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知らぬが仏?

ヨーロッパで時々、日本語や漢字入りデザインの洋服などを身に着けているのを見かけることがある。なんだか正直気恥ずかしい。
それでもまだ意味の通っているものは良いのだけど、
たまに、ん??という文字が書いてあることがある。
これまでに、一番強烈だったものの一つは、とある外国のブランドメーカーから夏限定で売り出されたTシャツ。おなかの部分に30センチ四方ぐらいの本当に大きな文字で

と書いてあるのだ。その夏のトップ商品なのか、ベルリンのショーウインドウでは6台ほどのマネキン全員が、色違いで同じTシャツを着ていて、まさに
寒寒寒寒寒寒
と並んでいた。本当に寒い・・・おそらく翻訳した人が <涼> と間違えたのであろうと勝手に解釈している。
所変わって昨日、お茶友達Nととある市場を歩いていた時のこと。彼女がふと、
前の女の人の背中・・・といって笑い出した。このところはやっているのだけれど、タトゥーといって刺青に似せて皮膚に直接絵や字を入れている人がいる。前を歩いている彼女もその一人。
後ろから見た感じおしゃれな人っぽい。背中の辺りが大きく開いたトップを着ていて、その開いた首筋から背中にかけたあたりに、よく見ると漢字のタトゥーが入っている。
なぜか小さめに遠慮気味ではあるが、縦書きに書かれていたのは
生活
Nと二人で笑い転げてしまった。寄りによって”生活”って・・・。LIFE、つまり”命“とでも書きたかったのだろうか。一生消せない刺青ではないことを祈る。
知らぬが仏とでも言おうか。私がベルリンに来て間もない頃、学校のそばで信号待ちをしていたら、あるドイツ人らしきおじさんが嬉しそうに話しかけてきた。おもむろに出した小さな箱。見知らぬ私に7センチ四方ぐらいのその箱を開けてみせた。中には、5センチ四方ぐらいの赤い座布団にすわる、小さな7福神のお人形。とてもかわいい。
ドイツ語が多少聞き取れても、話すことがまだほとんどできなかった私は微笑むのが精一杯。だいたい都会の交差点の信号で、見知らぬおじさんに赤い座布団にのった7福神をみせられている私って・・・そんなにスキがあるのか、私。汗
そのおじさん、嬉しそうにそれを私に見せながら、弁天様を指差し、一言。
おじさん:ぼくこれ何か知ってるよ!
GE-I-SHA♪
といって、青になった信号をさっさと歩いていってしまった。
私:あの、おじさんそれ芸者ではなく・・・・
と呟く私を尻目に、彼は今も、弁天様を芸者と思い続けているかと思うとどうも・・。
ちなみに、日本でのブランド コムサ ドゥ モード(Comme ca du Mode)と書かれた
手提げを持ってベルリンに帰ったら、フランス人の私のだんな(以下D)がいきなり
D:なにそれ?
とひとこと。
私:これ、フランス語でしょ。日本のファッションブランドだよ。
といったら、
D:それ、何の意味にもならないよ。フランス語なの??
とあきれられてしまった。何の意味にもなっていないらしい。
知らぬが仏。お互い様か・・・。

フランス語はおしゃれ???

