ドゥヴァイヨンズ ヴィレッジ 第一回 Bコース

Aコースに続いて行なったのが、専門的に音楽を勉強された大人の方対象のグループレッスン。
5名の生徒を2名と3名のグループに分けて、このコースは私が全て担当して開催した。これまた本当に素晴らしい会になった。集まったのは全国津々浦々から。年齢も幅広い。
自分のテクニックに悩んでいたり、教えるあたって基礎を見直したかったり、いらしてくださった理由は様々ながら、社会に出てさまざまな経験をした後、誰にも強制されず、自分の意志でピアノというものに最終的に戻ってきた人たちばかり。それがなんといっても私にとって大きな魅力だ。
いやあ…それにしても個性的な5人が集まった。参加者の皆さん、お互いを見ていて、私は他の人より普通だなぁ、と感じていたら
「間違い」
です。全員見事に個性的でしたよ。笑
私は、各生徒さんにとって今必要だと感じたことに焦点を絞りながらも、5名ともそれぞれ違ったポイントを選ぶようにし、レッスンを聴いたあとは実は自分の教わったことだけではなくたくさんのポイントを学んでいたという流れを心がけた。みなさん他のグループも聴講してくれて、おかげでたくさんの音楽に出会えた模様。
何より嬉しかったのは、初日も二日目も、自然発生的に生徒さん同士でお茶に行ったりお昼を一緒に食べたりしていたらしき事。仲間を大切にすると、自分も幸せになれるはず。この会をきっかけに生徒さんたちの交流が続くなら、本当に嬉しい。かなり手ごたえの強かったBコースも、近いうちにぜひ開催したいと思っている。
みなさん、是非ドゥヴァイヨン ヴィレッジにお越しくださいませ。
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こちらからhttp://www.rikakomurata.com
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ドゥヴァイヨンズ ヴィレッジ 第一回 Aコースを開催して

私のサイト上 (www.rikakomurata.com)でご案内しているドゥヴァイヨンズ ヴィレッジを初めて開催してみた。手応えとしては、非常に!!興味深い時間だったと感じた。3名の学生に二日間(午後)集まってもらい、互いのレッスンを聴きながら一緒に考える。初日は私が、二日目はDevoyonが担当し、いろいろと生徒たちに質問を振りながら考えてもらい学んでいく。目的は今持ってきた曲を良くすることではなく、これから役に立つこと、これから一人で学んで行くことができるように、総合的に判断する知識と思考力を養ってもらうことだ。
音楽を楽しみながら学んで欲しいと思っているので、とにかく楽しく面白く、そして有意義な場にしたいと思っていた。最初は少し緊張が見られても割とすぐに打ち解け、生徒さんたちは笑顔が絶えず、突然降り注ぐ質問にも間違いを恐れず考え答えてくれ、その答えで終わりではなく、それを機に互いが試行錯誤する…そんなとても有意義な時間だった。彼らがすぐに集中し音楽に入って行くのが目に見えて、とても興味深かった。
終わった後で生徒が、これまでにこんなに頭を使って聴講したことはない、と笑っていたのが印象的だった。学ぶ材料はゴロゴロ転がっているのに、どうしても自分のレッスン以外から学ぶチャンスを漏らして行っている傾向にある今、仲間とともに学ぶ喜びを大切にしてもらえたらと思う。今回を参考に内容を検討して、次回の募集をしてみたい。
最終日の終わりにみんなでお茶をするという機会を設けたのだが、日曜の夕方はカフェも混んでる混んでる。そんな事情からその日は諦め、数日後に3人と待ち合わせてお茶をするという流れになった。数日あけて会う3人は、本当に表情がほぐれていて生き生きしていて、なんか家族が生まれたような気がほんの少しして、嬉しかった。
二日間を過ごして私が受けた印象は、生徒たちはそれぞれ考えながら勉強してはいるけれど、その考えがうまく総合的にまとまっていない気がした。深くそして建設的に考えられたら良いなという印象だ。情報も多い時代、その得た情報を自分で試行錯誤し、次に役立てられるよう応用できたら最高だ。そんな方法を学ぶ役にこのドゥヴァイヨンズ ヴィレッジが少しでも立てたら嬉しい限りだ。
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お知らせ!!
第2回 ドゥヴァイヨンズ ヴィレッジ間もなく募集開始します!
詳しくは私のサイト FromBerlinからどうぞ
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油断も隙もない ~D編~

