2003年よりベルリン芸術大学で15年教鞭をとってまいり、この度日本に居を移しました。今後は、日本での教育活動に集中していきたいと思っています。
大切な学生時代。将来長い目で自立して音楽と携わっていけるためには、学生時代にたくさんの幅広い勉強を通して、様々なことを吸収することが大切だと思います。
本番やコンクールが多い今の時代、まわりのペースに惑わされず、 今の自分に必要なことを見つめながら、自分を長い目で着実に育てていくことが難しくなったと感じます。
学生時代は吸収、蓄積、そしてチャレンジの大切な時期です。がむしゃらなチャレンジだけに翻弄されがちな昨今、私のところで勉強をしてくれる学生たちには、きちんとした判断力を養い、音楽と、そして向き合うことも忘れず、忍耐をもって着実に一歩一歩を重ねることの大切さを身に付けてほしいと思っています。そして、本当の意味での芸術家をひとりでも多く養うお手伝いができればと願っています。
各自のレパートリー全体を把握しながら、ひとりひとりに寄り添って全力で向き合いたいという思いから、当面、門下生は限られた人数にとどめたいと思っています。今回は1~2名の募集です。情熱と向上心にあふれた若者との出会いを楽しみにしています。
門下生コースの詳細は下記をご覧ください。