その日、私は車の中で、ぱっきゃまらーど、ぱっきゃまらーど、ぱーお、ぱーお、ぱ、ぱ、ぱ♪ と上機嫌に歌っていた・・・
謎1)なんでこんな歌を歌っているのか・・・(←そっとしといてくだされ)
謎2)この歌、知ってますよね? 知らない人ごめんなさい。僕の大好きな、くらぁぁりねっと、パパからもらったくらぁぁぁりねっと・・という歌。題名?知らない。( ̄^ ̄)エヘン
すると、うちのだんなさん(以下D)が、すかさず、
D:なんで、パ、パ、パなの??
私:え???それより、なんで知ってるのこの歌? (私はもちろん日本語で歌っていた)
D:そりゃ、フランス語の歌だもん
へええええ。
で、Dによると、<ぱ、ぱ、ぱ>ではなく、オーパ だという。
オーパ???なんじゃそりゃ。
ぱーお、ぱーお、と歌っていたということは、さかさま・・・めちゃくちゃだ。汗 
よくよく聴いてみると、オーパ は Au Pas 一歩一歩みたいな言葉。
ぱっきゃまらぁどぉーー♪
と叫んでいたところは、 パ、キャマラード (キャマラードは仲間)で、
仲間よ、一歩一歩みたいな感じになるのかな。
へえ。
この歌、続きを良く知らなかったけど、
ドの音が出ない、レの音がでない、ミの音も、ファも、ソも・・と続き、えらい悲壮感漂う曲だ。
そういえば、カタカナを並べて、意味を知らずに歌っていた歌は、たくさんある。
オぉぉぉぉソぉレミぃぃぃぃオぉぉぉぉぉ などと、
小学校の音楽の授業で歌っていたが、
おぉそれみろ!ぐらいにしか思っていなかった。
まさか、子供時代に
“おぉ私の太陽“などと歌っていたとは・・・ (* v v)。 ハズカシ
そうこう書いている今、オーソレミーオ とつぶやいた私に
横から、Dが
私の太陽って・・・もしかして僕のこと?? (* v v)。ポッ
と呟きおった。
もちろん、無視である。
また別の日のこと。車の中からある犬をみた。
アニメにも出てくる、大きくてかわいぃ犬。
私:ほら、なんだっけあの犬。大きくて、茶色と白と・・
D(呟き調):あれじゃない、ほらベルナール
私:ベルナール?そんなしゃれた名前の犬種なんてないでしょ(←冷たい)
アニメに出てくるさぁ。ほらぁ。
D(呟き調):サンベルナールじゃない?
私:えーっと、ハイジとかに出てくるような。(←Dをほぼ無視している)
D:だから、サンベルナールだと思うけど・・・…( ̄。 ̄;)ブツブツ
—–そうこうすること10分—–
私:あ!(・。・)b セントバーナードだ!!!!!!
D:(-_-#) だから、さっきからサンベルナールだと・・・
私:ん???サンベルナール、セントバーナード・・・
おおお、同じだ!!
フランス語になると、ベルナールになるとは・・。Dを無視し続けていた私、大きく反省。
あの犬は、サンベルナールかぁ。
そう呼んだほうが、おしゃれだな。

あいづち

前から気になっていたのだが、電話を受けるとき、ヨーロッパの人は、”もしもし”ではなく、いきなり自分の名前をフルネームで名乗る。たとえば、私に電話がかかってきたとすると、
―はい、もしもし村田です
のかわりに、いきなり
-むらたりかこ!
と言って出てくるのである。フルネームで来られると、思わず電話をかけたこちらが、ひるんでしまう。
私のだんな(以下D)も例外なく、電話を取ると即座に、自分の名前を名乗る。問題はそこから。
そのあと受話器を耳にあてたまま、かなり長い間
( ¨)¨)¨)¨)¨)¨) シーン 
という時間が続くのだ。好奇心旺盛な私は、電話中と見られるDのまわりを、
くるくるくるくるとまわりながら(←かなりうっとうしい)
”誰?誰?”と、かけてきた人が誰なのか気になって仕方ない。それにしても電話を受け取ったDのほうが、1分以上だまっているということは、どういうこと?相手は無言電話??
電話が終わってきいてみた。すると、Dは
-普通に相手の話を聞いてるだけだよ。
という。
私:でも相づちうたないの?(・o・)
私は、相手が相槌をうってくれないと、”聞いてる?”と心配になってしまう。よく考えると、私がDに話しているときも、いつも黙って聞いているので、
“ねえ、聞いてる?”と連発していることに気がついた。
その度に
D:ちゃんと聞いてるよぉ。(‘ε’)
という。どうも、あの“相づち”というものを言葉が切れる度に挟むのは、少なくとも電話においては、日本語での会話ならではの特徴らしい。
そこで私は、
<日本語の会話ではね、単語の切れ目に、“うん”とか“はい”って相槌をはさむんだよ>と説明した。理解してますという意味もこめてね、と。
D:ほぉ~(゜o゜)
日本語勉強中のDは、早速それを実践へ。ところが、相槌は意外と難しいらしい。私の文章が切れるたびに、
んっ!んっ!んーー!
と思いっきり力をこめていうので、今度は話しにくくて仕方ない。
私:あのね、
D:“ん!
私:今日学校でね 
D:”んー!
という具合なってしまう。あまりに力んでいるので、笑いがこみ上げて話せたもんじゃない。
Dは覚えたばかりのことを即実践するのが好きである。私が小さいころ、教科書で、
<日本語のわからない外国人でも、日本人に話しかけられた時、
-はい、はい、そうですね
と繰り返して適当なタイミングで言っていれば、内容がわかっていなくても会話が成り立った>
という笑い話を読んだことがある。この話をDにした。何でも実際にやってみたい性格のDは、先日、日本でTaxiに一人で乗る機会があったとき、早速試してみたらしい。
Taxi運転手さんは、外国人が乗ったことが嬉しかったのか、一生懸命日本語で話しかけてきたそうだ。これでわからないというと可愛そうな気がしたDは、
―はい、はい、そうですかぁー
―はい、はい、へぇ、 そうですかぁー
と、定期的に間があるごとに繰り返したところ、本当に会話が成立。だんだん
そうですかぁーというのが面倒くさくなって、途中から、
すかー、はい、はい、へぇー
すかー
と言ってみたらしいが、やっぱり成り立ったらしく、Taxiの運転手さんはDが何も理解していないことを知らないままだったとか。
Dも相当チャレンジャーである。

