5月に行われた20年ぶりとなるDevoyonの日本ツアーは、みなさまの温かいサポートのおかげで、全公演大盛況に終了することができました。Devoyon自身、やってよかった。幸せだったとつぶやいてくれ、何よりもうれしく感じます。最後の最後まで席を立たずに拍手を送り続けてくださる姿に、心を打たれました。
サポートくださった皆様に心より御礼申し上げます。
次公演のご案内です。
【重要】私を通していただけると、チケットを一割引きにしていただけるそうです。ご興味のあるかたはメールにて、お名前、Emailアドレスを明記のうえ、rikakoberlin@gmail.comまでご一報ください。
あのぉ、急いでいるのですが…
パリの空港で搭乗ゲートに向かうときのこと。途中の荷物検査がスムーズに進むよう、搭乗口に向かう出国手続き場には優先レーンがある。優先レーンは通れる人が限られているので、長い列に並ばず、手続きが早く終わるのが利点だ。
今回私も持っていたマイレージカードのおかげで優先レーンに回してもらえた。とにかくお腹が空いていたので、一刻も早く荷物検査を終えたかった私は一安心。
その優先レーンでチケットを見せようとしたところ、入り口担当のフランス人お兄ちゃんが、私の前に並んでいる中国人の対応をしている。よく聞くと、なんと中国語で会話しているようだ。
すっごーい!
と驚きながら、目を丸くしているうちに、私の番。
すると今度は、こんにちは♪
と日本語も話すではないか。
ここで、
すごいですね!
と言ってしまったのがいけなかった………
調子に乗った彼は、
オツカレデスカ?
イーデスネー
と片っ端から日本語放出。そして とまらなくなってしまった………
(しまった……)
ヒコーキ?
アナタハ アナタハーー
(だから何?? イラッ……)
トナリノカキワ ヨクキャキキャキ
…………(隣の柿ではない。。しかも噛んでるし。イライライライラ…..)
ナマムギニャマギョ…
ピョコピョコピョピョ…
(カエルぴょこぴょこ を言いたかったらしい。)
……………ってか、ここ早く通して………
こうして持ち札全てを披露した彼は、
イッテラッサー
と私を見送ってくれた。
サービス精神は良いのだが、彼が担当すべきは優先レーンではないような。。。。。
私のサイトFromBerlinへは
こちらから
【桐朋学園音楽学部ピアノ科の学生さんへ】
お友達とグループレッスンに参加しませんか?
数年前からPascal Devoyon先生が来校のたびに、グループレッスンを行っています。特別レッスンとは違って、高校生から大学生まで誰でも好きなように参加できます。
グループレッスンって何?
みんなが作った少人数のグループで、みんなが考えたテーマを元に、Devoyon先生と2時間一緒に音楽について考え勉強します。
どうすれば参加できるの?
グループ参加希望の場合:教務課に次回のDevoyon先生の来校時期と、申し込みしめきりを尋ねて、お友達同士で4人程度から最大で6人までのグループをつくります。そして、みんなで話し合い、テーマを決めたら、教務課に申し込みます。
個人参加を希望の場合:こちらでグループを編成しますので、お一人や二人でのお申し込みも可能です!グループが編成されましたら、みなさんでテーマを決めていただきます。
参考までに:これまであったテーマは「フーガ」「変奏曲」「バラード」「ラヴェルとドビュッシーの違い」などなど。これと同じでも良ければ、ほかにどんなテーマでも構いません。授業には、テーマに基づいて、いくつか曲を用意してくださっても構いません。その場合は、希望があれば演奏してもらう場合もありますが、授業は普通のレッスンではありません。みんなが立ててくれたテーマに沿って、それらの曲をもとに一緒に考え勉強する形式です。内容が充実するために、演奏時間は全員あわせて長くても20-30分程度に収めるようお勧めします。
まだよくわかりませんか?百聞は一見に如かず。まずは申し込んでみませんか?きっと、とても実りある時間になりますよ!
