5/28の公演をスタートさせるのはブラームスのハイドンの主題による変奏曲。ハイドンの主題ではなく、実際はハイドンが用いていたコラールの主題なのだが、肝心なのはコラール。心の平穏、そして高尚な主題から、8つの変奏を経て終曲へ渡り、壮大に締め括られる。
2台ピアノでシンフォニー的な作品は多いが、実際演奏するとなるとシンフォニーとは違う難しさもある。特に、長い音をヴィブラートで持続させられないので、特に平穏かつ高尚なこう言った曲作りは難しい。下手にテンポを速くすれば平穏は失われ、だからといってオーケストラと同じようなテンポ感では場合によっては間延びしてしまう。
私たちはこう言った作品は、本当に時間をかけて試行錯誤して相当念入りに作り上げる。テンポ、強弱、バランス、音質、ペダル、いかにして作品の魅力を引き出せるか今も色々と試しながら準備を進めている。
それにしても美しい。はぁーとため息の出る作品。お楽しみに!
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