「日常」カテゴリーアーカイブ

知らぬが仏?!

顔は3人ともアジア、でも国籍は日、中、韓。外国に住んでいるからこそあるのかもしれない、そういうメンバーで先日とある中華料理に行った。メンバーに中国人がいる以上、彼にメニュー選びを仕切ってもらおうと言う話に。
彼は私たち二人に、何か好きじゃないものはある?と親切にも気を使って質問してくれた。少し考えている私たちに、
中:辛いものは大丈夫?
というので、真っ先に韓国人の子が、
韓:私、韓国人よ!私にそんな事聞くなんて!笑
と、ひと蹴り。確かにそうだ。(・o・)
更に、
中:ニンニクとかは?
との質問に
韓:(-_-メ) だから、韓国人だってば。
中:あ、そうだった。(^-^)
と大笑い。でもその彼女は、おそるおそる、できればコリアンダーなんかの香料の強いのはちょっと苦手なので避けてほしいかも・・。というので、ここぞと私も便乗し、私もそれは少し苦手・・・と付け加えておいた。
中:羊の肉とかは?
私:あ、それは私苦手!
こんな感じのわがままにも中国君は笑顔でメニューを探し、彼の一存で注文してくれた。
人に注文してもらうと言うのは、何が出てくるのか分からない楽しみもある。
そして、最初になにやら前菜が運ばれてきた。
いっただっきまーす!
と早速、口にしてみると、強いニンニクの味と共に、なんだか少しこりっとするようなやわらかいような不思議な感触。味はとってもおいしい。
韓:おいしいね。これなぁに? ニンニク?
中:おいしいでしょう!これ?これは肺だよ♪ (^-^)
と、何とも涼しい顔。
今、なんていいました???(゜゜)
中:肺♪
韓:(/||| ̄▽)/ゲッ!!!
私(心の声):は・・・肺??肺っすか? 
今、肺って言いました、あーた? ・・・みたいな。  (;^_^A アセアセ・・・
韓国彼女は、おいしい!と言っていたのにもかかわらず、
そこからそれには手をつけなかったような。笑
さすが中国君。頼むものがすごい。
しかし、それにしても辛いものは、ニンニクは?と質問するよりは
内臓は?と質問した方が良かったのでは・・。(-_-)
でもおかげさまで、普段食べないようなものをたくさん食べることができ大満足。しかもどれもこれもとってもおいしかった!
韓国彼女にとっては、知らぬがほとけ・・だったかな。
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仕方ない?

仕方ない?
日本語特訓中のDに、このあいだ
仕方ない
という言いまわしを教えてみた。
彼の頭の中では当然、漢字ではなく
SHI-KA-TA-NA-I
と覚えるので、どうも発音しにくいらしい。
いくらがんばっても
D:シタカナイ
となってしまう。(-_-メ)
D:シタカナイ シタカ? シカ?えーっと、シ・タ・カ・・・(・o・)
私:違うぅぅ。だから、し“か”た、だってばぁ。(-_-)
という問答を繰り返した末、
私:リカコ と同じように、 シカタ とおぼえて。 
二つ目は<タ>じゃなくて<カ>なの!
と言ってみた。すると、
D:ほう!(゜-゜) りかこ・・・しかた・・なるほどねえ!
と納得がいったらしい。でも、それからこう練習し始めてしまった。
D:
りかこ しかたない
りかこ しかたない
りかこ 仕方ない・・・
Rikako Sikatanai!
どう考えてもいやな響きである。
私;あの・・・その練習方法やめてもらえませんか。(・・;)
こんな毎日を過ごしております。
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つぶやき

人々が以前より優しくなった気がする・・・そう感じていたら
変わったのは自分だったということに気がつかされたこの夏。
肩の力を抜いて、生きていこっと。

あなたまで・・・。

今ですか?
はい、38度です。←やけくそ
しかも電車の中は50度ぐらいらしい。
38度ってどんな感じですか??というあなたへ・・・。
こんな感じです↓
Rosoku1.jpg
これは、喫茶店のテーブルに置いてある(はずの)ろうそく。熱に負けてへたれて
倒れております。
アップはこちら↓
Rosoku2.jpg
暑さに溶けそうなのは、私たちだけじゃなかったらしいです。
たすけて・・。
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あぢい・・・・