とある晴れたのどかな朝。東京の下町をDと歩いていた。
すると突然
D:うわぁ・・見て見て!かわいい♡♡
何かを発見したらしく、めずらしく乙女チックな声をあげて、Dが嬉しそうに地面を眺めている。
私:なになにー?(゜-゜)
少し前を歩いていた私は、振り返ったが地面には何もない様子。
D:ここ、ここ!嬉しそうに指差すその方向に近づいて、地面をよく見てみると、そこにいたのは・・・
ア オ ム シ 
ヒョエー(/・ω・)/ である。せっかくののどかな朝が台無しだ。
あれは、見る人にとっては かわいい♡ な生き物なのか?
まったく油断も隙もない。
お知らせ:ドゥヴァイヨン ヴィレッジ始めました!よろしくお願いします!詳しくは
下記サイトより♪
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油断も隙もない ~パパ編~

私:パパ、今日の夜 ブリを焼こうと思うから買ってきてくれない?
パパ:お、いいよ。 ブリね。魚もいいねえ。
私:でしょ。消化に良いし、おいしいし♪
パパ :ブリねえ。最近食べてないから楽しみだ。魚の専門店に行ってくるよ。あそこお店が大きいから、
ブリの場所、見つけられるかなぁ。
私:大丈夫だよ。
パパ:そうだね。じゃ、あとで行ってくるよ。
・・・・数十分後
パパ :じゃあ、買い物行って、ボラを買ってくるね。
私:ん??ボラ ?? (¨ ) いや、ブリだよ、パパ ! (/・ω・)/
パパ :さっきから、ボラの話じゃなかったっけ? (・o・)
数十分の間に、ブリがボラに・・・
ヤツは油断できぬ。(-o-)
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育てるべきこと (2)思考力

前回の話に引き続き、もう一つ育てるべきは”考える“という能力だ。
レッスンで何かを言われたら、あわてて弾き始めず、先生の言葉の「真意」を考えること。
弾いてくれた音や先生の言葉から生徒自身がレッスンから何を引き出せるかが、
長い目で見たときに大きな違いになると思う。
それが、客観的に物事をみることにつながっていくから。
試行錯誤
という時間は決して無駄でも遠回りでもない。
具体的に書いてみよう。
たとえば、「焦って聴こえるよ」と言われたら、楽譜に”あわてない”と書き込む生徒が多い。
でも、あ、あわてないようにしなきゃ、ではなく、どうして第3者には焦って聴こえるのか、
その理由を探さない限り、その場だけ気を付けてブレーキをかけても何も生み出さない。
たった一つの短い音への、あるいはたったひとつの休符への意識が足りなかっただけで
そう聴こえている場合もあれば、実は弾き方の問題ではなく、
ペダルの踏み方がそう聴こえさえている場合だってあるのだ。
ペダルに関して言えば、ペダルが濁ってるよ、といわれたら、
ペダルをきれいに変えればよいのだろうか?実はペダルが原因ではなく、
指で作り出す音が不明瞭なために、ペダルをいくら上手に変えても、
ぼやっと濁って聴こえている、ということも非常によくある例だ。
右手が固くなってるよ、と言われたら、実は左手が鍵盤にきちんと安定していないからかもしれない。
肘が出てると言われたら、肘を下げれば良いのではない。親指の使い方が原因だったりもする。
練習は曲を弾くことばかりではない。
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育てるべきこと (1)耳 

