ラヴェル作品全曲に接すると、古風な、何か懐かしさを覚える繊細さ、心の奥底にのぞく詩的なロマンチズム、ラヴェルが大切にした「芸術としてのヴィルトゥオーゾ」など、その世界は本当に高度で幅広く、益々その魅力に引きこまれます。
今回の録音に際し、ヤマハさんが、ラヴェルの録音にはこれ以上ない!といえるぐらい本当に素晴らしい楽器を用意してくださいました。つきっきりの調律師さんと、これまでのCD録音を全てお任せし全信頼を置いている録音技師さん、そして客観的な判断をし的確に指示をくれるアーティスティックディレクターを勤めてくれるパスカル。これ以上ない素晴らしいバックサポートをしてもらい、感謝🥲の一言に尽きます。
ホール関係者も本当に温かく、5日間我が家のようにお過ごしくださいと、涙に出そうな言葉をかけてくれました。
さぁ、5日間の録音が始まります。