昨日ベルリンの気温が36度になって、
14年住んでいて初めてだ、こんなの・・・とくたばっていたら、
今日の最高気温の予想は
38度!!! 
38度って・・“高熱”ってやつですよね。普通の
風邪の場合。
今から5か月前は、雪が解けない長ーい冬を送っていて
マイナス20度あたりを記録したわけだから、その時との気温差は
60度。(・_・;)
体がついていかないのも無理がないって感じ。
さらに追い打ちをかけているのが
エアコンのない国、ドイツ。
バス、電車、喫茶店、レストラン、各家庭
どれもこれもエアコンなし。扇風機が回っていれば
ラッキーなほうである。でも38度の空気を扇風機でまわされても
あまり変わらないけど。
ただ寝ていても汗が出てくるって感じ。少しでも動いた日には
大変である。体温より高いわけだから当たり前だけど。
というわけで、長い冬に続いて
異常な暑さにへばっている私のつぶやきでした。

もうすぐ活用形

Dは日本酒、寿司、そして佃煮をこよなく愛し、パジャマ代わりに浴衣を着て、探し物は正座をして行い、そして日本茶をすすっては、ふぅぅ・・・と息を吐く、ヨーロッパ顔の仮面をかぶった日本人である。
しかし、彼にもおフランスの血が流れているということを感じるときがたまにある。そのひとつが、
自分の都合に合わせて時間を動かす
と言うところである。
彼はフランス系の中ではかなり時間に正確な人間だ(と思う)。でも!!!!何かやりたいことに熱中しているときだけは、<D時間>というのが流れているらしい。D時間の世界では、私たちの1分は彼の10分に等しくなるのだ。
私はご飯を作った時どうしても温かいうちに食べてもらいたいので、御飯ができたらすぐにテーブルについてほしいと思うタイプである。でも相手の都合もあるだろうから、
あと15分ぐらいでできるよぉ・・・
あと5分ねー
もうすぐだよぉ・・・
などタイマーのように小刻みDに声をかけるようにしている。
ところが、残り3分ぐらいでテーブルにつかなければならないとなった瞬間から、Dの中だけで
D時間
が機能し始めるのだ。
仲良し夫婦のように
私:もうすぐごはんだよぉ♪
と超やさしいトーンで声をかけるとDが
オッケー♪
と部屋から返事をする。更に5分前
私:あと5分だからねー。
D:りょーかーい!
・・・・そして
私:できたよぉ♪
D:おっけーあと1分で終わらせるよぉ
・・・
一分経過
こ・な・い・・(イラッ)
私:さめちゃうから早く―
D:うんうん、もういく!
シーン
更に2分
私:まだぁ?(-_-メ)
D:ほら、もう本当にもうすぐ♪すぐのすぐ♪
私:こらぁー!
D:はいはい、ほら、もうすぐそこにいるって感じ
(そこにいるって感じってさぁ・・・(-“-)
そ、し、て・・・
私:おりゃぁ(▼皿▼!) (→ちなみに大音量で叫びます)
D:はいはーい、今もうそっちに見えるってとこまで来てるから♪♪
そして
(;^_^A アセアセ・・・汗
と小走りで登場するのである。
そう、Dの“もうすぐ”という言葉には
ものすごくたくさんのバリエーションがあるのだ。
もうそっちに見える所って・・あのさぁ(-“-)
Dの
もうすぐ、本当にもうすぐ、もうスギッシモ、もう本当にそこまで来てる・・・という
<もうすぐ活用形>が進むにつれ、
私は
できたよぉ♪ (^.^)
というせっかくの優しい奥様(?)から
オリャァー(▼皿▼!)
と怒鳴るまでに変化させられ、毎日の夕食が行われております。
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いいのか日本? 

