道端のおばあちゃま

くるみとDと一緒に、3人でいつも通りの近所を散歩していた時のこと。

後ろから声がかかった。

んまぁ。大きい、本当に大きくなってー。

それは初対面のおばあちゃま。農業されてるのかな、両手を後ろに組んで立っている背筋が少し丸い。

おばあちゃま: んまぁほんとに大きいぬぇえ。

私: そうなんですよぉ。力が強くて。

おばあちゃま: 結婚させりゃええよ、結婚!結婚させたらおちつくでぇ。

このおばあちゃまの、江戸っ子的な勢いがなんとも心地よい。

私:あはは。でもまだまだ子供だから😣

おばあちゃま: ぬええーー。こどもぉー?こんなにデカくてかいっ!?

私: そう、1歳半。

おばあちゃま: ひょええ。ねえ、あんた(くるみに向けて) 、どこからきたんかい? どこ?

くるみ:ん?

私: もとはイギリス の犬だと思います。たぶん。。。

おばあちゃま: え?? え・げ・れ・す・???んまあ、ほんじゃあんた、かえりたいだろうねえ。ふるさとへ。

くるみ: 🐶 えげれす? それは食べ物か?!

そして私たちを抜かして去っていくおばあちゃまの後ろ姿は、後ろで両手を組合せ、その手には大きな大根がぶらさがっておった。

なんとも平和なひととき。