。 こんなことなら車を売ってしまおうかな。と話している我々でした。いずれにしても あの地下駐車場は、明日中に契約破棄です。 もう。

生中継 

ついさっきのこと。車でDを迎えに行こうと、地下駐車場に行ったところ、
うっそ(-_-#)
ということが起きていた。なんと
11月に車上荒らしされた時と、まったく同じ状況で車を発見。
そう、再び車上荒らし。
前回と同じガラスを割られ、同じようにエアバッグがないところまで確認。そのあとは、うっそでしょ・・と呟きながら、家に戻り、警察に電話。
私:もしもし、あの・・・11月にもお世話になりましたが・・・
と、こんな電話をするのもなんだが、警察も警察で、車のナンバーを聞いただけで、
あ、あなたDさんね。と我々常連客のような扱い。今回はどうすればよいですかね?と尋ねると、
警察:じゃあその車を運転してきてくれる?
というので、思わず
私:おたく何時まで開いてます?
と聞いてしまった。(もうこの辺で、警察との会話とは思えない)警察も警察で
警察:僕たちは、いつでもあなた方のためにあけてるよ!
とさわやかに”のたまう”ので、今からDの帰りを待って、それから警察に行ってきます。なんかもう、慌てもしない。
ブログ書いてるし・・・・汗
ただただ、やりきれん。このところ、ただでさえ目が回るほど忙しいのに・・・・。信じられない。
Dもそれはそれは驚くだろうな。というわけで生中継でした。

