「未分類」カテゴリーアーカイブ

クラス勉強会 @コンサートホール

初めての試みとして、私の門下生4人を集めてコンサートホールでのクラス勉強会をしてみた。贅沢な環境!

私がいつも生徒に言うことの1つは

「将来的に最良の先生は自分の耳であり、学生の時、つまり客観的な意見を言ってくれる人がいるうちにそれを育てないといけない」

ということ。とはいえ、広いホールで、客観的判断できる耳を持つことはかなり難しい。そこでコンサートホールで耳を駆使する勉強会を思いついた。

今回の4名は全員音大生かつ同じような年代なので、互いに刺激しあい、また交流を深める意味でも良い機会となった。

私の目的は試演会ではない。最近よく聞く試演会とは、弾いてコメントをもらう、という受け身な内容が多く、これではあまり意味を見出せないと感じる。

今回は積極的に自分の耳を働かせる、という方向に勉強会を持っていきたかったので、互いに少しだけ弾いては止め、相手の演奏の音を客席の好きなところに座って聴き、自分の耳で判断し、彼らの意見を聞く。その後、私が少し軌道をととのえるコメントを挟む。そしてコメントを参考に自分なりに修正して弾いてもらい、どう言った違いとなって聴こえるか、客席の仲間は耳でその違いを感じ取る。そういう流れだ。

4時間続けて耳をここまで積極的に駆使して考える時間は意外と少ないかもしれない。でもその重要性を感じてほしい。本来は普段の練習でも、実は常にこれぐらい耳をそばだてて判断していないといけないからだ。

さらに、最後の1時間はパスカルを拝み倒して合流してもらい、各生徒を10分ほど聴いてコメントしてもらった。時間や労力を惜しまず、私の生徒のために尽くしてくれる彼には頭が上がらない。

コメントで

「最近は効果的、そんなことばかり言われて、音、音質なんて別に…という風潮があるけど、音は大事なんだよ、本当に大事なんだ。」

と声を強めて言っていたのが印象的だった。

「昔は音を聞けば、それがラジオでも誰が弾いているかわかるぐらい、音に個性が表れていた。今は音へのこだわりが減り、皆が同じようなスタンダードな音を出すので、誰が何を弾いてるかわからない。音へのこだわりは自分の持ち音となり、それが個性でもある」

そんな話もとても興味深かった。生徒たちの心に何か響いただろうか。

ホールを借りての初めての贅沢な勉強会だったが、やってみてかなり有意義な勉強になると強く感じた。年2回ぐらいのペースで続けてみようかな。

このように本格的な演奏家を目指す門下生を、現在1名増やしたいと思っている。詳しくは私のサイトを参照していただきたい。

村田理夏子レッスン

タイムマシンに乗りませんか? 10月4日 カワイ表参道 タイムマシンコンサート!

今、私たちがかなりの力を注いで準備している公演があります。

10月4日 表参道カワイパウゼでの タイムマシンコンサート。

ーー

音楽は生きた産物で、生身の人間から生み出された奇跡の贈り物だと思います。彼らが生きた時代、何が起きて、どんなことを見、どんなものを聴き、何を感じてきたのか。こういった日常が多かれ少なかれ作品に影響しないはずはありません。

今回のタイムマシンコンサートでは、生誕150年を迎えるラヴェルをテーマにします。「が!」ラヴェルばかり演奏する公演ではない面白さが皆さんをお待ちしています。

ラヴェルが生きた時代、ヨーロッパでどんなことが起き、ラヴェルはどんな世界を見てきたのか。タイムマシンに乗って時代を遡り、その当時のお話や映像、そして演奏を通して感じていただくものです。

きっとどこにもない、新たな楽しみ方ができる公演だと思います。

演奏は現時点では10曲ほどを予定しています。かなりバラエティに富むプログラミングです。誰が何を弾くかは、もう少し中身を詰めて改めてブログしますが、今からどうぞ楽しみになさってください。限られた席数ですのでお早めのご予約を!

ーー

村田理夏子 公式サイトはこちらから💁‍♀️

3/7 デュオ公演 楽しみ方 PART.3

2曲目はバーンシュタインのウェストサイドストーリー。

今回は2台ピアノ用に編曲されたものを演奏します。チャチャ、Somewhere、マンボー!など耳慣れた曲のメドレー。心にずきっと来る切ないシーンもあり。

音を通して、聴きながらみなさんの自由に映像を想像してもらうのが1番!

バーンシュタインが曲をつけたこの作品は、これほど素晴らしいものがあるかというぐらい見事な音楽です。音楽を楽しみつつ、映画を見ているような気持ちを味わっていただけたら嬉しいです。

それにしても、アメリカン、なリズムはいわゆるクラシックとは全く違い、それが難しさでもあり、面白さでもあります。以前私がベルリンのオーケストラとガーシュインのラプソディインブルーを共演した時、かなりそう言ったアメリカンスタイルのリズム感を染み込ませていたので、今回もそれは生きるといいなあ。

演奏が難しいこともあり、あまり聴かれないこのバーンシュタイン作品 ウェストサイドストーリー。前半の締めくくりに最高。是非お楽しみに!