私はベルリンに留学してすぐ、壁にぶつかった。
レッスンで良い例と悪い例を弾いて聴かせてもらっても、違いが聞こえない。
–君が思っている「聴く」は、ただ「聴こえてる」のであって「聴いている」のではない。
その言葉の意味は頭でわかっても、感覚がわからない・・・。焦りが募る。
「下書きの絵を持ってきて、色をつけてくれと言われてもレッスンできない。
自分で考えてくれ」
そう言われ、部屋を追い出された。
聴くってなに?考えるって何?
混乱の日々が始まった。
ただ、1つだけ私が確信していたことがある。それは「追い出された」とは言っても、絶対に私に何らかのヒントを与えたうえで追い出しているだろうということだった。
とりあえず思いついたのはレッスンで弾いてくれた音だ。微妙な違いはわからなくても、あまりにもきたない音ぐらいはわかった。まずはそれをとりあえず真似することから始めた。
まずは汚い音を意識的に出してみる。当時の耳でわかるほど汚い音だから、
相当なものだっただろう。(となりの練習室だった方、すみません。その1)
そして、考えることに入った。何でこう弾くと汚い音が出るんだろう。
たった1つの音を、何度も何度も繰り返し弾いて、ピアノの中を覗き込み、横に鏡をおいては覗き込み…。それでもわからなくてイライラし、そばにあった椅子を思いっきり蹴っ飛ばし… 
(となりの練習室だった方、すみません。その2)
そんな毎日を文字通り「何年も」過ごした。
練習というよりは、ああでもない、こうでもないといじくりまわすと言った方が適当かもしれない。
でも、そうして育てる耳が、最終的には一生の頼りになる。
耳は最大の先生だ。
最近、ほかの方のレッスンを拝見していて、先生方が弾いて見せているそばから弾き始める生徒の多さに驚く。
先生の言葉は聞くのに、言葉が終わったらとにかく弾き出してしまう。
でも実はその言葉、そしてちらっと弾いてくれるその音に、たくさんのヒントが詰まっているのに…。
先生でなくてもいい。誰かが出した音が、うまい下手はおいておき、自分が今まで出したことのない音であれば、それを耳に記憶して家に持ち帰る。できる限り似た音が出るまで真似して、出たと思ったら、どんなテクニックで今の音を再現たのか分析する。
これも、私は数えきれない位の時間を割いて行ったことだ。おこなった、というか今でもそうだ。レッスンで生徒が出した音が良い音であれ、悪い音であれ、どういう打鍵のせいでその音になっているか、家で真似してみて、あーだ、こーだ考えることもたびたびある。 (続く)
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演奏会のご案内です

幸せなひと時を過ごしませんか?是非お越しください!
SATURDAY CLASSIC CONCERT サタデー・クラシック・コンサート
SaturdayClassic
ConcertⅠ ファミリーコンサート
~音楽物語「ピーターと狼」とビゼーの可愛い小品集~
開催日 3月23日(土曜日)
14:00開場
14:30開演(15:15終演予定)
会場 笠間公民館 大ホール
内容 出演
パスカル・ドゥヴァイヨン、村田理夏子(ピアノ)、 山口由美(語り)
曲目
ビゼー:子どもの遊び
(ぶらんこ、こま、お人形、回転木馬、羽根つき、ラッパと太鼓、シャボン玉、陣取り鬼ごっこ、目かくし鬼ごっこ、馬とび、小さな旦那様と小さな奥様、舞踏会)
プロコフィエフ:音楽物語「ピーターと狼」(語りつき)
料金 1,000円 全席自由
※3歳以上入場可、未就学児は無料です。
※全席「自由席」です。
Saturday ・Classic・
ConcertⅡ ドン・スーク・カン&パスカル・ドゥヴァイヨン デュオ コンサート
~フランスとロシアの名作とドヴォルザークのロマンティックな小品~
開催日 3月23日(土曜日)
15:45開場
16:15開演(17:00終演予定)
会場 笠間公民館 大ホール
内容 出演
ドン・スーク・カン(ヴァイオリン)、パスカル・ドゥヴァイヨン(ピアノ)
曲目
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品 より
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 作品94bis
料金 1,000円
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※全席「自由席」です。

