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Pascal DEVOYONピアノリサイタル チケット販売を開始いたしました!
**5月20日の名古屋公演、大成功に終わりました!いらしてくださった皆さま、ありがとうございました。
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東京公演の座席について:
青の部分が私から購入できる座席です。まだ良い席あります!青い席は私からのみ購入が可能です。
左Lブロック、下のCブロックは二階席となります。
金額: 6000円
【重要!】再追加チケットわずかに入りました。このサイトからは5/26日の夜まで
チケットのお申し込みを受け付けていますので、ぎりぎりで都合がついた方も、ぜひご予約ください!
5月26日現在の残席情報(私の手元チケット分)はこちら↓
メールの件名に”Pascal DEVOYONリサイタルチケット希望”とご記載くださると助かります!
① お名前
② ご住所
③ 電話番号
④ 希望枚数
⑤ 希望座席番号(万が一その席が埋まっている場合には、できる限り近い席をご提案させていただき、ご了承をいただいた上で予約させていただきます)
⑥ 現在学生の方は、④の枚数の内、何名が学生かご記載ください。
基本的にすぐにお返事をさせていただきますので、お申込み後、数日中に私からの返信がない場合、メールが届いていない可能性があります。お手数ですが、再度ご送信をお願い申し上げます。
たくさんの方のお越しを心よりお待ち申し上げております。
よろしくお願いいたします。
村田理夏子
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こちらから
「音楽」カテゴリーアーカイブ
ありがとう
今日のPascal Devoyon名古屋公演は、
神がかっていた。
ピアノという楽器を忘れるほどに、
次から次へと驚くほどの種類で生まれる色、そして生まれる命。
吸い込まれるように、舞台に釘付けになった。
前半を終わった時点で、友人が、
鳥肌がたった。色が、色が….と興奮気味に話してくれたのがよくわかる。
楽器が生き物に見えた、という彼女の言葉通り、楽器に命が吹き込まれ、唸る。
ポーランドでも、公演後興奮した女性が、
あなたの演奏は、色が、色が………とおっしゃっていたのを
思い出した。
後半のリストも圧巻。
宗次ホールの大勢のお客様が一瞬にしてしーーーんと静まり返った。
ひとつの大きなドラマを見せてくれるような、壮大な演奏。そこに大げさな表現はひとつもなく、壊れそうに繊細で美しいピアニッシモから、地鳴りのような振動を起こすff。まさに、
極めて高貴な芸術
を耳にした。派手だったり、安っぽさの一切ない、音楽と正面から向き合った人間の心の声を聞いた気がした。
演奏後、私が彼に伝えたのは、
ありがとう
だった。一生に一度でもこんな本物の芸術を耳にさせてくれたことに、なんとも言えない感動を受け、圧倒され,そして満たされ…その思いが感謝の言葉となって口から出た。
音楽は生き物。次回またどんな命を吹き込んでくれるのか、楽しみが増えた。
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真の詩人
先日、ポーランドでパスカル ドゥヴァイヨン ピアノリサイタルが開催された。ありがたいことに地元ラジオ局をはじめ、あちこちで大きく宣伝してくださっていた。
実は、Devoyonにとってポーランドでは初のリサイタル。ポーランドで出会うどの方も、まさか?!とおっしゃってくださったが、本当に初なのだ。響きの良いなんとも素敵なホールに連れて行ってもらい、リハーサル。
実はリハーサルを聴きながら、私は心から感動を覚えた。一音ずつ丁寧に探っていく。自分の望む音、望む世界を丁寧に、丁寧に作り上げていく姿は、コンサートに並ぶ魅力的な瞬間だと感じた。
Devoyonはかつて ”真の詩人”という批評を受けたことがある。私はそれを
詩心をもって演奏すること、という意味にとらえていたが、彼が紡ぎだしていく音、そして紡ぎだしていく様子を見聴きしながら、私の解釈は違っていたと感じた。
普段、人生論や気取った言葉、酔いしれた議論をするなど一切ないDevoyon。出てくる言葉は皮肉っぽいユーモアでさらっとかわしていくという感じだ。
でも、その目は違う。
人生は旅と同じだというDevoyon。自分はいったいどこから来て、どこに向かうのか。そしてその道々にある出会いや出来事の意味はいったい何なのか。
ある時、芸術という道を選び、そんな答えのない問ばかりを、答えはないと知りながら投げかけ続け、自分に挑戦し続けながら人生を歩んできた人間なのだろう。そんな人間のみがおそらく得ることができるであろう、人間の深み。
真の詩人から紡ぎだされる音を介しての言葉は、何よりも美しく、尊い。
本番は、たくさんのお客さんがお越しくださった。
演奏後、大勢がスタンディングオペレーション。興奮冷めやらぬ方々が舞台裏に来てくださった。
次は日本でのリサイタルツアー。同じプログラムでの公演。毎回Devoyonが
どんな人間性を見せてくれるのか、楽しみだ。
5月20日(名古屋)、27日(東京)の公演については
こちらから。
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Pascal DEVOYONのインタビューが雑誌各社に掲載されています
音楽の友、ショパン、MusicaNova、音楽現代、ヤマハピアニストラウンジページ、ピアノの本から
Pascal DEVOYONのインタビューが掲載されています。
それぞれ異なったインタビュアーによるアプローチがあり、音楽論、教育論、Devoyon自身の人生・・・どれを読んでも興味深い内容です。
お手に取っていただければ幸いです。
詳しくは Pascal DEVOYON公式サイトよりどうぞ。
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オーボエとピアノ CDレコーディング 2日目終了!
