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生きた音楽とは (5) 最終回

(4)まで書いてから、ずいぶん日数があいてしまった・・・。しかも気づいてみれば、年まで変わってしまった。 (@_@;)汗
<生きた音楽>と題して、どのように音楽に命を与えられるかということを、これまで脈、緊張、色、ハーモニー、ペダルなどを通して見てきた。
そして最終回、もうひとつ意外と無意識になりそうなことについて書いてみたい。
それは、
“戻る”美しさ。
Crescendo、accelerando, やクライマックスへの盛り上がり・・・そういったいわゆる“プラス”方向の変化については、良く意識して演奏する人は多い。ここを歌いたいとか、どういう風に盛り上げたいとか。
ところが、そういったプラス方向への盛り上がりに対し、diminuendo,ritardando・・・など、”戻り” 方向の処理を繊細な意識を持って作っているケースはとても少ない。これらは、盛り上がりを作るのと同じ、あるいはそれ以上といっても良いぐらい演奏において大切な効果を与える。どのようにdiminuendoやritardandoを導くか、あるいは、どのようにペダルを減らしていくか、どのようにフレーズを閉じるか。このような、”戻り方“に細かな意識を払って作ることで、演奏に信じられないほど
美しい緊張感

繊細さ
を与えることができる。
別の例で説明してみよう。たとえば、この世にひとつしかない、ものすごく高価で美しい、手も触れるのも恐れ多いようなグラスがあったとしよう。それを、誰かが自分の前に持ってきてくれて、あなたに見せるために、目の前のテーブルに、慎重にそぉぉぉぉっと、そぉぉぉぉっと丁寧に置こうとしているところをイメージしてみよう。
どうだろう、そこに<息をのむような>瞬間が生まれるのが想像できるのではないだろうか。テーブルに“どん”と置いたのでは、繊細さも何もない。
音楽でも同じ、このような息をのむような美しい瞬間は、聴く人の心を魅了する。
先にあげたもののほか、PP、休符、たった一音の長い音など、楽譜に潜む<美>を少しでも多く見つけ出し、そこに演奏者自身の色を与え、自分しかできない色で、<繊細な>音楽を作っていってほしい。
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学生という日々

学生の時、毎日の学校生活に追われ、あまり考える余裕がなかった。
今、半人前ながら社会人となって、学生時代の宝の山だった有難い日々を痛感している。
私がベルリン芸大の学生だった時代、クラスで定期的に弾き合い会があった。毎回朝の10時、時には9時から始まり、夜の19時すぎまで・・・お昼休み1時間ぐらいを除いては、本当に1日中かかる勉強会だった。
クラスが集まり、演奏したい者が弾き、みんなでその演奏をどうすればもっと磨けるか、頭を悩ませ意見を交わし合う。面白くまた大切だったことは、先生が“こうだ”と教えるのではなく、生徒がみんなで意見を交換するということ。先生は必要があれば、言葉をはさむが、決して“答え”を述べるわけでもなんでもない。みんなで考える、という機会だ。決して人と比べるためではなく、もし今の演奏が自分だったら、どのようにこれを磨くべく練習していけばよいか、ということをいろんな意見を通して様々な角度から考えさせてもらえる貴重な機会だった。なるほど、そんな考え方もあるんだと気付かされたり、自分の意見を言おうと思っても、うまく説明できず、自分のあいまいさを痛感させられることもあった。何となくこうかな、とは思っても、実際言葉でそれを説明するということは非常に難しかった。あいまいでなく、明確な理解が必要とされるからだ。知らない曲もたくさん聴くことができ、新たな発見がたくさんあった。あの楽器から、こんな色も出るんだ・・と、色の可能性をさらに増やせる機会でもあった。頭も、耳も、心も・・・一度にたくさん勉強できた。
そして、レッスンをするようになった今、あの時の経験がどんなに役に立っていることか。
一生懸命ひたすらピアノの前で練習し、レッスンを受け、直してもらって帰る。これでは、卒業後は何も残らない。自分で理解し、消化し、活用していくためには、受け身ではどうしようもない。自発性、積極性そしてエネルギーが何よりも大切だ。
そして自分の練習だけにこもらず、仲間の演奏を聴いたり、仲間と話して栄養をもらったり・・・決して誰かと比べる為ではなく、栄養をたくさん吸収するために、そして自分の考えを方を豊かにするために仲間とともに勉強をする。いろんな人に、いろんな音に、いろんな考え方に触れてこそ、自分というものが熟成されていく。プロの演奏だけでなく、同じ世代の仲間の音楽、考え方に触れる・・・そんな貴重な機会の様に、学生だからこそできる、いや、学生の間しか充分に時間をとることができないことがたくさんある。
今しかない大切な時間。今しかできないことを、積極的にどんどん試みてほしい。決して間違いを恐れずに。
 