2013年

昔、ある生徒が言った。外国人は和声とかいろいろ知ってるからいいよなあ。
外国人はもともと和声なんかを知っている生きもの、まるでそんなニュアンスだ。
そんなある日、外国人の生徒と話す機会があった。
私:ooちゃんって本当にいろんな知識があるね!
生徒:そんなことないですよ。私、実は音大に入って、
自分が何も知らないことに気づいたんです。
私:え‐、ほんと?でも、今はいろいろ知ってるよね?(・o・)
生徒:はい。知らないと気がついたら恥ずかしくなって、
翌日から図書館にこもって、手当たり次第、読みあさりました。
知識の裏には努力がある
今まさに私は、自分が目指す生き方に近づくには、
もっと山のようにたくさんのことを吸収しなければいけないと
痛烈に感じているところだ。
そして今まで‐やらなければ‐と思っていたものを‐やりたい‐と思うようになった自分がいる。そうなれたきっかけは尊敬する人たちの生き方を目にしたことだった。
あまりにもたくさんの課題に焦りもあれば、喜びもある。
「忙しい」は言い訳にならない。
今年はアクティブにいろんなことに取り組みたい。
知らないことは、恥ずかしいことではない。
知らないと気がついているのに、知ろうとしないのは恥ずかしい。

そう思っている。
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浦島太郎

日本で家族とお散歩をしていた時のこと。私がふと
私:2の指がさあ・・・(・o・)
と話していたところ、兄が
兄:ところでお前、僕はわかるから良いけど、2の指って言葉使わないぞ。(-o-)
と言いおった。
( ̄◇ ̄ ;)エッ
私:ま、まぁね、長年ピアノやってるからさ。( ;^_^A アセアセ・・・、
うん、確かに人差し指っていうよね。でもまぁ、2の指でもいいじゃん♪
兄:いや、いいじゃん、じゃなくて、一般人には通じないぞ。変な日本語の大人だと思われるぞー。((( ̄( ̄( ̄( ̄― ̄) ̄) ̄) ̄)))フッ
私:( ̄□ ̄ ;)ギョッ まさかあ、通じないってことはないでしょ。
兄:いや、通じないって。
と言い合いをしていたところ、兄が、
兄:そうだ!(・o・)  じゃあ、僕の奥さんに“2の指”で通じるか聞いてみよう。
と言い出した。彼女は音楽家ではないが、とても賢い女性である。どちらが正しいか判断するのにちょうど良いではないか!
チャレンジだ。
兄(奥さんに):おーい、ちょっと2の指見せてくれない? 
兄嫁:うん(^_^) いいよ! でも、2の指って何?(¨ )
私:ガーン(* ̄□ ̄* ; (* ̄□ ̄* ; (* ̄□ ̄* ;
つ・・・通じない・・・
ひょえー^^。 こんなに長い年月、しかもこんな大人になるまで
知らなかった・・・。2の指って言葉が変だなんて・・・・。
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ぬっるぬる?

前号(12月1日)で、ぴっかぴかの歯になったD. ( ̄―☆キラリーン
続いては、あっぱれ父と韓国のホテルに泊まったときの事。先にシャワーを済ませた父に続き、私もお風呂で一日の疲れを癒し、部屋に戻った。
ふぅ・・・。気持ちよかったー。(*^_^*)
と・・・そのとき・・
パパ:おい、韓国のシャンプーは、あまり泡が立たないと思わないか?
私:ん?そう?別に何も感じなかったけど?
パパ:一生懸命あらっても泡が立たなかっんだよなあ。
・・・・何か嫌な予感・・・(-o-)
というわけでお風呂へ直行。バスタブの横に、ホテル備え付けのシャンプー類のパック(10センチぐらいの高さもの)が並んでいるが、1つだけほぼ空っぽになって転がっているものがあるではないか。
そこには
ボディーローション
と書いてあった・・。
私:パパ、それは体をすべすべにするクリームだよ。これ全部使ったの?(+_+)
パパ:ハッ(* ̄□ ̄* ;  (* ̄□ ̄* ;   (* ̄□ ̄* ;  
私:それはそれは頭がすべすべになったことだろうねぇ。(-ω-)/
彼は大きくショックを受けたらしく、しばらくのあいだ
パパ:さっぱりしようと思って頭を洗ったのに、ぬるぬるにしたなんてなぁ・・
…( ̄。 ̄ ;)ブツブツ
とつぶやいていた。
ぴっかぴかの歯と、すっべすべの頭皮を持つ男どもに囲まれて、私は生きております。

日常、遭遇したこと、思ったこと・・・を飾らず気ままに書いて行きたいと思います。