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帰国レッスン“Message from Berlin” 第1回2006年 11月-12月

前回のブログで多少触れたように、長年温めてきた帰国レッスンの企画を
来年から本格的に実行してみたいと思います。それに先立ち、次回の11月の帰国にあわせて下記の要領で5名に絞り生徒を募集させていただくことにしました。留学を考えていらっしゃる方、そうでない方、どちらでももちろん結構です。ご興味のある方は、メールにて rikakomurata@aol.comにお問い合わせください。
なお、第2回目の帰国レッスン予定は、2007年3月です。
趣旨  :1)“意味のある練習”を学ぶ
     2)ベルリン芸術大学 傾向と対策 (留学を考えていらっしゃる方)
期間  :11月末―12月中旬
レッスン:原則として 期間中3回(各回1時間程度)
場所  :東京を予定
人数  :5名
1回のみのレッスンもお受付いたしますので、お問い合わせください。

伝えたいこと (2) 2006年夏

この夏も、フランスのクールシュベール夏期国際音楽祭で指導をさせていただいた。
日本人の生徒さんをお世話させていただく機会が多いので、ファッションのように、音楽にも毎年違った、はやりの演奏傾向が見えて面白い面もある。
ここ数年、個性という名のもとか、非常に<はみ出した>演奏が多い。体を大きく動かし、楽譜の指示に沿わない演奏をする。とても心配であり、残念な傾向だと思う。個性ということは、楽譜に書いてあることとは違うことをする、ということではない。むしろ楽譜に書いてあることにできる限り忠実に演奏することは、一番大切なことのひとつだと私は思っている。ただ、書いてあることに忠実ということが、フォルテだから大きく、デクレッシェンドと書いてあるから小さくする、ということではない。なぜフォルテと書いたか、なぜ、アクセントと記入したのか・・・。作曲家の意思は楽譜の上にすべて記されている。その読み取りは非常に難しいと同時に、私たちに課された使命でもあり、どう解釈するかで演奏に“個性”の差が出るともいえると思う。
考えること、聴くこと。この不足が顕著に見える。ベルリンでも同じ傾向にある。先生の指示を待つ、いわゆる“受身”の生徒が非常に多い。今弾いた演奏がいいのか悪いのか。自分で判断できない限り、どうやって練習するのだろう。
もうひとつ、とても気になったのは、楽器を鳴らすことができない生徒がほとんどだということ。大きく鳴らすという意味ではない。楽器が持つ最大の美しい音を出せないひとが非常に多い。むしろ大半といえた。あの黒い楽器には、無数の色が潜んでいる。ピアニストにとって”音“は表現の唯一の手段である。ジェスチャーでもなければ、大きさや速さでもない。私たちは”音“を使って表現する芸術家であることを忘れないでほしい。
絵の具が少なければ混ぜてできる色も少ない。パレットの上に、美しいおとを増やさない限り、いくら心に音楽があっても伝えることはできないということ痛感してほしい。
私がよく言う言葉がある。
<音は命。どんなにひどい楽器だったとしても、楽器を批判する前に、それがもつ最大限の美しい音を引き出すように。>と。
そのためには、なによりも楽器のことをもっと知る必要がある。その上で
余計なジェスチャーをできるだけ避け、頭の中にある音にできるだけ近い音を作れるよう、耳を最大に使って模索する必要がある。
このところ考えていることがある。日本でも生徒を持ってみようか、ということ。最近、日本に帰国するたびにレッスンをしてくれないか、という依頼をいただくことがあり、どのようなスタイルが一番有効か、考え始めていたところだった。
私の生徒には、音楽の原点に戻った一番根本の大切なところを教えたい。そのためには、数日ではなくある程度長期にわたるレッスンの必要性を感じている。来年3月ぐらいから、人数を限定して生徒を募集し、年間数回帰国して、一年にわたって一緒に勉強してみようかな・・・。どうでしょう・・・