今回のCD録音の曲目が公開になりました。全部フランス作品ばかり。
プーランク オーボエとピアノのためのソナタ
デュティーユ オーボエとピアノのためのソナタ
サンカン(Sancan) オーボエとピアノのためのソナチネ
ボッツァ(Bozza) 田園幻想曲
デステネイ クラリネットとオーボエ、ピアノ三重奏曲
オーボエ Hélène Devilleneuve
クラリネット Nicolas Baldeyrou
ピアノ 村田理夏子
プーランク、デュティーユはオーボエ奏者にとって主要レパートリー。ピアノレパートリーでも
親しみのある作曲家だ。
今年はデュティーユの生誕100年という記念の年の録音となった。
初日は朝9時から1日中缶詰めになり、まずは朝からバランスチェック。マイクの位置、高さ・・あーでもないこーでもないと、数時間。
そして11時過ぎ,ようやく録音を開始。
演奏してはチェック・・を繰り返し、共演者が”これ!”と満足いく演奏ができた瞬間に、私が、あ。今のはピアノが失敗したの・・・ということになると大きくがっかりさせてしまうので、どのカットでもOKを出せるよう、毎回が強烈な集中を強いられるスタンバイ状態。
それが夜の20時まで。ここまで極度の集中の持続を強いられることは日ごろまずないので、かなりの労力・・。
2日目の今日も朝9時スタート。人間だからいつも100%のモチベーションとは限らない。ピリピリしそうな瞬間は、周りみんなで互いにサポート。肝心なことはこの数日の録音の間に、互いに絶大な相手への尊重と信頼を築き上げることだった。
一生残る録音をするわけだから、笑顔の裏にもみな当然ピリピリしているわけで、そこでいかに相手の状況を悟って、声を掛け合うかという点で、非常にレコーディングはスリリングなものだ。そういった意味でも、今回のメンバーは録音技師も含め恵まれていたと感じる。絶妙なバランスが取れている気がする。
2日目午後には、最終のデステネイの1楽章の録音に入った。
これは三重奏。つまりここでまた新しくマイクなどのバランスを決め直す。マイクの位置によっては、スピーカーで聴いたときに演奏者が真ん中ではなく左に偏って立っているように聴こえてしまったり、オーボエかクラリネットがマイクにより近い位置にいるように聴こえてしまったりと、非常に微妙なものだ。念入りに念入りに、納得する音響になるまでチェック。
マイクの数も相当なものだ。
この時点かなり疲労困憊だったが、最後の力を振り絞って無事今日も終了。
明日はのこる2つの楽章だ。
お互いにブラボーとを声をかけながら励ましあっての2日間。学ぶことが非常に多い。
こんな機会をいただいたことに、心から感謝している。少しでも多くの方の手にとっていただけることを願いつつ。
村田理夏子
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オーボエとの初CD録音♪
今パリに来ています。それも、初めてのオーボエとのCD録音。フランス放送フィルハーモニー管弦楽団でソロオーボイストを務める Hélène Devilleneuve(エレン ドゥヴイルヌーヴ)さんからお声掛けをいただきました。彼女はパリ国立高等音楽院(コンセルバトワール)の教授も務める、とてもチャーミングな美女。いつも明るく、まさにフランス女性の典型!
収録予定曲は、かなり魅力的!オーボエ奏者にとって欠かせないプーランク、デュティーユのほか、あまり演奏されない名曲の数々を収録したオールフランスプログラムです(プログラムは許可が出たら公開します♪)。そして1曲はクラリネットも加わったトリオ。これまた名クラリネッティスト Nicolas Baldeyrou(ニコラ バルディルー)氏との共演!
こんな名演奏家に囲まれて、楽しみじゃないはずがないわけです。(^^)/
しかもピアノデュオ以外の録音は初めて。3日間、楽しんできます!
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レクチャーコンサート ”準備はいかが?” (3月20日山野楽器)
ただいま翻訳中のDevoyonの次回の講座のタイトルは
“準備はいかが?”