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またまた パパ    水戸黄門? の巻き

さすがパパ。ぼけ度が違う。脱帽です。
先日のパパからのEmail:
============
今日はすごく天気が良かったなぁ。
洗濯物も河合太郎!
============
ん?(゜.゜)
と読んだ瞬間 私の頭には、???マークが飛んだ。
おわかりでしょうが、
乾いただろう!
の変換ミスです。ハイ。わざとぼけようと思ってもここまでぼけられん。
あの人は天然だからなおさらすごい。
ここまで、河合太郎! って言いきられると、
この紋所が目に入らぬか!
の勢いである。
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うちのパパ      “誰それ?”(-“-)  の巻き 

時々ひょうきんなうちのパパ。またやってくれました。
先日、“ゆかり”という名前のおいしいえびせんべいを買ってきてもらいたく、
パパにお願いしていた。
パパ:お、“ゆかり”ね。了解了解。それはどこの会社が出してるお菓子?
私:○○会社だよ、デパートに行ったらあるからよろしくね!
と会話を終え数日がたったある日、パパよりメールが入った。
パパメール:
おう!この間の“さゆり”買ったぞー
私:(-.-)
“さゆり”とご丁寧に“ ”で囲んでいて、えらく自慢げなのだが、
あのぅ、
さゆりって・・・、いったい誰じゃぁ(――〆)
結局、正しいものを買っていたのだが、なぜか数日の間にパパの頭の中で
“ゆかり”が“さゆり”になっていたらしい。
お店の人に、“さゆり”ください・・・って言わなくて良かった。ほっ(+o+)
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あけましておめでとうございます

ベルリンは、かなりの寒さにも関わらず、爆竹の嵐の中(笑)、2009年を迎えました。爆竹やパーティーで朝方まで遊んだ人たちがぐっすり眠っているのか、お正月の朝はいつもとても静か。今冬は、かなりの寒さで通りにうっすら霜が張っている。
今年もまた私にはいくつかの目標がある。そのひとつとしてDと二人で試みたいことがある。それは一か月に一度ぐらいのペースでも良いから、何か芸術に触れていきたい、ということ。日頃の生活はありがたいことにレッスンなど音楽にあふれているのだが、ついつい、それ以外の芸術に触れたり、演奏会に足を運んだり・・ということから残念ながら遠のいていたのが昨年だった。
Dが普段から口癖のように言っていることがある。
いつも何か前向きに動き続ける必要がある。
ということ。つまり受け身にならず、能動的に新しいことをいつも求めていく姿勢だ。受け身になると、生活がマンネリ化してしまう。レッスンをするという仕事を始めてあらためて感じたことは、新鮮さを、そしていつも新しい感覚を持ち続けることの難しさ。たとえば、何年も指導をしていると、生徒さんは変わっても、同じ曲を何度も指導するということになる。いつも新しい目と耳で毎回聴かないと、同じ曲は同じようなレッスンになってしまうという危険がある。
感性を磨き続ける。その大切さと難しさは本当に痛感しているところだ。私の人生の目標は、毎日一歩でも、いや半歩でも良いから人間として成長し続けること。そのためにも積極的にいつも前を向いて何かに挑戦していたい。そして、それが壁にぶつかったらまた考えれば良い。後ろは振り向かない。それが私の生き方と思っている。
そんなわけで、今年は定期的に芸術に触れたいという思いから、今日早速、ベルリンの東洋美術館に行ってきた。恥ずかしながら13年目のベルリン生活で初めて足を運ぶ美術館だ。
今ちょうど葛飾北斎や歌麿などの作品があるという。
行ってまず感動♪ というのは、
今日は無料です。
だって!
さすがヨーロッパ。元旦の美術館は無料なんて、すごい。ゆったりとしたスペースに、韓国美術、中国、日本、インド・・などなどアジアの芸術が展示されている中、お目当ての日本作品へ。
今にも音が聞こえそうな波や滝の描写もあれば、ユーモアも交えた作品もある北斎をはじめ、美人画や屏風など、品良く多種多彩にまとめてあり、非常に楽しめた。
が・・・
わたくし・・・正月から美術館のアラームを鳴らしました、ハイ。
北斎の作品はうすーくガラスで覆ってあり、額に入った絵のような感じ。Dとあの滝の描写は・・・などと絵を指しながら盛り上がっていたら、ピーンピーンとアラームが。
どうも白熱した説明の余り(?)指がそのガラスにちらっと触れたらしい。ずいぶんなセキュリティーだ。
というわけで、2009年1月1日、真面目口調で始めてみた、やっぱりおっちょこちょい話でおわってしまう私のブログ。こんな感じですが、今年もよろしくお願いします。笑
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ふっふっふっ