ドイツで運転免許 (6) <悪魔から天使に♪>

ぐふふふ・・・・  ^m^
ついに、ついに、ついに・・・
とれましたぁ!!!!免許!!!! やったー! ワーイ ( ^-^)o-o<※ ☆ パンッ なんでこんなにはしゃいでいるかと言うと、実は3回目だったのです。 3月、日本に一ヶ月間帰っており、4月にベルリンに戻ってすぐ3日目に、実は二回目の試験がありました。 左斜線走行に、目が慣れてるわ、運転の感覚忘れてるわ、時差ぼけはあるわ。 ただでさえ、無謀な挑戦だった上に、ベルリンに戻ってきたら、 教官 <君の車、変わったから。>( ̄o ̄)ボソッ え????今までクラッチの感覚を必死で覚えこませたのに。帰ってきたらその車は売り飛ばされ、TOYOTAが待っていたのでした。 教官 <ほら、きみ日本人だし、トヨタだからいいでしょー> ―そういう問題じゃないがな、こらぁ! というわけで、二日ほど練習し、有無を言わさず試験を受けたわけですが、 またも15分で敗退。 しかも、この時の試験官ときたら、すごぉーく感じ悪く、“あなた、最初から否定的な目でしか審査してないでしょう”、というタイプ。 “悪魔野郎”と私は名づけたのでした。
しかし・・・落ちた理由はもちろん私が悪いわけで、
1) 時速30km制限を見落とし、35キロで走行。
(解説:ドイツでは、30キロ制限区間というのがあります。狭い道などに入った瞬間に、それを示す標識が立っているのですが、カーブで必死になっている私は、カーブを終えた直後にある標識を見落とすことが多いのでした。30km制限区間は、入り口にその標識が立っている以外は、その区間が終わるまでまったく速度表示がない。一度見忘れると、確認できないわけです。)
2) 優先道路で徐行忘れ。
(解説:優先道路が特別指示されていない場合、信号のないところでは 右から来る車(道路)優先という決まりがあります。右から交わる道路があったら、速度を落として、その道路から車が来ていないか見なければいけません。)
という二つを犯し、例の“悪魔野郎”に、
<あーあー、そんなんじゃ全然だめだねぇ。クラッチもがたがただし。あーあー>
とぼろくそに言われて、帰ってきたのでした。
当然私は、猛烈不機嫌。一回目の試験同様、
(●`ε´●)ぷっぷくぷ~
となり、二回目の試験のBlogをサボっておりました。
2週間間隔をあければ3回目を受けることができるらしく、すぐに試験日決定。そして先日、朝8時20分から試験だったのです。(早っ!)
(私、結婚式も朝8時20分だったんですよねぇ。この時間に縁があるのだろうか。)
試験場に向かう途中は、教習所の先生と運転の最終確認をしながら行きます。その途中で、
先生いわく:
<うん、君にとって今回の試験がプレッシャーになるのはよくわかる。だって、3回目だし。3回目となれば、当然緊張も高まるよね。しかも、この試験落ちたらどうなるか知ってる?
3ヶ月は受けられないんだよ。君の場合8月まで受けられない。>
なにぃーーー???7月にフランスに行くので、そこで運転できるために1月からはじめたのに、8月じゃなーんの意味もない!!
・・・・がーん・・・・(-_-;)
だいたい、教官よ。なぜ、今この場でその話をする・・・・
おかげで、私の心臓は ばっくばく。演奏会より緊張してるじゃん!!
試験会場に着き、お金を払い、試験前にトイレに寄ったのですが、そこでも心臓ばくばく、手ぷるぷる。 (-_-;) 落ち着け・・・私・・・ 
せめて、やさしい試験官にあたりますように・・・。
車に乗り、試験官を待つこと5分。おはよう!と手を差し出したその試験官こそ・・・
あの、”悪魔野郎“ではないですか! 
どこまでもついてない私。つくづく実感。でも、試験官は選べない。というわけでスタート。
ところが、この悪魔試験官。今日は別人のよう。私が少しでも間違えそうになろうものなら、
<ほら、そこ一速だよ。そこでハンドル左・・・だよ>
<今のは、たいしたことないよ。がんばって>
などなど、救いの手の嵐。
あなた、優しいじゃぁないですか!いい人だ。(←安易な判断)
<ハイ、合格だよ!>
と、免許証を渡されたその瞬間から、彼のあだなは
天使の試験官♪>  
人間ってこんなもんです。はい。
とういうわけで、めでたく免許取得!ドイツの免許は一生ものだそうで、更新もないらしい。公式の翻訳さえつければ、日本も運転できるとか。これから楽しみ!!
参考までに:結局、3回も試験をしてしまったため、総額1800Euroほどかかりました。
一回で取れていれば1100Euro、二回目で取れていれば1450Euroぐらいで大丈夫だと思います。