・・・・謎だ・・・・

ブログが滞っていた・・・。というのも、風邪をしっかり引いてしまったのだ。
調子を崩しているとき、普段あたりまえにしていることが、実は結構な作業だったということに気がつくことがある。今回でいえば、まぶたの開け閉め。いやぁ、まぶたを引っ張り上げるのがこんなに面倒くさいと思ったことはない。まぶたの筋肉は、よく考えれば一日の間に何回、閉めたりあけたりしているんだろう・・・・。今調べてみたら、一日一万回とも言われているらしいけど。まぶたの仕事ぶりに感謝感謝。ストでもされたら大変だ。ほかにも、足の親指を怪我したときなど、足の親指が歩くのにこんなに重要な役割を果たしていたのかと驚いたことがある。親指が使えないだけで、歩けたもんじゃなかった。
今回はのどからの風邪。あまりにのどが痛いので、ベルリンで耳鼻科に行くことにした。なにしろ、外国語で診療を受けるわけだから、言われていることがわかるだろうかという不安がつのる。インターネットで、家から近く、しかも信頼できそうな顔をした(←顔できめるか・・)先生がいる耳鼻科を検索。
意を決して行ってきた。写真で選んだのは若手のドイツ人耳鼻科医(下心はありません。はい、本当に。)待合室でどきどきしながら呼ばれるのを待つ。
そして、私の番。”ハロー!”とにこやかに手を差し出され、握手をしながら診療室へ。
あら???
担当医は、間違いなくその人しかいなかったのだけど、インターネットで見た人とはぜーーーんぜん違う。別人だ。全然違うだけでなく、100%ドイツ人ではない、という顔。でも北欧でも、南欧でも、アジアでもなく、私の知っている人種に存在しない顔。色黒で、白髪のおじいさんで、実験に失敗して爆発したあとの、科学者のようだ。
私の頭の中は、
あなた、いったい何人?(¨ )
もしかして、半魚人?(←ほんとに似ていた)
となってしまい、彼の顔をまじまじと食い入るように見てしまった。
彼の顔があまりにも印象強く、診療の結果を語る説明は、耳を右から左へ通過・・。結局“扁桃腺炎”という単語だけを聞き取り、帰宅。もう一度ネットを見たが、あの人は載っていなかった。何者だったのだろう・・・。
そういえば、私が初めてベルリンで歯医者さんに通ったときのことを思い出した。突然の痛みで、予約なしに直行。だから歯医者で使われる言葉なんぞを予想して前もって調べる時間も当然なし。
歯医者に入ると、日本で見慣れた診療台。よかった、同じだ。と思い診療台へ。(もちろんこちらでは、靴を履いたまま横になるけど。)
順調なのはそこまでであった・・・(-_-;)
先生の言っていることが、<わ、か、ら、ん!>
―僕のほうに、頭を傾けて
とか言われているのに,全くわからず、しっかり無視。
―はい、歯をかちかち噛み合わせて
といわれても、かちかちなんて単語わからない。
何しろ、口をあけたままなので、情けない顔で、
ん?
という表情を作ってみると、先生が目いっぱいの表情で
歯をかちかちして見せてくれる。本当に一生懸命、かっちかちしてくれている。
この人、いい先生だ♪ (←単純)
―はい、歯を、こすり合わせてー。
(-_-#) わかるわけない・・・
この先生、またも自分で、一生懸命こすりあわせている。
がりがりがりがり・・・
今後この歯医者さんは、私のかかりつけになっています。笑
それにしても、半魚人先生が気になる・・。