(^v^)ぐふっ♪
ついに・・・ついにあけましたー!
ピ、ア、ス♪
ここ10年ほどずっと拒否し続けていたピアスなのだけど、ここ数日で突然、
開けたい (・。・)
となり、友達に付き合ってもらい、今クリスマスを過ごしているフランスのパリで行ってまいりました。
で、なんで拒否し続けたかって?それは、
こわい  ((+_+))
それだけです、ハイ。
でも、何かにずーーーっと迷っている優柔不断にも関わらず、ある日突然
今日にする (・。・)
と決めると、突然、今度は何を言われようが即効行動に移す、というのが私の性格。
ドイツでの免許も、ある日突然教習所に行き、サインをしてきた私。
以前から数人の友達に、あけたときどうだった?と聞いていたのだけど、
‐痛くなかった
という人を筆頭に、
- 熱いって言う感じ
- ちくっという感じ
‐ ホッチキスみたい
などなど聞いていたのだけど、
パリの友人Kは、
痛くないよぉ、あ、でも痛いかも。
というか、涙がちょっと滲む(にじむ)ぐらいだよ (^-^)
と言いおった。
涙がにじむってアナタ・・・
かなり痛いんじゃん!!! (・_・;)
それでも、今回の私は意志が固く、計画実行へ。
私のように怖がって躊躇している方のためにも、どんな感じだったか書いておこう。
というわけで、マレ地区のおしゃれな宝石やさんにKが連れて行ってくれた。
彼女によると、日本では、耳たぶを冷やしたりしてから開けてくれるので、痛みが少ないのだけど、こっちは、いきなり“バン”といくため、少し痛いかもしれないとのこと。
Kと宝石やさんに入り、ピアスあけていただけますか?と聞くと、
いいわよ♪
とあっさり。ピアスを開けるときにはめてもらう、ファーストピアスを選ぶことから始まった。そのお店では10個から選ぶことが出来、すべて18ユーロ。(2000円ちょっとかな)アレルギーなどを考えて、最初は金のピアスが良いという。ピアスに詳しいKに選んでもらい、椅子に座る。
耳に消毒液のようなものをスーッと塗ると(注射の時と同じかな)、油性マジックで耳たぶに点を書く。この辺で良いかな・・・とKと店員さんで相談し(私は緊張と自分の耳たぶが見えないのとで、人形状態に座っていただけである)
開ける場所決定。
そして、
”パン“”パン“
終了♪
私の感想では、
あっけなかった (゜゜)
というのが一言目。で、肝心の痛いかという問題。痛みを言葉で表現するのは難しいが、あえて言うと、指で耳たぶの端っこを強めに爪を立ててぐっと挟んでみたときの感じに似ている。痛いというか、強く瞬間的にはさんだという感じ。
ピアスが挟まった耳を見て、
満足♪
90度のアルコールを薬局で買って、消毒してくださいね。
ファーストピアスは、穴が安定するまで1か月つけたままにしてください。
というアドヴァイスをいただき終了。
その後、Kとピアスやさんというピアスやさんをたーっくさん見て回り、遊んだわけだが、
その日は時々、じんじん・・っと痛いことが2-3回あっただけで、それ以外はつけてることを忘れるぐらい何ともなかった。
今日は二日目の夜。まーったく痛くない♪
というわけで、かなり思っていたより楽ちんだった。
これから、楽しみ♪
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信頼・・・?

