なぜ必要なの?  その① 音楽を聴くこと  ~前回の続き~

前回のブログで脱線ということを書いた。でも実はただ脱線というだけではすまされない。
たとえば、私をよく知らない誰かが、もし
りかこさんって、ふりふりのレースが付いた、かわいい洋服とか似合う人なのかなあ (゜.゜)
と聞いたら、私を知るみんなのリアクションは
 
” ( ̄w ̄) ぷっ”
であろう。
これを読みながらうなずいたア・ナ・タ、

失礼だ。(-o-)(-o-)(-o-)

ま、確かにその通りだけど…………..( _ _)σ
でも私に会ったことがない人は、私のことをそう想像することだって可能なわけだ。
音楽もそうで、何も知らなければ、ドビュッシーをブラームスのように澄まして弾けてしまったり、ショパンがリストになっていたりという、結果として『ぷっ』と笑われてしまうような間違いをしていることになる。
実際、日常では”恥ずかしい”と感じるこのような”勘違い”も、音楽では平気で恥ずかしい演奏をやってしまっていることになるのだ。
恥ずかしいだけではなく、私たち音楽家は、作曲家に対して責任があることも忘れてはいけない。
ドビュッシーとブラームスはまだ遠いとしても、
ハイドンとモーツァルト
プロコフィエフとバルトーク
ドビュッシーとラヴェル
などを弾き分けられるかというと、少し難しくなってくるだろう。
これらの違いは、ことばで説明するよりも、身体で感じるのが一番。だからこそ、たくさん聴くことが必要になるのだ。
知らないということは、時に恐ろしい。
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