まわるまわる・・・・

私のパートナー“以下D”の癖は、電話をし始めると、うろうろすることである。
もともと1点集中型(悪く言えば、二つ以上のことを一緒にできないだけである)の彼は、電話中はそのことにしか頭が行っていない。
先日も電話が鳴った。 “アロー”(フランス語のもしもし)といったとたん、例の調子で 歩き出した。彼は、しかも空間という空間を隅から隅まで使って歩くのである。
我が家の構造は、L字型になっており、玄関から一番奥の台所まで50歩は歩ける縦長ぁい作り。その縦長い廊下の途中に部屋がいくつかあり、居間やお風呂場などを入れると6箇所ぐらい部屋といえる空間がある。
Dはいつもどおり、電話が始まると、即座に椅子から立ち上がり、“アロー”の声でスイッチON!となったかのように、縦長い空間を歩きだした。時たまどこかの部屋に入り、ぐるぐるまわって、ひとしきり回ると次の部屋に移る。その間も、電話の内容もあるのだろうか、外国人だからであろうか、顔に、喜び、怒り、悩み、笑い、刻々と表情を刻々と変えて現れる。いつどこでくるくるまわっているか把握していないと、突然思わぬ部屋から、笑い声とともに、ぬーっと出てきたりして、こっちは うひょー (ノ゚⊿゚)ノ と驚くわけである。緊張感に耐えない生活だ。
その日は、私も忙しくコンピューターで仕事をしていて、くるくるその周りを回ったり、いなくなったりされると、にわかに腹が立ってきた。
そして、
―――よし!今日はDの行動範囲を少しずつ狭めてみよう。そうすればくるくる回らないかもしれない。!(^^)!
と思いついたのだった。
そして、相変わらずくるくるしながら電話しているDを追いかけ、(私も相当ひまである・・・)まず、玄関近くの扉をしめて、行動範囲を狭めてみた。
玄関のほうに近づいてきた彼は、扉がしまっていると、壁にぶつかったロボットのようにそこでUターンして、また回れる範囲に戻り、くるくるしはじめた。扉を開けてまで、玄関方面に行こうとはしないらしい。
こうなったら、意地である。少しずつ、扉を閉めてみた。Dにしてみると、向こうに行き、戻ってくるとさっきまで開いていた扉が閉まっているわけだが、そんなことには気がつかず、扉にぶつかるたびに、Uターン.
そして、とうとう
――――ふ、ふ、ふ、追い詰めた。(▼∀▼)ニヤリッ
台所に追い詰めてみた。(こうなったらすでに理科の実験のようである。)
すると、どうなるか。回るか、座るか、二つにひとつだ、Dよ。(もう、どうみても私のほうが怪しい状況である) 
す・る・と・・・
まわったーーーぁぁぁぁぁぁ! 
台所の狭―い範囲を、止まることも座ることもなく、ぐるぐるぐるぐるぐる・・・、難しい話をしているのか、眉間(みけん)にしわを寄せつつ回り続けたのであった。
これを見届けると、なぜか、私のいらいらは収まり、更には達成感に満ち(何のだ?)仕事に戻った。
そして、今日もDは回っている・・・

豆腐から生まれたひよこ

ある日、出先から私のだんなさま(以下D)が私に電話をしてきたときの会話:
D :あのね、○○さんに、日本からのお土産をもらったよ! 
私:ほんとー!! 嬉しいね。○○さんって、確か以前、2回もおいしい佃煮をくれた子だよね。今回も佃煮をいただいたの?
D:ううん、違う。えーと、えーと、えーと・・・あれ、日本語でなんていうんだっけ?
   
        あ、ひややっこだ!!  (^^)v 
私:ん??ひややっこ? ひややっこってお豆腐だよ? (゜.゜) 
        (心の叫び1)….なんか違うきっと…. (-o-)
D:あ、じゃあ違う、お豆腐じゃないや。ほら、何だっけ・・・チキンの・・・
私:え?チキン??ひややっこじゃなくて、チキン? (++) (心の叫び2:Dよ、おぬしは何を言いたいのか・・・)
D:ほら、小さいチキンがいっぱいあるさぁ・・
——–この時点で私の頭の中にはもう、佃煮と、ひややっこ、そして小さなチキンたちがぴよぴよと飛び交っており、すっかり  
       
        へ?(・_・)  
という状態であった。
さらにDいわく:
D:ほら、日本のお菓子だよ、和菓子!
私:ひえー ∑( ̄□ ̄ || 〒 ||   (わたくし、ここでほぼ壊滅状態)
  
  ……チ、チキンの和菓子なんてあっただろうか・・・・(頭の中には、うなぎパイが飛んだが)
(- -) (- -) (- -) (- -) (- -) (- -) (- -) (- -) シーーーン 
私:!!!!あ!!!!!
それ、ひよこでしょ!! ヾ(・◇・)ノ ピヨピヨ
D:o(*^▽^*)o そうそう!それそれ!!!ひよこひよこ!!あーよかった♪ ふぅ~ ε~( ̄、 ̄;)ゞフー
私:(心の叫び3:いや、ふぅじゃなくて・・・それよりこの流れで、ひよこと分かった自分に拍手~~~みたいな。(-_-#) 
   私の頭の中は:小さいチキン→小さい鳥→ひよこ
という具合でありました。
でも、ひよこと分かってみれば、最初の<ひややっこ>は確かに遠くないのか・・・。と、思わず納得。日本人同士ではありえない連想ゲームとなったのでした。あっぱれ外人よ・・
  

貴重な体験?