私は只今、フランスはパリでございます♪
Dの実家に来ているのだけど、このマンション、エレベーターの故障が非常に多い。
で、気づいてみたら、なーんとあのシンドラー社のエレベーター。(・_・;)ガーン
パリでもこの会社は故障が多いのか、この建物では週に一回は修理に来ているという。
乗ったものの、時々希望の階に着いても開かない、あるいは押してもエレベーターが来てくれない、というのが主な症状らしい。
昨日私たちも、それに遭遇。エレベーターに乗り込み、希望の階に着いたものの扉が開かない。
閉じ込められた、どうしよう・・・(-.-)
と思っていたら、エレベーター君、何を思ったか、せっかく上ったのに今度は勝手に下りたのである!そしてなんとまた1階に戻ってしまった。懲りない我々は、もう1度希望の階を押し、おかげでエレベーターで1往復半。何やってるんだか、もう。
今日なんて、エレベーターを呼ぼうと思ったら、すでに1階と2階の途中で止まっているのが外から見える。間で止まるって・・・汗。中に誰もいなかったことを祈ります。
相変わらず、そんな生活を送っている私とDなわけだが、今日はまた新たな出来事が。近所のスーパーに行ったときである。
レジで、なぜか歯ブラシ関係の製品だけ、機械が読み取らない。何回かレジの女性が試すのだけど、その製品だけ値段が読み取れないのだ。どうするのかと思えば、彼女が私たちに突然、
レジ:ねぇ、これいくらだった?
と。汗 (-.-)
私:いや、知りません。(-“-)
レジ:あら、じゃあちょっと見てきていただける?
D: ハイ・・・ (@^^)/~~~
(私・・え??ハイってあなた・・・汗)
というわけで、なぜかDが見に行く羽目に。
そして、戻ってきたDから値段を聞くと、レジの彼女は、ありがと!
と、値段の確認もせず打ち込み、終了。
お店を出ながら、Dは、
D:お客さんに見に行かせるなんて、信頼してるってことだねぇ。パリも捨てたもんじゃない!(^-^)
となんだか嬉しそうだ。(←どこまでポジティヴ シンキング?!)
私は、
彼女が相当ものぐさなだけに違いない
と思うのであるが。(;一_一)ボソ
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用意周到?

つい先日、ベルリンでドラッグストアに行った時のこと。
トイレットペーパーやら洗剤やら、日常生活の香りがしっかり漂うものを買い、レジで支払いを済ませる。そのレジのお姉ちゃん(以下E)、私より若く20代半ばぐらいだと思うのだが、朝からとても元気な様子。テンションが半端なく高いのである。
そして、お釣りを渡すなり、私にいきなり、
E:ねえ、クリスマスプレゼントもう買った? (^.^)
と。
私:はい、買いましたけど・・。
E:あのね、私いつも、したいと思ってることがあるんだけど、なかなか成し遂げられないのよね。でもね、今年はついにやったのよ♪
私:????? (-.-)
E:それはね、クリスマスプレゼントを早めに買うの♪いつだと思う?
シ・チ・ガ・ツ♪
私:(はやっ!)
E:だって、これなんてねぇ、みてみて!7月に買ったんだけど、この間12月中旬に同じものを見たら、どうなってたと思う?1000円も高いのよぉ♪ほらっ、やった!って感じで♪♪
ぺらぺらぺらぺらぺら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、10分ほどまくし立てていた彼女でした。
ちなみに、私とEは知り合いでもなんでもありません。キッパリ
しかもドラッグストアだし。
トイレットペーパーを右手に、洗剤を左手に抱えた私は、10分ほど話を聞かされ、
あなたも来年は夏に買いに行ってね♪
と、送り出されたのでした。
ドラッグストアでこういう会話って・・さすがドイツ。
というわけで、皆さんメリークリスマス!
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たからもの。