伝えたいこと・・・(1)

好きではじめたはずの音楽。
音大に入りたい、プロになりたい、留学したい。入学試験、コンクール・・・
趣味からプロへの道には、試験、コンクールなどさまざまな乗り越えなければならないものがある。でも、乗り越える過程で、“好きで”はじめたはずの音楽が、苦しみになっていく。うまく弾かなきゃ・・・。これに合格しなきゃ・・・。
必死に練習し、必死にあがいているうち、目的がそれ、楽しみや音楽に接する喜びがどこかにいってしまっていないだろうか。表現 “したい”のではなく、“しなければ”になっていないだろうか・・・。
私がまさにそうだった。好きなのに、本番に行くと戦いになっている。震える自分との戦い。最近になって、目覚めた気がする。コンクールには遅い年齢になり、入試などの試験からも開放され、やっと自分が音楽と向き合えた今。戦いで通り過ぎた20代を複雑な思いで振り返っている。もっと違う見方ができていたら・・・。
両手一緒にひくのがやっとなうちのパパ。ときどき、思い出したようにピアノに座り、誰の曲でもないメロディーを、淡々と奏でることがある。自分の感じるままに、音を並べていく。指が動かなくても、上手に弾けなくても、好きで奏でている。この姿こそが本当の音楽家の源ではないのかな。
30代になり、指導する立場から見るようになって数年。
私が接している今の若い才能ある生徒たち。今の時点で方向を間違えてほしくない。コンクールは反対しない。私はコンクールからもたくさん学んだ。ただ、音楽に接した瞬間、ピアノの前に向かった瞬間から、それがコンクールであれ、演奏会であれ、あるいは練習であれ、本来あったはずの喜びを忘れないでほしい。プロを目指すなら、競争ではなく、戦いでもなく、本物の ”音楽“を目指して模索してほしい。
私が生徒によく言う言葉がある。
-ひとつでも音を出す以上、意味のない、心のない音は出さないで。
私もこれから、一生をかけて勉強し続けていこう。

クールシュベール夏期講習会 (MusicAlp Academie International de Musique Courchevel ) 2006年度

クールシュベール講習会・・・私の“ダンナ”さまが、親友のヴァイオリニストとふたりで芸術監督および事務をつとめている、今や世界的にも有名になった講習会。
実は私は、ベルリンに留学を始めた翌年、つまり97年から、今の講習会の前身にあたる小規模な講習会に毎年のように参加していた。当時、講習会を運営していたのは、あるフランス人作曲家&ピアニストであり、彼の尽力のおかげでベースができ、そして今の大きな講習会に発展したのであります。当時はピアノとバイオリンだけだったんじゃないかな・・。チェロもあったかな・・。今では、ピアノ、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット、オーボエ、フルート、ハープ・・・近年ではホルンとギターも加わり、総勢600人を越える受講生が参加する、大規模なFestival&講習会になった。
事務所のない、すべて手作りの講習会。講習会を計画し、運営するメンバーは全員音楽家。全員といっても6名、“ダンナ”さまの友人ご夫婦二組と私たちなので、規模は大きくてもアットホームな感じがする。
私は、前述のとおり受講生として参加していたのだが、徐々に通訳を手伝い、当日の受付を手伝い、日本人向けのメールの返答を手伝い、申し込み手続きを手伝い・・・としているうちに、まんまと“ダンナ”さまの策にだまされ(笑)、知らず知らずとスタッフへの道を深く歩んでしまっていたのでした。気がついたらすでに抜けられない・・・∑( ̄□ ̄ ||
一方ダンナさまはというと、もちろん、作戦成功に、
にんまり♪ ( ̄― ̄)ニヤ 
うぅぅ・・。
同じように引きずり込まれたのが、うちの兄。今では定着したMusicAlpのロゴのデザインを考え出してくれた彼。コンピューターに詳しいことに加え、親切な性格がわざわい(?笑)し、あれこれ手伝っているうちに、いつの間にか公式サイトを任され、今では毎年作成しているのでした。
大変ながらも、温かいメンバーに囲まれている講習会。講習が始まる数ヶ月前からは、毎日夜中まで仕事をするという想像を絶する大変な準備に、私も“ダンナ”も<もうやめたい!!!>となることしばし。でも、毎年講習会の最終日に、彼が <受講生の顔を見ると、やめれないんだよなー>とつぶやいている。大変な準備の分、たくさんの受講生が楽しそうに参加してくれるのを見ると、うれしくなり、またやる気が沸いてくる。
実は今年、私はスタッフのみでなく、ピアノの講師としても参加することになった。ベルリンに来て10年。音楽に対し、“目からうろこ”というぐらい、音楽というものを新鮮に感じられたことがたくさんあり、本当に本当にたくさんのことを学ばせていただいた。
それを生かして、私も今の若い人に伝えたいことがたくさんある。
本当にたくさんある。
自分の見方さえ変われば、外国でなくてもどこでも学べるはず。できるだけ多くの人に、私が感じ、学んだことを、音楽を通して伝える機会が作れればと切望している。
一生の間に出会える人の数は、たったの一握り。講習会で出会う人も、今後、二度と会わないかもしれない人ばかり。人との出会いや、ある一言で人生が変わる場合もある。今年の夏、音楽を通じてひとつでもいいから彼らの心に残ることが伝えられたらこれほどうれしいことはないと思っている。
クールシュベール国際音楽アカデミーの公式サイトはこちら。
www.festivalmusicalp.com