練習練習!と意気込むのは大切だけど、いくら練習してもなんだかうまくいかない・・なんてことがある。
そういえば、
練習ってなんだ?
私たちが操らなければいけないピアノって、どんな仕組みの楽器だっけ?
私たちが操らなきゃいけない、私たちの体って、どんな風にできてるんだ?
そんな、一見当たり前のことをじっくり考えてみたことって、意外と少ないのではないだろうか。
さまざまにもつれた糸は、根本をほどかない限り、うまくほどけない。このレクチャーでは、
「練習に入る前に、一度たちどまって考えませんか?」
そんなDevoyonの声が聞こえる。
練習に入る準備なんでできてるよ!
・・・そうかな・・・
練習に入る前に、きちんと大切なことが整理されているだろうか。
いちど立ち止まり、じっくりとDevoyonの言葉に耳を傾けると、あ・・・と見えてくるものがある。
そんなレクチャーになりそうだ。
あと10名で満席だそうです!ご来場をお考えの方は、お早めに山野楽器さんにご連絡下さい。
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あたりまえ
どうやって私たちは歩いているか、しゃべる時どうしているか? 普段呼吸はどうしてる? あまりに当たり前のこと・・・それって一番、説明をしようとすると難しい。
Devoyonのレッスンを受けたり、聴いたりすること20年以上。いつも驚かされるのは、その明確で的確な説明能力だ。
どうやってご飯のみこむの? そんな何気ないことを説明しようとすると、なんとも
しっくりいかないことは多い。それは、知識が足りないか、よく考えたことがないか、それとも何か漠然と理解しているからに過ぎない。Devoyonは人生経験の中で、いろいろ考え抜いてきたのだろうと思う。あたりまえに”説明がうまい人間として生まれた”のではない。レッスンで、”僕がOOについて考え抜いていた頃ね・・・”という言葉が良くでるのが印象的だ。
“最近XXについてじっくり考えてるんだけど、どうもまだ答えが見つからない”などという発言もよく漏れる。おそらく彼は一生研究し続けるのだろう。
そんな彼が、今度のKAWAIのテクニック講座第3回で臨むテーマは、”指”について。そして音について。音楽家、そしてピアニストにとって一見あたり前な、指で弾く ということ。
その意味を説明するレクチャーを生み出すほうは、想像を絶する大変な作業だと感じる。訳をさせてもらうにあたり、自分ならどうするかなあ、と考えながら訳を進めていっているが、完全に”脱帽”というのが正直な感想だ。 当たり前(と我々が思い込んでいる)ことを、こんなにうまく、説得力を持って説明できるものだろうか。
今回の講座は、プロを目指すもアマチュアも、学生も大人も・・・誰もが決して逃してはない一回になりそうな予感がする。
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Devoyons’ Village 春のコース 学生クラス、大人クラス 聴講生募集中!
健康診断に引き続き、上記2クラスでも聴講を募集します。
音楽はこれからともに人生を歩んでいく一生のもの。客観的に聴き、判断する耳が、何よりも最終的に一生自分を育ててくれる先生となります。そしてもう一つの先生は考える力。そんな耳と考える力を養うには、一歩離れてみるのも大切な時間です。聴講というのは、他人の物を聴く時間ではありません。自分の中に耳を向け、自分を見つめなおし、考え直す。聴講という鏡を通して、自分をみる貴重な時間です。それがわかるまで私もずいぶん時間を要しました。
村では、そんな仲間との時間を大切にしています。一度ふらっと覗きに来てみませんか?
詳しくはVillage公式サイト>をどうぞ。
Devoyons’ Village 健康診断 聴講生募集中!
いつのまにやら7回目。Dと村田が数年前から細々と種をまき続けているVillage。
仲間とともに学ぶことの大切さ、そして仲間から学ぶことの大きさを信じて、
グループレッスンにこだわって企画をしています。
健康診断は一年に一度開催しており、Villageのグループレッスンの前に、まずは個人レッスン形式で
様子を見たい・・という方や、本番前にひとことアドヴァイスがほしい、などという方のために
要点を絞ってのレッスン(村田担当)をするタイプです。受講生はレッスン後メールにて
恐怖の 診断書 を受け取ります。
あなたは・・・症候群!・・・ボケ・・重症・・・
などなど、ズバッと書かせていただきますぞ。ふふふ。
その健康診断でも聴講生を募集しています。というのも、限られた時間の中で
今学ぶべきポイントを絞ってのレッスンをさせていただく、というスタイルから、客観的に
判断する方法に興味がある方、教えるときの村田のやり方に興味のある方、
客観的に聞くことに興味のある方にとっても、とても刺激のある時間だからです。
私自身、たくさん学んでいます。
村は、みなさんがあってこそ耕されていきます。ぜひお越しください!
詳しくは
Devoyons’ Village公式サイト
からどうぞ!