音楽の友9月号にもラヴェルCD評出ました!

〜私がラヴェルに惹かれる理由〜

ラヴェルは、誰とも一歩距離を置き、自分の心を知られないようにする側面がありました。だからこそ、現代でも彼の友達付き合いや私生活はほぼ知られていません。

ラヴェルは芸術というものを

「聴衆が自分の作品を聴いているその瞬間だけ日常の喧騒を忘れ、別世界を旅することができるひととき」

と夢見て作品を書きました。自分が描きたいものに可能な限り忠実に描けるよう、生涯を通して完璧を求め続けました。その完璧は存在しないことを知りながら追いかけ続けたのです。

緻密に、細部まで意図して書くその作品を、ともすると「冷たい」と解釈する人もいます。それは、人と一線を画すラヴェルという人間もそうでした。でもそれは、非常に繊細な心を持つものが被っていた仮面であり、仮面の奥は、触れられないほど繊細でロマンチストな人間なのです。

私はそんな、実は人間味あふれるラヴェルに惹かれます。その彼から生まれる作品は尚更です。仮面の裏の「人」を感じるとき。

音楽の友のCD評では、「極めて温かみにあふれた色彩が乱舞する」という1文がありました。

つとめて客観的に描き切る中に、その温かみを見出していただけているなら、ラヴェルの本当の魅力の一端をあのCDに感じ取っていただけるのかもしれません。

どうか皆様、お手にとっていただけたら嬉しいです☺️

村田理夏子公式サイト

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村田理夏子 ラヴェル全曲CD HMV

レコ芸推薦盤に選出されました!

先日のぶらあぼに続き、なんとレコ芸の推薦盤!最高位の勲章です🎖️

ぶらあぼさんも、レコ芸さんも、お二人の批評家の方が、音、色彩、陰影、あるいは構築力、繊細さ、そう言ったところを評価してくださっているのが何よりも嬉しいです。多くのCDがお手元に届く中で、丁寧に様々な曲をCDを通して聴いてくださる姿にも心を打たれます。

私のような無名の者は、こう言った1つずつの石を丁寧に積み重ねることへの喜びで生きていて、そんな小さな石に目を向けてくださることは本当に勇気づけられます。

心からのお礼を込めて。

クラス勉強会 @コンサートホール

初めての試みとして、私の門下生4人を集めてコンサートホールでのクラス勉強会をしてみた。贅沢な環境!

私がいつも生徒に言うことの1つは

「将来的に最良の先生は自分の耳であり、学生の時、つまり客観的な意見を言ってくれる人がいるうちにそれを育てないといけない」

ということ。とはいえ、広いホールで、客観的判断できる耳を持つことはかなり難しい。そこでコンサートホールで耳を駆使する勉強会を思いついた。

今回の4名は全員音大生かつ同じような年代なので、互いに刺激しあい、また交流を深める意味でも良い機会となった。

私の目的は試演会ではない。最近よく聞く試演会とは、弾いてコメントをもらう、という受け身な内容が多く、これではあまり意味を見出せないと感じる。

今回は積極的に自分の耳を働かせる、という方向に勉強会を持っていきたかったので、互いに少しだけ弾いては止め、相手の演奏の音を客席の好きなところに座って聴き、自分の耳で判断し、彼らの意見を聞く。その後、私が少し軌道をととのえるコメントを挟む。そしてコメントを参考に自分なりに修正して弾いてもらい、どう言った違いとなって聴こえるか、客席の仲間は耳でその違いを感じ取る。そういう流れだ。

4時間続けて耳をここまで積極的に駆使して考える時間は意外と少ないかもしれない。でもその重要性を感じてほしい。本来は普段の練習でも、実は常にこれぐらい耳をそばだてて判断していないといけないからだ。

さらに、最後の1時間はパスカルを拝み倒して合流してもらい、各生徒を10分ほど聴いてコメントしてもらった。時間や労力を惜しまず、私の生徒のために尽くしてくれる彼には頭が上がらない。

コメントで

「最近は効果的、そんなことばかり言われて、音、音質なんて別に…という風潮があるけど、音は大事なんだよ、本当に大事なんだ。」

と声を強めて言っていたのが印象的だった。

「昔は音を聞けば、それがラジオでも誰が弾いているかわかるぐらい、音に個性が表れていた。今は音へのこだわりが減り、皆が同じようなスタンダードな音を出すので、誰が何を弾いてるかわからない。音へのこだわりは自分の持ち音となり、それが個性でもある」

そんな話もとても興味深かった。生徒たちの心に何か響いただろうか。

ホールを借りての初めての贅沢な勉強会だったが、やってみてかなり有意義な勉強になると強く感じた。年2回ぐらいのペースで続けてみようかな。

このように本格的な演奏家を目指す門下生を、現在1名増やしたいと思っている。詳しくは私のサイトを参照していただきたい。

村田理夏子レッスン

【NAGAREYAMA国際室内楽音楽祭プログラムおよび奏者変更のお知らせ】


ファイナル公演にブラームス:クラリネットソナタ2番が加わります!
(*Zemlinskiを楽しみにして下さっていた方、申し訳ありません)
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〈お知らせ〉

11月3日(月・祝)のファイナル・コンサート「Bijou ~珠玉~」の演奏曲目および演奏者に変更がございます。

【変更前】
ツェムリンスキー : クラリネット三重奏曲 ニ短調 op. 3
[チャールズ・ナイディック/趙 静/村田理夏子]
  ↓
【変更後】
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 op. 120-2
[チャールズ・ナイディック/パスカル・ドゥヴァイヨン]

また、これに伴い、同日に演奏されるマルティヌー:室内音楽 第1番 H. 376のピアノが、パスカル・ドゥヴァイヨンから村田理夏子に変更となります。

何卒ご了承ください。

NAGAREYAMA国際室内楽音楽祭

👆ご予約はこちらから

タイムマシンに乗りませんか? 10月4日 カワイ表参道 タイムマシンコンサート!

