お知らせ

今年も秋に仙台で行われるクラシック音楽フェスティヴァル”せんくら”に
Dとともに出演させていただくことになりました。
明日6月21日から一週間私たちの ブログが掲載されます。
ぜひご覧ください!
下記のサイト
http://sencla.com/
より中段右端の “出演者ブログ”をクリックしてください。
お知らせでした!

もうすぐ活用形

Dは日本酒、寿司、そして佃煮をこよなく愛し、パジャマ代わりに浴衣を着て、探し物は正座をして行い、そして日本茶をすすっては、ふぅぅ・・・と息を吐く、ヨーロッパ顔の仮面をかぶった日本人である。
しかし、彼にもおフランスの血が流れているということを感じるときがたまにある。そのひとつが、
自分の都合に合わせて時間を動かす
と言うところである。
彼はフランス系の中ではかなり時間に正確な人間だ(と思う)。でも!!!!何かやりたいことに熱中しているときだけは、<D時間>というのが流れているらしい。D時間の世界では、私たちの1分は彼の10分に等しくなるのだ。
私はご飯を作った時どうしても温かいうちに食べてもらいたいので、御飯ができたらすぐにテーブルについてほしいと思うタイプである。でも相手の都合もあるだろうから、
あと15分ぐらいでできるよぉ・・・
あと5分ねー
もうすぐだよぉ・・・
などタイマーのように小刻みDに声をかけるようにしている。
ところが、残り3分ぐらいでテーブルにつかなければならないとなった瞬間から、Dの中だけで
D時間
が機能し始めるのだ。
仲良し夫婦のように
私:もうすぐごはんだよぉ♪
と超やさしいトーンで声をかけるとDが
オッケー♪
と部屋から返事をする。更に5分前
私:あと5分だからねー。
D:りょーかーい!
・・・・そして
私:できたよぉ♪
D:おっけーあと1分で終わらせるよぉ
・・・
一分経過
こ・な・い・・(イラッ)
私:さめちゃうから早く―
D:うんうん、もういく!
シーン
更に2分
私:まだぁ?(-_-メ)
D:ほら、もう本当にもうすぐ♪すぐのすぐ♪
私:こらぁー!
D:はいはい、ほら、もうすぐそこにいるって感じ
(そこにいるって感じってさぁ・・・(-“-)
そ、し、て・・・
私:おりゃぁ(▼皿▼!) (→ちなみに大音量で叫びます)
D:はいはーい、今もうそっちに見えるってとこまで来てるから♪♪
そして
(;^_^A アセアセ・・・汗
と小走りで登場するのである。
そう、Dの“もうすぐ”という言葉には
ものすごくたくさんのバリエーションがあるのだ。
もうそっちに見える所って・・あのさぁ(-“-)
Dの
もうすぐ、本当にもうすぐ、もうスギッシモ、もう本当にそこまで来てる・・・という
<もうすぐ活用形>が進むにつれ、
私は
できたよぉ♪ (^.^)
というせっかくの優しい奥様(?)から
オリャァー(▼皿▼!)
と怒鳴るまでに変化させられ、毎日の夕食が行われております。
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こちらからhttp://www.rikakomurata.com

いいのか日本? 

いいのか日本? 
先日、父がとある郵便局に電話をかけた時の、本当にあった会話である。
私は父のそばに座っていたものの、電話の向こうにいる郵便局員の返事は聞こえないので、聴こえてくる父の発言を追って話の流れを聞いていた。
==
父:もしもし、××郵便局ですか? 日本から国際送金をしたいと思っているのですが、
そのレートをおうかがいさせていただきたいと思ってお電話しました。
・・・・・・・・・・・・・・(郵便局員返事中)
父:いえ、あのですね、ヨーロッパにお金を送ろうと思うので、ユーロのレートをおうかがいしたいのですが。
・・・・・・・・・・・・・・(郵便局員返事中)
父:(苦笑)そうではなくてね、送金ってあるでしょう。お金を送るの。それで
ユーロのレートを知りたいんですよ。レートね。
・・・・・・・・・・・・・・(郵便局員返事中)
父:いやいや、冷凍食品じゃないの。冷凍食品じゃなくてね、レート、レートですよ。
1ユーロが何円とか。
父:あ、そうですか。番号が違うの。じゃあそちらにかけてみますね。
==
と、こんな感じ。
郵便局に、
ユーロ送金のレート 
といって問い合わせているのに、
その郵便局員は
<ユーロという食べ物>

<冷凍食品>

<送りたい。>
と解釈したのである。ありえない・・・
はっきりいってあり得ない。(-“-)
父と二人で 
はぁ?(゜゜)
となりながらも、父が教えてもらった電話番号にかけると
<この番号は、現在使われておりません・・・、番号をお確かめの上・・・>
だってさ。これが日本の今である。
いいのか・・・
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第2弾CD発売開始です!!

待望の(?!)第2弾CDとなる私たちのDUO録音が、2010年4月21日レグルス社より発売になりました。CDのタイトルは
<編曲の名手たち>
作曲家自身がオーケストラから2台ピアノあるいは連弾に編曲したもの、あるいはその反対に2台ピアノからオーケストラに編曲したもののみを集めた非常に興味深い作品ばかりです! それぞれの作曲家がピアノという楽器を知り尽くしていたという事実、そして音というものを用いて、魔法のような音色を生み出し独自の世界を表現するという信じられないような能力を存分に感じられる事でしょう。
収録曲は
デュカス 魔法使いの弟子
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー 海
ラヴェル スペイン狂詩曲
ラヴェル ラ・ヴァルス
シャブリエ エスパーニャ
です。
曲目解説は、私たち二人で作り上げました。日本語、英語、ドイツ語、フランス語の4か国語になっています。
色、響きが命であるこのフランス音楽を、私たち二人で念入りに模索し、ピアノという楽器から出せる色という色を最大限に探し求め、存分に引き出し作り上げた自信作です。
お一人でも多くの方に聴いていただけたら嬉しいです。
お問い合わせは、レグルス社まで 電話:045-983-9596
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