マザー牧場記

久々に家族でドライブに行こうと、つい先日マザー牧場を訪れた。どこに行こうかと考えていた時、今の時期、イチゴ狩りも良さそうだという兄の意見もあり、マザー牧場なら、牧場も見れるし、イチゴ狩りもできる!という私の短絡的というか欲張りな考えで場所を決めたわけである。
牧場かぁ・・。久しぶりだなぁ。牛や、羊、馬が広~い草原に放牧され、のぉんびりと散策♪う~ん、良いねぇ・・・(^。^)
と夢を広げつつ車を走らせる。
途中渋滞にも巻き込まれ3時間近くかかった為、我々3人とも着いた途端、
おなかすいた(・。・)
というわけで、食べるところを探す。おうどんが食べたい♪と車の中で寝言の様に呟いていた私であったが、目の前にまず見えたレストランの看板文字は、ハム、ソーセージ。
私: そんなの、いらん (― ―〆)
兄: 牧場の向こう側にもっとお店がありそうだよ! (^。^)
と、入り口で渡された“マザー牧場地図”を見ていた兄の発言を機に、皆でそちらのほうへ歩き出す。しかし・・・なんか変だ、動物が見当たらない。
牛や馬があちこちにのんびりと・・・という夢とは程遠い、だぁれもいない無人の草原とまばらな訪問客を見て段々と不安にとなってきた。そんな中、兄が一言
兄:これは、きっと今オフシーズンなんだな・・・。(・ε・)/
私:やっぱりそう思う?(・_・;)
良く考えたら、この真冬に小高い山の牧場が見ごろな訳がない。汗
うどんからハヤシライスに妥協となったものの、腹ごしらえをし外に出ると、何やら人が集まり、騒々しい。どうも何か催し物が行われるみたいだ。案内役の若い女性がこの少ない観客を盛り上げようと、がんばっている声が聞こえる。
行ってみよう!と近づくと、なーんとそこで行われていたのは、
(=`(∞)´=)ブヒィー 
こ・・・・・こぶたレース?!
牧場は?牛は?馬は?・・・え・・・・ブタ???
さすが私の旅行ですな。何かいつもひと癖あるんだな、私の人生って。(-o-)
訪れていた小さな子供たちが、それぞれ自分に割り当てられた子豚をうしろから追いかけ、
先にゴールした豚を追っていた子が勝ちという何ともこぶたちゃんにとって哀れなもの。しかも豚というのは、本能的に後ろから追われるのを特に怖がる動物らしい。そんなことはそっちのけ、子どもは勝負となると、容赦なし。こぶたちゃんのお尻をばしばし、ばしばし、ばっっっしばし・・・・・である。
あはは、おもしろいねぇ! 
・・・・って、3時間もかけて、こぶたレースを見に来たわけではなーい! (>_<”) 私:よし!気を取り直して、他にどんな催し物があるか見てみよう! と表を見てみると、こぶたレースの次にある本日最終の催しは・・・えーっと14時から、 ♪アヒルの大行進♪  なんでや。(-_-#)  ここら辺で私たちの会話は減り、シーー( ̄、 ̄*)――ン となり始めていた。これは牧場はあきらめ、イチゴ狩りしかないかも・・・。汗 イチゴ狩りのほうへ歩いて行く途中、“うしの広場”という文字が。今度こそ、会えるかも、牛に!行こう行こう!と小さなトンネルをくぐり広場へ出ると…?! いた・・・(-o-) ushi.JPG
ま、私がどうこう書かなくても、この顔がすべてを物語っているでしょう。気分は牛に聞いてくれ。←もう投げやりである。
総勢5頭ほど。寒さの中、ねっ転がってめっちゃめちゃやる気なし。どなたも私たち訪問客のために、あいそもふりまいてくれない。まぁ、
(*^-^)ニコ 
と牛が微笑んだら怖いが、せめて立ち上がってくれてもよさそうなものを。
写真には映っていないが、そのうち一頭なんて
完全に横になって寝てるし。緊張感ないのか、野に放たれた牛たちよ。
それでも、“やっと牛が見れて良かったねぇ”などと言いながら、小高い丘を登りイチゴ狩りを目指して歩いていると、
あ、羊だ!!! 
パパと兄の声!目の前には10頭ぐらいだろうか、羊がいた。触ってみると、絨毯みたいな生地。やわらかぁい!
諦めかけていた我々の前に突如現れた羊に、たとえ10頭ぐらいだろうが大満足。
すると今度はパパが、お、向こうに馬がいるぞ!!
私&兄:おぉーーほんとだ、馬だ馬だ!  \((( ̄( ̄( ̄▽ ̄) ̄) ̄)))/ヤッター!!
もうここら辺で私たちのテンションもかなり怪しく、馬かウシか羊が1頭でもいれば歓喜の声である。
で、肝心の馬はというと、10メートルほど先に見える柵の中に、2頭。
さびしぃ~ (*_*)
そしてその前にある看板。
uma.JPG
さわやか~な笑顔で蹴り上げる馬よ、君たちっていったい・・・。
良く見るとすごいな、この看板。かむことがあります、けることがあります・・・って。汗
そうはいっても、馬も羊も見ることができ、気分も良くなってきた。この分だと、まだいるかもしれない!そう・・・そして、やっといました、羊の群れ!!たっくさんいるいる!!
近くには餌の袋が100円で売られていた。兄が、“羊のえさ”と書かれた袋を手にもった瞬間、羊さんたち、相当目が良いらしく、集まってくる集まってくる。その中でなぜか1頭だけ角を切られないままなのがいて、こいつがすごい。餌が欲しいと、柵に向かって何度も何度も頭突きをしてくるのだ。どうみても“闘牛ひつじ版”としか思えない。こわっ・・・・。
そうこうしているうちに、兄は100円で人生で初めてこんなにモテモテになったのでした。(↓頭突き羊のせいでかなりへっぴり腰)
hitsuji.JPG
ここで初めてようやく牧場らしい体験をし、ご満悦でイチゴ狩りへ。
イチゴ狩りって、はさみでも持って、ちょきちょきっと行くのかと思ったら、手でちょっと下に引っ張るだけでとれるんですねぇ。始めての体験に、みんな大満足。
ichigo.JPG
初めはどうなる事かと思った牧場訪問だけど、少しずつ少しずつ満たされ、イチゴ狩りを終えるころには3人とも幸せ♪ そして、そろそろ帰ろうかと駐車場へもどる途中、
なーんと、バンジージャンプを発見。こんな小高い丘の、しかも“牧場”に、なんでバンジージャンプを置いているのか全くわからないのであるが、しかもそれをまさに今飛ぼうとしている青年が!!! 
そしてその彼が(ノ・o・)ジャーンプッ!
うぉ、うぉおおぁぁああおおおおおおおお ヽ(`○´)/ ←その男性の声です、念のため。
いやぁ、聞きましたねぇ。人間の“腹の底”からの声。恐怖にさらされるとあんな声になるんですなぁ。
お金くれても絶対飛ばないな・・・と呟きながら村田Familyの、こぶたレースから始まったマザー牧場ドライブは終了したのでした。
今日のひとこと:牧場は、春に行きましょう~♪
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