ドイツで運転免許(5) いよいよ、試験!

はい・・・・結論から申しますと・・・わたくし、落ちました・・泣
ああああああ、ぐやじいーーー((“o(>ω<)o”))クヤシイー!!   私の“だんなさま”に電話し、実家の父親に電話し、一方的にしゃべりまくり、それでもおさまらないこの怒りをどこにぶつけたらいいわけ・・・と、今ブログに向かっているわけです。怒りといっても、自分のせいなんですけどね。 試験官は、とってもやさしい人でした。教習所の先生と雑談を織り交ぜながら、右折、左折、一時停止・・・すべて順調にいっていたのです。ところが試験開始後15分ぐらいのころ、 ―次に高速に入るところで左に曲がってください という指示。ここで私はしっかりびびってしまったのでした。“高速に入るところで左” って、どこ???え、この交差点のこと? ちがうかな・・・どこどこ???? (>o<”) 次の交差点で左、という指示ではなく、次に高速の入り口があるところで左、という表現だったので、まず入り口を見つけて、それから、左車線にうつらなくてはいけないわけです。 一つ目の交差点が近づいてきたのですが、高速入り口のマークが見えず、ここではなさそうだと思い、まっすぐの車線を走っていると、その交差点の奥のほうに高速入り口のマークを発見!!    あーーー、ここだ!とおもって、あわてて左車線に変更したのが運のつき。後続の車の確認を忘れてしまったのでした。∑( ̄□ ̄ || 後部座席の試験官と助手席の教習所の先生、二人同時に、 ―ああああああ、今のはだめだー。(+o+) そうです、ここで試験終了。車線変更時の不注意は、事故になりかねない痛恨の大きなミス。 10日後に日本に飛ぶ私は、できればその前に免許を取りたかったのです。一度試験に落ちると、2週間以上あけないと再挑戦できないため、免許取得は4月以降に持ち越されてしまいました。教習所の先生も一生懸命教えてくれたのに・・・。ごめんなさいです。 私は、日ごろ、24時間365日無休というぐらい、べらべらべらべらしゃべっているのでありますが、(寝言をいうので、寝てる間もしゃべっているわけです)、不機嫌になると、突然完全に無口となってしまう傾向にあり、(←超わがまま)その痛恨のミス以降、車の中は、     (- -) (- -) (- -) (- -) (- -) (- -) (- -) (- -) シーーーン 。 試験官も、場をなごまそうと、一生懸命、 ―いやぁ、もったいなかったねぇ、次はきっと取れるよ。あのミスまでは完璧だったし(^^;)   などと、話しかけてくれるのだが、私のほうは  (●`ε´●)ぷっぷくぷ~  っとふくれていて、話にならないっという感じ。 でも良く考えると、こういうミスをしておいたほうが、あとあといい教訓になるかな。運転するということは、便利だけどとても危険なことだから、しっかり勉強した方が良いしね。などと、言い聞かせてみるのでした。 ちなみに、私の“だんなさま”も一回目は免許を取り損ねたらしい。ミスはなかったのだが、“運転に落ち着きがない”という理由だったとか。どういうこっちゃ。

ドイツで運転免許 (4) いよいよ、学科試験!!

