シャブリエは、現在私がCDリリースを進めているラヴェルも大きな影響を受けた作曲家です。大胆な思いきりのよい作品が特徴で、このエスパーニャは大成功を収めた傑作です。エスパーニャはスペイン、という意味。フランス人は昔も今も、人生を謳歌し、カラフルでエキゾチックな魅力的なスペインという国に魅力を感じる人も多いようで、スペインを描いたものは本当に多くあります。
フランスにとって、昔はスペインが異国情緒の強い、未知の国で、興味をそそられる部分が大きかったのでしょうね。
この曲は親しみやすいリズムとメロディーで、聴き終えたらつい口ずさんでしまうような曲です。オーケストラから2台ピアノ様にシャブリエ自身が編曲しています。
シャブリエはメロディーを2つ重ねて同時に奏でたりする重奏要素も特徴で、2台ピアノでは、それに加えて一つのメロディーを
こっちのピアノが弾いたと思ったら続きは反対側のピアノが弾いたり、と音がピンポンの様に行ったり来たりするのも面白いですよ!2台ピアノの面白さを満喫でき、なんだか心が弾む曲です。