今、私たちがかなりの力を注いで準備している公演があります。

10月4日 表参道カワイパウゼでの タイムマシンコンサート。

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音楽は生きた産物で、生身の人間から生み出された奇跡の贈り物だと思います。彼らが生きた時代、何が起きて、どんなことを見、どんなものを聴き、何を感じてきたのか。こういった日常が多かれ少なかれ作品に影響しないはずはありません。

今回のタイムマシンコンサートでは、生誕150年を迎えるラヴェルをテーマにします。「が!」ラヴェルばかり演奏する公演ではない面白さが皆さんをお待ちしています。

ラヴェルが生きた時代、ヨーロッパでどんなことが起き、ラヴェルはどんな世界を見てきたのか。タイムマシンに乗って時代を遡り、その当時のお話や映像、そして演奏を通して感じていただくものです。

きっとどこにもない、新たな楽しみ方ができる公演だと思います。

演奏は現時点では10曲ほどを予定しています。かなりバラエティに富むプログラミングです。誰が何を弾くかは、もう少し中身を詰めて改めてブログしますが、今からどうぞ楽しみになさってください。限られた席数ですのでお早めのご予約を!

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村田理夏子 公式サイトはこちらから💁‍♀️

9/25 ドビュッシーです!@カワイ表参道

分厚ーーーーーい書籍を片手に、パスカルは次回の講座準備に入っています。

「今はドビュッシーが1番好きな作曲家の1人かも」

と彼は数年前に言っていたけど、今はどうなんだろう。

ドビュッシーの手紙とか、ドビュッシーの分身の書籍とかを読むと、すごく人間味を感じられて、確かに親しみを感じる。私はそう言った意味でも、作曲家自身の言葉が残された書籍を読むのは好きだ。

それに、ドビュッシーがいろいろ、当時の社会の流行や、音楽界のことでぶー垂れてるのを読むと、いつの時代も同じなんだなあと少しホッとする。

ホッとしていいのか。🙃

今回はパスカルが講座で話したいことが早いうちに定まっているようで、少しずつ筆を進めている。どんな内容か楽しみ。今回は版画と花火。名作中の名作ですね。

翻訳が進んで中見が見えてきたら、改めてブログで紹介できればと思います。9/25 よろしくお願いします!

結婚20周年、小旅行♪

記念旅行はくるみと一緒に!ということで、近場に旅行に行ってきました。

くるみは車での外出はあまり好きではなく、高速PAで止まるととにかく不安。パスカルがおトイレに行っている間、そっちの方に目が釘付け。どこかに行ってしまうのではと、心配そう。

そしてまず向かったのはマザー牧場。灼熱!でも若干高地なので風があって気持ちがいい。

くるみはとにかく動物の匂いがする方へぐんぐんとひっぱっていく。

そして、次から次へと待ち構える、自分とは違う格好の動物たちを不思議な様子で眺めつつ。。。

あれはなんぞや。足がない。
やあ!君は耳がたってるねえ。
君はちょっと怖そうだなあ

そんなくるみが、ピタッと足をとめた。

なんじゃこれは?!

何これ😕

そう。巨大な亀🐢。 得体の知れない殻をもち、のそのそ歩くのには目を奪われたもよう。

そして

…なぜか並走。

のそーりのそり。。。

亀さんが近づいてきたと思ったら、パスカルが引き離した。

そう、パスカルは幼いとき、家の中で放し飼いの亀と同居していた亀博士。

亀を見ると、目を細めて可愛いという一方で、カプッと攻撃する亀の怖さも知っている。

そんなことをよそに、くるみは「ひゃー楽しい!」とその後、お得意のごろんごろん。地面を転がっておりました。

この顔🥸

それから宿へ移動。猛暑なので、犬も泳いで良いというプール付きの宿へ。

くるみはプールを水風呂だと思っている節があり、浸かることはあってほぼ泳いだことはない。ので、浮き輪がわりをつけて。。。

ひと泳ぎして、ゆっくりしているともうお月様が。

眠そうなくるみをよそに、ちょっと乾杯。

そしてくるみも参加して写真🤳

もういっちょ、カメラ目線で!

ほぼくるみのための旅行みたいだし短かったけど、ま、いっか。笑

良い思い出ができました!

ブラームス講座終わりました!

ブラームスへのアプローチの仕方、といった意味合いのある講座でもあり、話したいことは山のようにあるけど、どこに焦点を置くか、結構悩んでいたこの回。

終わってみると、多方面から非常に面白かった、とても勉強になったという声がたくさん届いた。パスカルもホッと嬉しそうにしている。

次回はドビュッシー 。版画と花火。これも、彼らしい面白いアプローチが楽しみ。

譜面もたくさん書き込んで何十枚も準備しての講座です!

日常、遭遇したこと、思ったこと・・・を飾らず気ままに書いて行きたいと思います。