ボールを取ろうとしたら、ソファの下に押し込んでしまい
がっかり落ち込む、の図。

ボールを取ろうとしたら、ソファの下に押し込んでしまい
がっかり落ち込む、の図。
記念旅行はくるみと一緒に!ということで、近場に旅行に行ってきました。
くるみは車での外出はあまり好きではなく、高速PAで止まるととにかく不安。パスカルがおトイレに行っている間、そっちの方に目が釘付け。どこかに行ってしまうのではと、心配そう。
そしてまず向かったのはマザー牧場。灼熱!でも若干高地なので風があって気持ちがいい。
くるみはとにかく動物の匂いがする方へぐんぐんとひっぱっていく。
そして、次から次へと待ち構える、自分とは違う格好の動物たちを不思議な様子で眺めつつ。。。
そんなくるみが、ピタッと足をとめた。
なんじゃこれは?!
そう。巨大な亀🐢。 得体の知れない殻をもち、のそのそ歩くのには目を奪われたもよう。
そして
…なぜか並走。
亀さんが近づいてきたと思ったら、パスカルが引き離した。
そう、パスカルは幼いとき、家の中で放し飼いの亀と同居していた亀博士。
亀を見ると、目を細めて可愛いという一方で、カプッと攻撃する亀の怖さも知っている。
そんなことをよそに、くるみは「ひゃー楽しい!」とその後、お得意のごろんごろん。地面を転がっておりました。
それから宿へ移動。猛暑なので、犬も泳いで良いというプール付きの宿へ。
くるみはプールを水風呂だと思っている節があり、浸かることはあってほぼ泳いだことはない。ので、浮き輪がわりをつけて。。。
ひと泳ぎして、ゆっくりしているともうお月様が。
眠そうなくるみをよそに、ちょっと乾杯。
そしてくるみも参加して写真🤳
もういっちょ、カメラ目線で!
ほぼくるみのための旅行みたいだし短かったけど、ま、いっか。笑
良い思い出ができました!
ブラームスへのアプローチの仕方、といった意味合いのある講座でもあり、話したいことは山のようにあるけど、どこに焦点を置くか、結構悩んでいたこの回。
終わってみると、多方面から非常に面白かった、とても勉強になったという声がたくさん届いた。パスカルもホッと嬉しそうにしている。
次回はドビュッシー 。版画と花火。これも、彼らしい面白いアプローチが楽しみ。
譜面もたくさん書き込んで何十枚も準備しての講座です!
ブラームスの醍醐味は、その磨き抜かれた曲作りに潜んでいる。本能に任せて、ロマンチックに…なんていう演奏では、本来の曲の魅力、格調、表情は生み出せない。
それこそ、「分析」という堅苦しい言葉が、実は音楽の魅力の秘訣だとわかったとき、曲を本当の意味で知る作業が尊いもの、そして面白く感じられる。
ブラームスをとりあげる第1回の今回は、そういったブラームス世界を覗き親しむヒントが散りばめられた講座になりそうだ。
パスカルが「前置き」と読んで話す冒頭のブラームスの若かりしころについての話は、実はここに全てが集約されているというぐらい、大切で興味深い話となりそう。そういうことか!という発見が山のようにある。
その後、ラプソディと作品118を通して、曲がどのように成り立っているか、どこに何が隠されているか、宝を引き出すように丁寧に丁寧に紐解いていくこの講座は、いわゆるここをこうやって練習して、といったものとは一味違い、今後ブラームス作品への見方がいっそう深くなり、面白くなり、練習するのも、指導するのも、聴くのも、全てが面白くなりそうだ。
クラシック界の裾野を広げるには、プロを目指す音大生だけではなく、音楽を愛し、好きでサークルに入るなど、喜び第一でピアノをやっている一般大学生達こそ大切なのではないか。そんな見事な視点を持つ岩倉孔介氏を中心とし、全国大学生ピアノ選手権が生まれた。
第1回から審査員として参加させていただき、これまで2回を審査しながら感じることがあった。それは「演奏への喜び」と「音楽への敬意」の良きバランスを見つけることの重要性だ。