14回の学科の授業にすべて参加し、いよいよ学科試験の時がやってきました!!
学科試験の準備に大切なのは、はじめに教科書と一緒に買わされる練習問題集。
これは、一枚が4ページからなっていて、全部で30問ある。交通ルール、標識、車のメカニックのこと・・・それらをうまく織り交ぜて、30問が作られていて、実際の試験と同じようになっているらしい。
答えは2択か3択なのだけど、正解は“少なくとも”ひとつ。つまり2つ、あるいは3つとも正解の場合もあるというわけ。なにしろドイツ語だから、それはそれは大変。・・・自宅でためしてみたら、最初のうちは、一枚あたり半分以上間違いという有様。Σ( ̄□ ̄;)ガーン
ひとつ間違うごとに、問題の重要度によって減点される仕組みになっている。大事な問題を間違えた場合は、1問で5点減点!難しい場合には2点。ほかに3点、4点の問題もある。10点以上間違えたら、不合格。つまり許されるのは9点減点まで。
うーん、なかなか厳しい。
最初に買った練習問題は、その30問の用紙が45種類。 これを繰り返し繰り返しやって、間違いがほぼなくなるまで丸暗記しないといけないとか。とある日本人で既にドイツで運転免許を取られた方に相談してみた。彼女いわく、間違いがなくなるまで、2回でも3回でも繰り返しすべての練習問題をやればいいのよ・・・と。
そこで私が、
―3回やってもまだ間違いがあったら、どーしよ・・・
と、呟くと、その方いわく、
“そんなら、4回やればいいのよ”
当たり前である。聞いた私が間違っていた・・・笑
毎日、毎日、中学や高校のころを思い出すように、机に向かって暗記をしたわけですが、
なにしろ、学科試験などから遠のいてしまった私は、脳みそを使わなくなって久しいため (笑)しっかり頭に押し込んだつもりが、すーーーっと次の日には忘れている。覚えるのの大変さに比べて、忘れるのの早いこと・・・とほほです。
私の脳細胞くんたち、おぼえる脳細胞より、忘れる仕事をする細胞の方が多いのではなかろうか・・・。
私の場合、45種類の問題集を4回やって、やっとほぼ、間違いがなくなってきました。その45種類には、もちろん同じ問題も何度もでてくるのですが、そうとはいえ、私が解いた問題は、30問×45種類×4回・・・つまり、5400問ってことですよね・・・数字にするとすごいな・・・(@o@) 
学科14回が終了すると、まずは教習所で予備試験を受けることになっている。つまり、学科の試験を受けることができる状態まで準備できているかのチェック。それに通ると、所定の用紙を作成してくれ,本番の試験会場にそれをもっていけば、試験を受けることができるという仕組み。
勉強を始めて3週間。私も、ようやく昨日試験に行ってきました!!!試験会場は、小学校の教室を思い出させる雰囲気。20あまりの机がならべてあり、各机の上にボールペンが置かれている。そこへ、受付でもらった試験問題を持って座り、各自解いて、できたら提出。
いやぁ・・試験とは怖い。なにしろ、紙に向かって試験をするなんて、大学のセンター試験以来。10年以上前なわけです、はい。試験という雰囲気に飲まれ、ど緊張!!!
問題を読んでいても、さっぱり頭に入らない。
うーん、えらいこっちゃ・・・。
よし、ひとつずつ、わかるものから解いていこう。と、ひとつずつ、確実なものから答えにチェックを入れていく。開始から10分あまり。少しずつ心臓の鼓動がおさまってきた。
ただ、3択というのは手ごわく、何回も答えを読んでいるうちに、どれも正しいような、どれも間違っているような・・・迷いが出てくるわけです。
30分粘って、えい!と、ニコニコと待っている試験官のもとへ、用紙を提出。目の前で採点してくれる。結果は、なんと
“満点!!”
やったぁーーーーー!!!!
この試験の為に割いた時間は、かなりのもの。脳みそも限界に近づいていて、(用量が小さいらしい・・苦笑)本当に嬉しかった。
これで、実技運転試験を残すのみ! これが、大変だ。今日までで14回ほど乗った。
先日までの、“直線専門運転手”から卒業して、曲がれるようにはなってきたものの、まだまだ失敗もたくさんある。はやく、運転できるようになりたいなぁ。がんばろーーっと。