NAGAREYAMA国際室内楽音楽祭 出演者紹介

加羽沢美濃さん。NHKらららクラシックで記憶に新しい方も多いだろう。彼女の魅力はとにかくチャーミング。表情を見ているだけでこちらまで笑顔になる。

音楽祭では、お客様とアーティストが同じ空間で家族的なつながりを育んでいきたいという夢がある。その第1歩として、舞台とお客様をつなぐ大切な顔となる進行役。美濃ちゃんしか考えられないと思い、お願いした。

大学の同級生なのだけど、卒業から20年以上経ったある日、久々の再会ランチをした。学生時代に突如ブレイクし、有名になった彼女だが、いつまでも自然体で天然ボケそのままのチャーミングさはそのまま。嬉しくなった。

今回も、おそらく台本無しで彼女に任せてみようと思っている。

質の高いクラシックの公演を、いかに身近に、いかに親しみを持ってお客様に届けられるか。どうぞご期待ください!

実験・クルミの前でピアノを弾くとどうなる?

くるみちゃんは、ピアノの練習を聴きながらお昼寝するの?

などというほほえましい質問をしてくださる方がいます。

くるみは・・・

音楽が嫌いです。爆笑 

というか、ものすごく耳がいいので、たぶんうるさいんだと思います。

でそんなクルミの前でDに練習をしてもらったところ。こんな4コマができました。

1)え、何?何か弾くの?

2)わー うるさーい!

3)ぎゃーーやーめーてーーー!

4)パスカル・・・・苦笑

テクニックの基礎をおさらいしませんか?

ピティナさんのご協力を得て、4月24日に講座を行います。90分という限られた時間で、ピアノという楽器を操るための、基礎の基礎を一度おさらいしませんか?

思うように操れるようになると、イマジネーションも膨らむのだなと、最近感じることがあります。イメージに振り回されるのではなく、匠の技を磨く、そんな基礎になる講座ができればと思っています。残席とても少なくなっています。ご検討ください!

ピティナ・ピアノセミナー (piano.or.jp)

第3期 門下生を募集します。

2003年よりベルリン芸術大学で15年教鞭をとってまいり、この度日本に居を移しました。今後は、日本での教育活動に集中していきたいと思っています。

大切な学生時代。将来長い目で自立して音楽と携わっていけるためには、学生時代にたくさんの幅広い勉強を通して、様々なことを吸収することが大切だと思います。 

本番やコンクールが多い今の時代、まわりのペースに惑わされず、 今の自分に必要なことを見つめながら、自分を長い目で着実に育てていくことが難しくなったと感じます。

学生時代は吸収、蓄積、そしてチャレンジの大切な時期です。がむしゃらなチャレンジだけに翻弄されがちな昨今、私のところで勉強をしてくれる学生たちには、きちんとした判断力を養い、音楽と、そして向き合うことも忘れず、忍耐をもって着実に一歩一歩を重ねることの大切さを身に付けてほしいと思っています。そして、本当の意味での芸術家をひとりでも多く養うお手伝いができればと願っています。

各自のレパートリー全体を把握しながら、ひとりひとりに寄り添って全力で向き合いたいという思いから、当面、門下生は限られた人数にとどめたいと思っています。今回は1~2名の募集です。情熱と向上心にあふれた若者との出会いを楽しみにしています。

門下生コースの詳細は下記をご覧ください。

http://www.rikakomurata.com/Rikako/MessageFromBerlin.html

ベルリンは遠かった (最終回)

(前回の続き)
そこに待ち受けていたのは、優しそうなのーーーんびりした50代ぐらいの女性。しかーし、トロけるほど優しいのはいいのだが、ここからが、この女性の天然ボッケボケの劇場の始まりだった。
女性:どうされました?
D: (iphone画面で搭乗券を見せて),ご覧の通り乗り遅れました。
女性:んまぁ、あらぁ、そうですかあ。まあまあ、大変ねえ。困りましたねえ。ちょっと見てみますね
とiphoneを受け取り、コンピュータに向かったかと思うと
女性:あら〜ん、iphoneの画面がヒョイっとどっかにいっちゃったわ。私こういう機械ぜーんぜんわからないのよねえ。
とiphoneを返され、
女性:でも大丈夫、名前は見れたわ♪ とコンピュータに向かっている
私が、(機械音痴でコンピュータ使えるの?)
と思っていると、
次の便は14:30ね。これに乗れるかチェックするわね、という。
さっき念のためDに次の飛行機を見てもらったら12:50にあるはずだ。だいたい14:30の飛行機はなかったはず。
Dが、<そうですか、でも確かもう1つ前に12:50があったと思うのですが>
というと、
女性: えー、あら?そう?私のコンピュータはピピッと最初に14:30と出て来たけど ………まーあらあらほんと。12:50があるわ♪