「音楽祭の生の楽しみ」

11/2のオープニングコンサートラストを飾るドヴォルジャークのドゥムキトリオ。ドゥムカというウクライナ発端の民族調の節がさまざまに奏でられる作品だ。

6曲が連なる中で「緩急が繰り返される」のが特徴の1つ。この緩急が実は面白い。演奏者の感性、当日の気分によって相手がどう来るかで各演奏者の反応も変わってくるので、もちろんリハーサルは入念に行うけれど、まさに当日に生で生まれる温度も、かなり楽しみな作品。

演奏する方もハラハラ、聴く方は生まれたての熱を楽しめる。

まさに、室内楽の楽しみがギュッとつまっていて、室内楽って面白い!と聴いていても感じられる作品だと思う。

芸術家

今朝パスカルがつぶやいた。

「数々の素晴らしい曲を生み出した創造主の作曲家たちに比べたら、僕らなんて、何千分の1の存在というか、足元にも及ばないんだよね

私は最近、歳を重ねるにつれて自分がちっぽけに見え、作品に対して頭の下がる思いで練習に向かうようになってきた。色んな意味で先輩のパスカルからこんな言葉が出るなら、私は砂粒にも及ばない。

でも、だからこそ終わりなく努力できる気もする。1つ1つ、目の前に与えられたありがたいコンサートやレッスンを丁寧に真摯に準備していこうと、改めて心に誓った。

ドビュッシー ピアノトリオ

私にとって懐かしい思い出の曲。

私がベルリンに留学を始めたころは、まだ携帯などなかった。その数年後にで始めたんだけど。

慣れないドイツ語で家の固定電話の留守電応答メッセージを録音した時、何かバックグラウンドミュージックを流したいなと思い、その時手元にあったCDがこれ。このドビュッシーピアノトリオだった。

なんとも詩的でロマンチックで爽やかなハーモニー。電話がかかるたび、留守電のメッセージにはこれが流れていた。

今となっては、この曲を聴くと、留学生活への期待と、家族と離れた寂しさの狭間で複雑だったベルリン生活の始めの頃を思い出すし、懐かしさを感じる作品にもなった。

ドビュッシーの若き頃の作品で、耳慣れたドビュッシーとは異なったロマンチズムが見られる。非常に美しく、心に響く作品だ。

今回この曲を演奏できることも最高の喜びだけど、みなさんにもこの曲を知っていただけることも同じぐらい嬉しい。

11月3日 14時開演の公演でドビュッシーをお聴きいただけます!

心強い助っ人!

NAGAREYAMA 国際室内楽音楽祭ナビゲーターの加羽沢美濃さんと打ち合わせをしてきました!
テレビも舞台も引っ張りだこで、音楽祭理事を務めるなど、経験豊富な美濃さんから、たくさんのお話を伺い、音楽祭がお客様と一体化するための秘訣などたっぷり伺えました!
ナビゲートとは、コンサートの合間でお話をしてくれる「進行役」です。「今回の流山では私がお客様の1人として舞台に上がり、みなさんが楽しめるようナビゲートしますね!」との心強いことば😢
音楽祭では贅沢にも午後公演3つ全てにご登場いただき、彼女からの視点でみなさんが楽しめるきっかけを話してくれます。自身が作曲家だからこその視点も楽しみ。
全国にファンも多い彼女が、何と流山に顔を出してくれます。お茶目な彼女に会いに来ませんか?

チケットはこちら↓

ムジカノーヴァ

10月号にNAGAREYAMA国際室内楽音楽祭を

なんと 巨大な1ページ全ての紙面でご案内いただいています!

お手にとっていただけたら幸いです!

音楽祭アーティストの素顔。もうすぐです!

NAGAREYAMA国際室内楽音楽祭の出演者によるショート動画を目下作成中。

写真で見るより、生の声、生の表情って人間味が伝わって良いですよね。好きなように撮ってもらっているので、各アーティストの性格も丸見え😛 出来次第ご案内します。乞うご期待!


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