ドイツで運転免許(3) 路上-駐車場編

いやあ・・・・・とうとう行きました、車の運転!!!
なぜか、日本の“教習所”内にある、ミニチュアタウン、みたいなものに昔からあこがれがあって、ドイツでいきなり路上というのが少し、残念だな・・なんて思っていた。小学校のとき、学校から自転車運転教室なるものに、クラスみんなで参加した。そのときも、ミニチュアタウンのようなところを、自転車で走り、曲がるときには腕で合図を出したりすることを教わったことがある。楽しくて楽しくて、たまらなかったので、おそらくその思い出が日本の教習所への憧れになっているのかもしれないな。
ですが・・・・いきなり路上で<残念>だな・・・などと悠長なことを行ってる場合ではなかった。残念どころか、か・な・り・こわーーーーい!!!!!
まったく、生まれて初めて運転席なのに、本物の路上???
初日は、文字通り、”ど緊張“して、教習所に到着。
すると、私の担当の先生は、まず私を助手席に乗せ、町外れの大きな駐車場に連れて行ってくださった。途中、“君はこれまで、運転したことあるの?”ときかれびっくり。免許取りに来てるんだから、あるわけないじゃん。(・。・) と思ったわけですが、話によると、決められた免許取得者用の練習場みたいなところが街中にあるらしく、そこで前もって練習してくる人もいるらしい。
―私は、本当に、ど素人です・・・・
最初のレッスンは、駐車場で始まった。懇切丁寧に、ワイパーの場所、3本のペダル、(マニュアル免許のため)椅子の位置の調節の仕方、バックミラーの設定・・・などを40分あまり説明してくれた。
エンジンをかけず、ペダルの位置確認や動作具合のテストを済ませると、いざエンジンをかける。
ぶるるるんっという音で、おぉ、いよいよ運転だ!と臨場感たっぷり!
最初の二回のレッスンは、駐車場のなかを運転するだけ。二回目なんぞ、“今日は、スピード出せるようになって来たなぁ”と思っていると、時速なんと15キロ・・・。
うーん・・・先は長いな。(汗)
なにしろ、ペダル3つ、ハンドル、ギア、これだけでも、かなり頭がいっぱいである。
腕やら足やらが8本ぐらいついていたら楽かもしれない・・
もう右足だか右手だか、何を動かしてるのか、わからなくなってきた・・・。がーん。
こうなるとパニックはとまりゃしない。
<はい、そこで右まがって>という先生の合図で、ウインカーのレバーを右に動かしたつもりが、悲しくも、ワイパーが目の前のガラスを “ぱたっ“ と掃除してくれた。ううう・・。(*_*)
<次の角を左ねー> の声で、ハンドルを必死に回していると、いきなりラジオが大音量でON。ハンドル上のボタンを触ったらしい・・・。
ああ・・・私、下手だ・・・(泣)  
ところが先生、どよーんと落ち込んでいる私を尻目に、 <はい、明日からは路上に出てもらうからねー!>と笑顔。
こ・・この力量で路上ですか。
家族には、“くれぐれも人だけはひくな”といわれ、うちのだんなには、毎回教習所から帰るたびに
      “今日も世の中の人を傷つけなかった?ニヤリ( ̄ ̄ー ̄ ̄)”
と迎え入れられ・・・プレッシャーだーーー。
こうなると、頭の中は車一筋。ピアノ練習してても、足元の3つのペダルが車に思えてきて、なぜかピアノの前でクラッチの練習。どうみてもあやしい。
これから、どうなるんだろう。(><)

ドイツで運転免許(2) 免許取得までに必要なこと

免許といっても、もちろん教習所に通うだけでとれるのではなく、ほかにも登録など必要な作業があります。今回は私の体験も含めて、そのことについて紹介したいと思います。
免許取得に当たって必要なことは
1) Theorie(学科)の授業
2) 実技(運転)
3)  応急処置の授業
4)  視力検査
5)  役所への、運転許可証(Fahrerlaubnis)の申請
      