ふぅぅ・・温かい・・・・ぽかぽかです。
本当に久しぶりに温まりました、芯から。
何がって?
<心>
です。
5週間の日本滞在。演奏会とレッスン、そして移動で、予定の入っていない日が5週間でたった1日しかなかったという大わらわ。ベルリンに帰ってきたら、さぞかし疲れているだろうと思っていた。
地方公演から始まり、最終の東京公演まで6か所、行く先行く先で、本当にたくさんの方にお目にかかった。初めて会う方々、お世話になった先生方、しばらく会っていなかった親戚、数年会っていなかったベルリン時代の仲間、芸大時代の仲間、・・・そして、さらに時代を遡って16年ぶりに会う高校時代の友人などなど。
何が嬉しいって、それは、初めてお目にかかったどの方とも、音楽を通して1つに通じあえたこと。
そして、10年近く、あるいはそれ以上会っていなかった様々な友人と、
一気に時間を飛び越えて以前に戻れたこと。
音楽の力はすごい。
できることなら、一人一人に心から、感謝の気持ちを伝えたい。
まずは、演奏会前の準備をしてくださった方々、友人。そのご苦労は、私も東京公演で実感したが、並みの仕事量ではない。本当に想像を絶するものがある。
自分の演奏会かの如く、心から私たちの演奏会の存在を多くの方に広めてくれた方々。
当日の演奏を聴くのをあきらめて、舞台裏ですべてが滞りなく進むよう、本当にたくさんのお気遣いと、お仕事をして支えてくれた方々。
試行錯誤して時間をかけて用意された曲目解説やプログラム。
二台ピアノという、一台のときより更に非常に微妙な調整を要求される調律。
私たちが演奏しやすいよう緊張しながらも一生懸命してくださるふめくり。
など・・・一瞬の、たった2時間の演奏会のために、あらゆる人の心が一年以上前から注ぎ込まれて出来上がっている演奏会。
そして、そうやって作り上げられた当日の演奏を聴いてくださる方々。サイン会の場などでその興奮を一生懸命伝えようとしてくださるお客さまの表情は私たちに大きな幸福感とエネルギーを注いでくれる。サイン会は、特に演奏直後なため、みなさんが本当の生の声を聞かせてくださる。それがまた嬉しかった。
たとえば、
―演奏会で初めて寝なかったんです!
   ↑本当に生のリアルな声でしょう(^-^)
―鳥肌が立ちました・・と肌をさすっている方。
―メシアンで初めて感動しました
―体を悪くしている母を思い涙しました・・・
―音楽のことわからないんだけど、なんだか楽しかった!
などなど・・。飾らないその声に、私もDもどれだけ心が満たされ、温かくなったことか・・。残念ながら、みなさんに伝える場所がないので、ここにせめても書かせてほしい。できることなら伝わってほしい・・・
こんな生の声をたっぷり吸収して演奏会から戻るたび、ホテルで
音楽って、あんなに人の心を揺さぶることができるんだね。
あんな反応を、そして言葉をいただけて、お客様の感動のまなざしをみるだけでも、幸せになる。音楽をやってきて、本当に良かったと感じるね・・・
などなど、本当に毎回話していた私たち。
そして、家族。心の支えだけでなく、当日もたくさん協力してくれた兄とその彼女。
娘が帰ってきたにも関わらず、疲れ果てて料理をする気のない役立たずな私のために、
毎日毎日文句ひとつ言わず3食作ってくれていた父。
私は本当に幸せ者だ。本当に。
疲れて帰るどころか、心の底満たされてのベルリンへの帰路だった。
寒い冬空で、今も心はぽかぽか温かい。
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待望の日本公演!

しばらくこのページをトップに固定させていただきます。
Blogはこの下に更新されていきますので、ぜひご覧ください!!
演奏会チケット、まだ間に合います。是非いらしてください!!!!!
私(rikakomurata@yahoo.co.jp)にご連絡くださっても結構です。よろしくお願いいたします。
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私が数年前から力を入れていることの一つに、二台ピアノの演奏があります。
Pascal DEVOYON(パスカル ドゥヴァイヨン)とPIANO DUOを組み、本格的な二台ピアノの魅力をお伝えしたいと切望して参りました。
これまで、数々のヨーロッパを中心としたFestivalにご招待いただき、大変な反響をいただいており、なんとか一人でも多くの方と、この魅力を分かち合えたらと切望しております。
メシアンの47分にもおよぶ<アーメンの幻影>という稀に見る大作を、全曲通して聴かれたお客様のお一人お一人が、本当に感動の渦に包まれて、目を輝かせ、心を満たされて会場を後にされます。なんとも言葉にし難い、感動的な瞬間です。
そして、いよいよ、この<アーメンの幻影>全曲を
2008年11月30日 東京文化会館小ホール
にて演奏会をさせていただくことになりました!!
当日は日曜日、時間も14時からとなっておりますので、是非是非一人でも多くの方にいらしていただけたら本当に嬉しいです。(お問い合わせ:東京文化会館チケットサービス 03-5815-5452)
プログラムは、メインとなっているのがメシアンのアーメンの幻影全曲演奏。まれに見る大作で、演奏機会の少ない名作です。メシアンをご存知の方も、まったく知らないという方も、とにかくいらしてみてください!!  クラシックに詳しい必要はありません!先日のブログ(8月29日)にも書きましたが、これまでにメシアンを知っていたという方も、まったく知らなかったというクラシックの素人の方でも、どなたにでも感動を与えてくれます!(注:全曲演奏は東京のこの日のみとなっております。)
そのほか、メシアンの弟子であるミシェルメルレの作品、ドビュッシーの”祭り”、そしてラヴェルのラ・ヴァルスを演奏させていただきます。
下のチラシをクリックしていただけると、画面が大きくなります。
皆様にお目にかかれるのを心待ちにいたしております!