我々演奏家は、聴衆あってこそ存在でき、作曲家があってこそ演奏できる。聴衆に音楽の良さを届けるには、音楽が好きで仕方がないという姿勢は非常に好感的で魅力的だけれど、それだけでは好き勝手な演奏になってしまい、作品の魅力を伝えきれないリスクも伴う。他人の作曲した作品を演奏し、公に披露する以上、それがプロであれ愛好家であれ、作品への責任も伴うと私は考えている。聴衆と作品の魅力を共有するとなると尚更だ。
そのために、こう言った一般大学生たちの楽しみを失わずに、適格な方向へ導くことが必要かもしれないと考えていた最中、岩倉氏から一般大学生を対象としたマスタークラスを立ち上げたいと伺った。
もともとピアノが好きで弾いている彼らだからこそ、最低限の作品、作曲家への知識はもちろん、自分の触れる楽器についても知り、その操り方もなどさまざまな方向から学ぶことで、よりピアノや音楽が面白くなるのではないか。
いつも的確な視点と幅広いアイディアを持つ岩倉氏には感服しつつ、互いにアイディアを交わしながら第一回のマスタークラス開催の運びとなった。
一般大学生を知るみなさん、どうかこの生まれたてのマスタークラスを広く周知してもらうお力をお借りできないでしょうか。必要があればチラシも送付できます。どうぞよろしくお願い申し上げます。詳細は下記リンクをクリック。
チラシのご用命は、送付先と合わせて下記までご連絡をお願いいたします。
村田理夏子
kurumiberlin@gmail.com
チラシです。詳細は下記より!
いつのまにか20回!を迎えるこの講座シリーズ。私も訳しながら、どれだけ多くのことを学んでいるか。。。
午前ということもあり学生さんが少ないのが残念ですが、学生の皆さん、本当に今聞かないともったいないですよ!都合がつくなら絶対毎回聞くと良いと心から思います。
というわけで、新しいチラシができました。今後の予定です。
ベルリンに留学して4年目のこと。半年に一回はあったクラスの弾き合いの最中の強烈な思い出がある。それまで文字通り毎日毎日毎日毎日探し求めていた「指で鍵盤を操る」という意味が「あ、これかも!」と感じられた瞬間だった。
指が動く、弾ける、回るではなく、指から音を紡ぎ出すという芸術としてのテクニック。
ずっと探し求めていた扉が開いたかもしれない!と思った瞬間、がーーーん💦その扉の向こうに待ち受けていたのは、もっともっと多くの扉だった。
自分の要求レベル、耳のレベル、教養のレベルが1つ上がると、これまで見えていなかった扉が突然たくさん見えるようになったのだ。
5月28日のスペシャル公演は、私にとって多くのことを感じさせてくれた。50歳を過ぎ、明らかに自分の音楽、人生への捉え方が変わってのコンサートでもあった。そして日本に移り住んで7年。本当に多くの体験と葛藤があった。とても嬉しい出会いもあれば、尊敬していた人からの思わぬ発言に大きく失望したり…
明らかに昔とは違う音楽の世界の中で、私は自分の人生をどう進めたいのか、自分への確認を含めての公演だったとも言える。
扉を開けると、次に多くの扉が待っているという果てしない学びの人生の中で、私は学生時代から本番に満足したことは一度もない。うまく弾けた、と言ったことも一度もない。でもそれは、次に自分が向かうべき道がまだ途切れていない証だと勝手にポジティブに捉え☺️、毎回新たな勉強を始めてきた。
今回の公演に向かう練習の過程での宝物は、たった2分の小さな曲から、ダンテのような大曲まで、1つずつの曲をまさに「芸術作品」として見る、という当たり前のような言葉の本当の意味が見えた気がしたことだ。そういうことなのかもしれない…というこの感覚は私にとって大きな転機となったことは間違いない。これもまた、そのおかげで開いた扉があり、その向こうには…😅という果てしない瞬間でもある。
