アーティストとお客様が1つの家族のようになりたい、それがこの音楽祭で私たちの目指すもの。
アーティスト一人一人の顔を知ってもらうことも、その第一歩かなと感じます。
まずはヴァイオリンもフィリップ グラファンのご紹介です。
彼のヴァイオリンから出てくる響きには、聴いたことのないような優しさがあります。演奏するというより、彼が楽器を持つと身体と楽器が一体になって、楽器から心の声が聴こえてくるような感じです。素晴らしい人柄で、音楽を心から信じる本物の詩人です。
そんなアーティスト風の彼は、いつも何かぼんやり考えているのが特徴。宇宙と交信している..と私は表現しています。笑
なので私と話している時も、時々上の空。ふんわりしています。笑
フィリップ時間というのが流れている感じで、本番前も出番1分前に、いきなりトイレに行ってしまったり、ハラハラドキドキ。
でも持ち前の澄んだ心で、演奏会となると見事な世界へ私たちを連れて行ってくれます。