今までにわかっていることは、以上です。上記について、すこし説明してみます。
1) 学科は、一回90分の授業に14回出席することが必要になります。テーマが14個あるので、それぞれすべてに参加が必要です。(費用55Euro )
2) 実技は、私の通っているところの場合、80分の実施運転あたり40Euro.
まだはじめたばかりなので、いったい試験前に実施体験が何回必要なのか未定ですが、教官の先生のOKがでるまで試験は受けられません。何しろ、日本との違いは、いきなり路上!!!!本当にできるのだろうか・・・。この件はまた追って書きたいと思います。
3) 応急処置の授業は、教習所では行われません。教習所に、いろいろな案内書があるので、そこから、私は一番安いところに行きました。朝9時から午後3時半まで。びっちりと、応急処置の話を聞き、実体験もしました。人工呼吸や、心臓マッサージ、車から負傷した人をおろすときの、注意など、真剣そのもの。
  人工呼吸は、ドイツでは口から口(マウスツーマウス)と、口から鼻に吹き込む二つの方法を教わります。そのうち、受講生全員が鼻に吹き込むほうを人形を使って体験。
ところが、私にはなぜか難しい・・・。ぜんぜん鼻には吹き込めず、すかーっとからぶりばかり・・・。結局口から口へのほうだけ、やっとできました。いいんだろうか・・・これで・・・・。
負傷者救済も、大変なもの。気絶役をする受講生を、決まった手順でイスからおろして寝かせ、気道の確保をし、安静な体勢をとらせるのですが、なんと私と組んだドイツ人の女の子の気絶役のうまいこと・・。
めちゃくちゃ脱力しているので、重い重い。翌日はしっかり筋肉痛でした。笑(費用13Euro)
4)視力検査は、最寄の眼科でももちろんできます。ですが、応急処置のクラスでたいがいの場合、いくらか追加で支払えば、視力検査も同時に行ってもらえます。同日に、応急処置と視力の証書がもらえるので、便利でした。(費用2Euro)
   
5)運転許可証は、役所で申請してから許可証が届くまで5-6週間かかるという話。これがないと免許の試験を受けることができないため、教習所に通い始めたらすぐに登録に行くことをお勧めします。必要なものは、パスポート、応急処置クラス参加の証明書。視力検査の証明書。パスポート用写真一枚。(費用43,40Euro)
まだ何か、必要なものが出てくるかもしれないので、その際は追記したいと思います。
私は今現在、3),4),5)を終え、1の学科は14回中10回参加済み。実技は2回やりました。私の一番の難関はやっぱり、実技かな・・・いまのところ、あれこれパニック!
すこしずつ、慣れていくといいのですが・・・
実技については次回のブログで!

ドイツで運転免許 (1)教習所選び

ついに行ってきました!!!教習所! かなり長いこと、免許を取りたいと思っていながら、
どうしても不安がたくさんで、だらだらと延ばしていた教習所。
”えい!!!!“と思い立って、やっと申し込みをしたのが12月末。そしてとうとう一月から通い始めています。せっかくの機会なので、これから免許取得まで随時、記録していこうと思います。
第一回目の今日は、教習所選びについて。
インターネットを利用してずいぶん探しました。よくみれば、値段も違うし、学科(というのかな?ドイツではTheorie)の行われる頻度も学校によってずいぶん違っている。私は以下の点に重点を置いて選びました。
1) 家から近いところ。
2) Theorieが週に行われる頻度が多いところ。(私のところは毎日おこなわれ、しかも午前、午後あるので、あわせて10回行われています。)
* なぜ、Theorieの頻度が多いところにしたかというと、ドイツでは1時間半のTheorie(学科)を14回受ける必要があります。それぞれにテーマ1,2,3・・・名前がついていて、曜日によって実施される授業のテーマが決まっています。(月曜日テーマ1、火曜日2、水曜日3・・など。)これら14個すべてを受けなければいけないので、たとえば週二回しか授業が行われていない教習所の場合、テーマ5を欠席したとすると、次にテーマ5の授業が行われるのは、ずいぶん先になってしまいます。私の選んだ教習所は、毎日行われているので、テーマ5を欠席したとしても、次にテーマ5が行われるのは一週間以内なのです。
値段も、いろいろです。こちらでは教習にまとめていくらかかる、というのではなく、学科55Euro(14回分です。かなり安いですよね)実技運転 40分一回当たり21Euro,試験60Euroなどと、ひとつずつに値段があります。学校によって実技運転は安めで、試験が高めだったり、その反対もあります。試験にすぐ合格できるかどうかにもよりますが、1000Euro ほどでとれるケースが多いようです。日本よりずいぶん安いですよね。
たのしみだな。これから!