前回の色についての続き。
では、音楽でいう色とは何か・・・
それは音が持つ【表情】だ。
生徒の話に戻ると、暗いとか明るい、暖かい音、冷たい音…そんな、レッスンでよく耳にする言葉の意味をじっくりと考察することに欠けていると感じた。暖かくと言われたら、『暖かく』と楽譜に書いてなんとなくそんな音を出して通り過ぎる、そういうケースを本当に多々耳にする。きっとまだ ”探す”ことの面白さが見いだせていないのだろう。
私:あのね、例えばこの音
–といって私が 「ド 」と1音鳴らす–
私:この「ド」は何色だと思う?
実はね、何の色でもない(!)んだよ。
言い方を変えれば、一音だけこうやって弾いても
明るくも暗くも、幸せにも痛みにもなり得るっていうこと。
生徒:ポカーン~(・・?) (地蔵、凍る・・・の巻。)
私:例えばね、少し前にすっごくハツラツとした音楽があって、その後にポツンと今の『ド』が来たら、悲しげに聞こえるかもしれない。 あるいは、すっごい緊張した音楽が前にあったら、ホッとして聴こえるかもしれない。つまり、前や後ろとの関連でも音の色は変わる。だから、その音だけ練り回して練習すれば良いとは限らないのはわかるよね?
ここで冷凍地蔵だった生徒は、解凍地蔵ぐらいには戻ってきた感じである。
今の話は
色=表情 その①
『前後の音楽と比較して表情を生むケース』
である。
(続く)
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月別アーカイブ: 2014年1月
演奏会のお知らせ@Berlin
私たちDUOにとって、全身全霊を込めて目下準備へと向かっている何としても聴いていただきたい!プログラムが生まれました。
みなさんとホールで音楽を共有できたら幸せです。
よろしくお願いいたします。
日時:2014年2月20日、21日(2公演)
場所:ベルリン芸術大学 Joseph- Joachim-Konzertsaal, Bundesallee 1 – 12 Berlin-Wilmersdorf
プログラム:
Poulenc:Sonata for 2 pianos/プーランク 2台ピアノのためのソナタ
Bartok:Sonata for 2 pianos and percussions/バルトーク 2台ピアノと打楽器のためのソナタ
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Brahms:Sonata for 2 pianos /ブラームス 2台ピアノのためのソナタ
Piano :Rikako Murata. Pascal Devoyon
Percussions: Sarah Mahmoud、Adrian Schmidt
予約必須です!
www.hindemithberlin.de/event.html
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幸せ者
先日、何か静かだなと思ってふとパパに目をやると、なぜか自分の両手の甲をじーっと見つめていた。片方の手の甲を少し電気にかざすように上にあげては首をかしげ、もう片方を光にすかすようにしては、また両手の甲を見比べたり。あまりに長いことやってるので、何か気になることでもあるのかなあと思い、
どうかしたの?
と尋ねると
パパ:いやあ、我が手ながら、綺麗な手だなあと思って見とれていたんだよ。
ほら、綺麗な手だと思わないか?(~o~)
と言いおった。本当に見惚れていたらしい。
相変わらず幸せ者である。
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A happy new Year !
去年はいろんな出会いや別れがあった。それらを通して、
『私は本当に幸せ者だ』ということを再確認させてもらった気がする。
一言でいえば、文字通り”惜しみない”愛情を私に注いでくれる人に今までずっと囲まれていたということ、そして今も囲まれているのだということ。
それは家族であり、友達であり、生徒であり・・・。その人たちに恩返しをしたくても残念ながらもうできない人もいるけど、
私の使命は同じように私が出会うひとりひとりに、私のやり方で愛情を注ぐことなんだと気が付かされた。
でも、『私のやり方の愛情』だからね、生徒さん♪ 愛のムチって言葉もありますぞ。(゜―゜)ニヤリ
今年も頑張ろ♪
みなさん、よろしくお願いします!
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