全てがわかった!と感じたときは音楽をやめるべきだと昔から生徒に言ってきたように課題が見えることはありがたいことだと思う。
今年から来年にかけて、ありがたいことに色々とコンサートやマスタークラスなどの機会がありそうで、それを通してパスカルと共に、納得いく音楽人生をまた1日ずつ重ねていきたい。
会場はこれまでで一番多くのお客様に恵まれ、その温かさ、そして驚くほどの集中度に、これまた勝手に🐣、ではあるが、多くの方と芸術を共有できた瞬間だったと感じている。東京は忙しい街で、人に溢れている。そんな中、会場に足を運んでくださることは私たちの人生に本当に大きなエネルギーとまたがんばろう!と思える喜びを贈ってくださっている。心から御礼を申し上げたい。
1年間走り抜け、さまざまな調べ物をし、楽譜を見て悩み、考え….そうして最終的に私という媒体を介して今感じられるラヴェル作品を
ありのままに収録しました。年代順に収録できればという願いがかない、初期からラヴェルの人生を追うように2枚のCDが続きます。
変貌していくラヴェル、変わらないラヴェル、様々な方向からお楽しみ頂けましたら幸いです。
文字数が限られる中、少しでも興味深くお聴きいただけるようなヒントを散りばめた曲目解説も作成しました。合わせてご覧いただけましたら幸いです。
購入はこちらからできるようです
5/28の公演をスタートさせるのはブラームスのハイドンの主題による変奏曲。ハイドンの主題ではなく、実際はハイドンが用いていたコラールの主題なのだが、肝心なのはコラール。心の平穏、そして高尚な主題から、8つの変奏を経て終曲へ渡り、壮大に締め括られる。
2台ピアノでシンフォニー的な作品は多いが、実際演奏するとなるとシンフォニーとは違う難しさもある。特に、長い音をヴィブラートで持続させられないので、特に平穏かつ高尚なこう言った曲作りは難しい。下手にテンポを速くすれば平穏は失われ、だからといってオーケストラと同じようなテンポ感では場合によっては間延びしてしまう。
私たちはこう言った作品は、本当に時間をかけて試行錯誤して相当念入りに作り上げる。テンポ、強弱、バランス、音質、ペダル、いかにして作品の魅力を引き出せるか今も色々と試しながら準備を進めている。
それにしても美しい。はぁーとため息の出る作品。お楽しみに!
チケットはこちらから→5/28のチケット予約はこちらから
この曲あまり好きじゃないな、なんて漠然とした感覚が学生の頃についてしまうことがある。それは「何だか弾いてもうまくいかない」「弾いてて面白くない」ということと無意識に結びついている気がする。
それは曲が原因なのだろうか?
何を目指すのか、中身がどうなってるのかよく考えもせず、なんとなく感じるままに歌ったりして弾いていたら、当然練習も目的が定まらず、目的があやふやに練習しても得られるものが少ない。そして練習がマンネリ化..その結果、なんかつまらないと感じる。
まさに悪循環だ。
4/24のカワイのレクチャーでは、パスカルが「ウイーンの謝肉祭の道化」をとりあげる。もっか翻訳中だが、信じられないぐらい面白い。私はなーんにもわかっていなかったのだと気がつくのと同時に、へー、あ、そうなんだ!えー!ということだらけで、レクチャーが進むにつれ、この曲もう一回やり直してみたいと感じさせられる。
この曲で出会う、たくさんの作曲家たち。あの人も、この人も。そしてそれらに出会いながら、大きな一つの建造物となっている作品。それを知って弾いたり、聴いたりするのと知らないのとでは、雲泥の差なことは明らか。
今回は指導者の方も、聴いてたのしむ方ももちろんのこと、専門家を目指す学生たちにもなんとしても聴いてもらいたい。
知ることが好きになることの始まり。逃すと本当にもったいないですよ!