DEVOYON先生の次回の来校予定
2016年10月10-13日 および 10月17-20日
締め切り:学内掲示をご覧になるか教務課にお問い合わせください
お申し込み先:教務課 正田様
Devoyons’ Village 秋のコース 募集を開始しています!(締め切り9/15)
待望の?!新刊は5月16日発売開始と決まりました♪
ようやく!!!!最終校正が終わりました。Pascal DEVOYONによる4冊目の書籍が
まもなく日本で発売となります。これです↓
今回は読み物風。わかるようでわからない、と感じる人も多いドビュッシー。でも私もDevoyonもドビュッシーをこよなく愛しています。大切なことはわかるかどうか・・ではなく、いかに自分のイマジネーションにまかせてドビュッシー世界を旅することができるか・・だと思います。
この書籍を通してドビュッシー世界を覗いていただくことで、多くの方が彼の作品を愛してくださればいいな、というのが私たちの願いです。
前奏曲を中心に、ドビュッシーの島々を旅するうちに、
いつの間にか引き込まれ、読み終わったらとても幸せになっているこの書籍。これまでの3冊とは一味違った、これまた素敵な書籍です。
1つの書籍が出来上がるには、多大な年月と、多数の方の協力があって初めてだと、今4冊目でも再確認しました。関係者一丸となって作り上げた書籍。一人でも多くの方の手に取っていただけたらこれほど嬉しいことはありません。
書籍が店頭販売開始になるのは5月16日。5月27日のPascal DEVOYONピアノリサイタル時に、現地販売と著者によるサイン会も行われます!
どうかこの機会にお手に取っていただけますように。
末永くよろしくお願いいたします。
村田理夏子
Pascal DEVOYONピアノリサイタル。追加チケットが少し入りました!(5/26残席情報更新!)
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Pascal DEVOYONピアノリサイタル チケット販売を開始いたしました!
**5月20日の名古屋公演、大成功に終わりました!いらしてくださった皆さま、ありがとうございました。
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東京公演の座席について:
青の部分が私から購入できる座席です。まだ良い席あります!青い席は私からのみ購入が可能です。
左Lブロック、下のCブロックは二階席となります。
金額: 6000円
【重要!】再追加チケットわずかに入りました。このサイトからは5/26日の夜まで
チケットのお申し込みを受け付けていますので、ぎりぎりで都合がついた方も、ぜひご予約ください!
5月26日現在の残席情報(私の手元チケット分)はこちら↓
メールの件名に”Pascal DEVOYONリサイタルチケット希望”とご記載くださると助かります!
① お名前
② ご住所
③ 電話番号
④ 希望枚数
⑤ 希望座席番号(万が一その席が埋まっている場合には、できる限り近い席をご提案させていただき、ご了承をいただいた上で予約させていただきます)
⑥ 現在学生の方は、④の枚数の内、何名が学生かご記載ください。
基本的にすぐにお返事をさせていただきますので、お申込み後、数日中に私からの返信がない場合、メールが届いていない可能性があります。お手数ですが、再度ご送信をお願い申し上げます。
たくさんの方のお越しを心よりお待ち申し上げております。
よろしくお願いいたします。
村田理夏子
私のサイトFromBerlinは
こちらから
ありがとう
今日のPascal Devoyon名古屋公演は、
神がかっていた。
ピアノという楽器を忘れるほどに、
次から次へと驚くほどの種類で生まれる色、そして生まれる命。
吸い込まれるように、舞台に釘付けになった。
前半を終わった時点で、友人が、
鳥肌がたった。色が、色が….と興奮気味に話してくれたのがよくわかる。
楽器が生き物に見えた、という彼女の言葉通り、楽器に命が吹き込まれ、唸る。
ポーランドでも、公演後興奮した女性が、
あなたの演奏は、色が、色が………とおっしゃっていたのを
思い出した。
後半のリストも圧巻。
宗次ホールの大勢のお客様が一瞬にしてしーーーんと静まり返った。
ひとつの大きなドラマを見せてくれるような、壮大な演奏。そこに大げさな表現はひとつもなく、壊れそうに繊細で美しいピアニッシモから、地鳴りのような振動を起こすff。まさに、
極めて高貴な芸術
を耳にした。派手だったり、安っぽさの一切ない、音楽と正面から向き合った人間の心の声を聞いた気がした。
演奏後、私が彼に伝えたのは、
ありがとう
だった。一生に一度でもこんな本物の芸術を耳にさせてくれたことに、なんとも言えない感動を受け、圧倒され,そして満たされ…その思いが感謝の言葉となって口から出た。
音楽は生き物。次回またどんな命を吹き込んでくれるのか、楽しみが増えた。
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