私もいい年になって、次世代へ繋ぐことの素晴らしさを感じることも増えた。
先日岡崎でDが室内楽公演をさせて頂いたのだが、まさにそんなことを実感する機会にもなった。
公演前日。会場に到着するなりスタッフの方が、「つい先日横山幸雄さんがいらしてたんですよ!確かドゥヴァイヨン先生のお弟子さんだったのでは!」
互いにもう“うん十年”もあっていないそうだけれど、それを聞いてDもにっこり懐かしそう。お互い歳をとり、幸雄さんもそんなDの写真をポスターから懐かしく見ていたかもしれない。
そしてリハーサル開始。今回はリハからふめくりさんがついてくれ、ありがたい。その御礼を言おうとリハの後にその方に近づいてみると、
「あ、僕、実は青柳先生の生徒でした」
照れた感じでそう言った彼にびっくり。青柳さんはDの門下だったので、譜めくり君は孫弟子なわけだ。
世の中狭いねえ!!!
私もしかり。教え始めの頃にプライベートに来てくれていた方が、うん十年経ってレッスンに来てくれるのも感慨深い。そして何より、今現在プライベートで指導している音大生3人は、私がベルリンに留学始めた時はまだ生まれていないという。。。😅 まさに新世代の子達だ。
そんな新世代に大切なことを伝えていくのは、私たちの使命だと感じる。偉そうなことを言える人間ではないけれど、せめて私なりに全力で真剣に彼らに向かい合っている、その姿勢からだけでも何か伝わっていたら嬉しい。
実は来年5/28に東京でDと特別公演をする予定で、まさに「つながり」の魅力を伝えるプログラミングを考えている。
こちらもぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです!詳細は後日!