いいのか日本? 
先日、父がとある郵便局に電話をかけた時の、本当にあった会話である。
私は父のそばに座っていたものの、電話の向こうにいる郵便局員の返事は聞こえないので、聴こえてくる父の発言を追って話の流れを聞いていた。
==
父:もしもし、××郵便局ですか? 日本から国際送金をしたいと思っているのですが、
そのレートをおうかがいさせていただきたいと思ってお電話しました。
・・・・・・・・・・・・・・(郵便局員返事中)
父:いえ、あのですね、ヨーロッパにお金を送ろうと思うので、ユーロのレートをおうかがいしたいのですが。
・・・・・・・・・・・・・・(郵便局員返事中)
父:(苦笑)そうではなくてね、送金ってあるでしょう。お金を送るの。それで
ユーロのレートを知りたいんですよ。レートね。
・・・・・・・・・・・・・・(郵便局員返事中)
父:いやいや、冷凍食品じゃないの。冷凍食品じゃなくてね、レート、レートですよ。
1ユーロが何円とか。
父:あ、そうですか。番号が違うの。じゃあそちらにかけてみますね。
==
と、こんな感じ。
郵便局に、
ユーロ送金のレート 
といって問い合わせているのに、
その郵便局員は
<ユーロという食べ物>

<冷凍食品>

<送りたい。>
と解釈したのである。ありえない・・・
はっきりいってあり得ない。(-“-)
父と二人で 
はぁ?(゜゜)
となりながらも、父が教えてもらった電話番号にかけると
<この番号は、現在使われておりません・・・、番号をお確かめの上・・・>
だってさ。これが日本の今である。
いいのか・・・
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またしても

先日5月1日に恒例のオケとの演奏会があり、ここしばらく半端なくテンパっていた私でした。私の本番は前半の最後。演奏会も無事終わり、休憩時間に生徒さんや友達などたくさん楽屋にいらしてくれて、花束なんぞたくさんいただき幸せに浸っていた私。後半はムソルグスキー展覧会の絵と、ラヴェルボレロというオケのプログラムなのだけれど、後半を聴かずに失礼しようとDと荷物をまとめた。
いつもはそのまま楽屋口から出るのだけど、Dが
あ、この扉ホールのロビーへつながっていてバス停に近いよ♪
と温かいご提案。ドレスやいただいた花束の山で前が見えないほど荷物を持ち、フィルハーモニーホールのロビーへと出た瞬間・・・
ボフッ!!
バサバサ
あ・・
シーーーン
・・・・・・・・・・
ええと、わたくし・・
エェー、コホンッ!(;-o-)o”
またもやコケました。(・_・;)
それも、花束を持って前へ遠慮もためらいもなくヘッドスライディング 
コケッ! ミ(ノ;_ _)ノ =3
っとこんな感じです。はい。
ちなみに解説すると、
ボフッッ!と階段を踏み外し
(なぜか扉を開けてすぐに一段だけ降りる段差があったのですが、まったく視界に入っておらず。)
バサバサっと花束ごと崩れ落ち
あ・・・ とDが呟き
シーンと地面にピクピク倒れておりました。
そしてそのバックで、
ソーファーシ―ドファレー♪♪
と流れる展覧会の絵。
なんと哀れな私・・・。
そしてDが一言:
それにしても、ものすごい勢いで視界から消えたね・・・
助ける暇もなかった・・
とのコメントでございました。
はあ、こけるときはどうしてこうダイナミックなんだろう、私・・。
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さすがドイツ?!

音大の中で催されるクラスの発表会や卒業試験演奏会・・・私のいるベルリンでは、そういう学生の演奏会を楽しみにしているドイツ人おじちゃんおばちゃんが意外と多い。演奏する人の家族でも知り合いでもない。ただ単に、若い方の演奏する姿、そして成長していく姿を心から楽しみにしているのだ。私たちのクラスは半年に3回ぐらいのペースでクラスの生徒が学内演奏会をするのだが、それを毎回楽しみに足を運んでくれる人の多さに、生活に音楽が浸透していると感じることがたびたびある。
先日、ある生徒の卒業演奏会があった。演奏会直前にホール入り口で
やぁ、こんにちは!と声をかけられ、振り向くとそこにいたのは、なんと私の歯医者さん。
そして同じ診療所のもう一人の歯医者さんと彼らのアシスタント、総勢6-7名の軍団が勢ぞろい。あの診療所メンバーが、ほぼまるごと全員来ていた。(残念ながらこのブログ登場のA子はいなかった・・)そう、この歯医者さんは私のかかりつけで、とても上手だ。
その歯医者さんには私が紹介した友達がたくさん通っている。なんかあなたが来てから僕の患者は音楽家ばかりだ・・と言われたぐらいだ。その卒業演奏をした彼も紹介した一人で、歯医者さんが聴きに来てくれたというわけ。自分の患者の演奏会に行くなんて・・・。私とDの演奏会にもアシスタントAが来てくれたし。本当にすごい国だ。
今日の診療は早めにあがったんですか?ときくと、
うん、最後の患者さんをキャンセルしてコンサートに来た♪
だって。いいのか? (・_・;)
そんなわけで、歯医者7名と言う不思議な団体がホールに紛れ込んだ。私は人の少ない後ろの方がゆったりしていて好きなので、そこに座ったのに、私が座っているあたりが良い席だと勘違いしたらしく、私の前の列を7名で陣取ってしまった。彼らはズウタイがでかいので全然前が見えやしない。結局私が少し横に移動する羽目になった。もう。(-_-メ)
その歯医者軍団は、クラシックとはほど遠い。どれほど遠いかと言うと、以前私がメシアンを弾く時なんて、
僕はクラシックよくわからないけど、それはポップスとかジャズとかとは感じが違うの?
と聞いてきたほどだ。メシアンとポップス・・。(-“-)
それほど遠いとなると、演奏会を聴く=映画を見る という感覚である。演奏中は落ち着きがなく動き、しかもしゃべる・・・。そしてアシスタントの女の子たちなんか途中で、かばんからあめを出し始めてしまった。やばいサインである。
そして間もなく、ちゃりちゃりちゃりちゃり・・と飴の紙の音が・・・。これが相当長く続き、周りの人が振り返るほどになってしまった。ちなみに私はこのちゃりちゃり言わせる人間を普段から、ちゃりばあ。と名付けている。
このちゃりばあは、演奏中のとーっても静かなところで豪快にくしゃみをするという絶妙なタイミングの才能を持った人でもあった。あっぱれ。
前半が終わり休憩に入るとき、その歯医者さんが私に、これで終わりだね♪というので、
まだ半分ですよ!と言うと、驚いた彼はもう一人の歯医者に、半分だって!と伝え、更に驚いた彼がそのアシスタントに、その彼女から隣の友人に・・・
ねえ、半分だって!

え、半分らしいよ。

まだ半分だってー。

ねぇねぇ・・
・・・と伝言ゲームされていた。
何なんだこの軍団。((+_+))
とはいっても、演奏会に知り合いが来てくれるというのは演奏する者にとっては非常に嬉しいことだ。演奏した彼もとても喜んでいた。(←フォローになったかな?( ̄― ̄)ニヤリ)
かかりつけの医者が演奏会に来てくれるなんて、それにしてもドイツ・・・さすがである。
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えぇ・・・と

ただ今の気温
マイナス17度
でございます。
もうあれだな、こうなると“麻痺”。
毎日外は冷凍庫なわけですよ。ハイ。(←キレ気味)。
マイナス17度なんて想像つかない・・・という方、冷凍庫を開けた時のあの空気でございます。外で足を止めて立ち話なんかしたら、そのまま町の<氷像>と化すことであろう。
Dなんて、スイスに行く用事があって天気予報をみて、
お、あったかいんだな。
と一言。”あったかい”というスイスの予報はマイナス1度から0度だそうな。
麻痺している我々には、プラスの気温なんて南国のようである。
と、3日前ののマイナス11度から、ぐんぐん下がり続け、今朝も目覚めてマイナス17度という数字に起こされた私は、キレ気味。なんとかしてくれ・・・
朝のつぶやきでした。