乗り物に乗ると、しなくて良い体験をたくさんする運命になっている私・・・・。先日またもう1つ増えた。なんでこうなるのだろうか・・・(>_<) これまでも、なんでこうなるの?ということが山のようにあった。 それは数年前。ベルリンからパリへの直行便に乗っていたときのこと。飛行の途中でアナウンスが・・・ ―テクニカルプロブレムが発生しました。ここから一番近いフランクフルト空港に緊急着陸いたします。 私:へ???フランクフルトって・・・。あのぉ、パリに行きたいんですが、私---- テクニカルプロブレムって・・・もしかして危険??? 汗 あら、え??? となっている私を尻目に、飛行機は着実にフランクフルトへ。 飛行機が空港に着陸し、ゆっくりと滑走路を走っていく。と飛行機の中がざわざわ。。。あれ?あれ?消防車?え?? なんと、私たちの飛行機の両方の翼の後ろから、消防車が10台ぐらいついてくるではないですか。えーーーー?燃えてるの???と、言葉の分からなかった私はあたふたあたふた。 実際は、テクニカルプロブレムではなく、エンジンから出火しているというアラームがなっていたらしい。∑( ̄□ ̄ || 〒 || パニックを防ぐためにテクニカルプロブレムということで、アナウンスを流していたとか。  そして3時間フランクフルトで飛行機の中に閉じ込められた結果、ふたたびアナウンス。 ―検査の結果、火は出ていませんでした。 よかったぁーと、ほっと一息・・・ なんてする間もなく!!!!飛行機が飛び立つではないですか。えーーーーこの飛行機でまたパリまで飛ぶの???おろしてくれーぇぇぇぇぇ、、、、 ま、無事に着きましたけど。苦笑 こんな経験を筆頭に、そのほか、私の乗りたい飛行機が、キャンセル、ストライキ、荷物が出てこない・・・そんな経験は、もうあったりまえ。<(`^´)>エッヘン ←威張るか・・
ベルリンに着陸直前のアナウンスで、<大雪のため空港閉鎖になりましたので、他の空港に着陸します>なんてのもあったっけ。遠いベルリンのはずれの空港に降ろされましたよ、夜中に。しかも元旦・・泣
ほかには、ベルリンの空港でチェックインしに行ったとき、
―あなたの飛行機はキャンセル。でももうすぐ同じ空港に飛び立つ代行便にのれるかもしれないから、ここから44番ゲートにSuperSchnell(ズーパー シュネル)で走って!!!
といわれた。Super schnell・・・めちゃくちゃ急いでいってくれと言うニュアンス。44番ゲートって、ここから真反対じゃあないですが。(-_-#)
ええ、ええ、走りましたよ、空港を全速力で。
もちろん、まわりからは注目の的・・・
空港を全速力で走っている人なんて、そんなにいないですからねぇ。(-o-)
ゲートに着いたときには、パスポートを無言で差し出すのが精一杯。ぜーぜーはーはー。すごい息切れ。何でここまでして飛ぶのか、私。
またあるとき、飛行機に乗って、ベルリンからパリに飛んだときのこと。
その時は、ともだちと一緒に乗って、ひとしきり話をしてお互い疲れ、離陸前に夢の中へ。パリまでは1時間40分の飛行。1時間半ほど過ぎて目が覚めてみると、窓の外は見慣れた景色・・・
・・・・飛んでないじゃん、まだ・・・ (-o-)

なんてこともありましたねぇ。
飛行機だけではなく、電車でも。父が日本から旅行に来ていたので、ドイツのヴュルツブルグに連れて行ったとき。帰りのベルリン方面電車をまっていたら、待てどくらせどこない・・・
父にも、“私と乗り物に乗るとなんかあるからねー”と冗談半分で言っておいたら、ほんとに電車来ないし・・・
・・・そして、アナウンス。
―線路が猛暑による火事のため、電車が遅れます・・
線路が火事って???そんなことあっていいのか・・・自然発火・・・。
バスに乗ったときは、私が乗った次の停留所でドアが壊れてしまらなくなり、全員他のバスに乗り換えたりとか。
車に乗ったら、新車なのに故障して、高速道路をレッカー車で運ばれたり。もう・・・きりがない。
そして先日。
パリのシャルルドゴール空港に行った。チェックインカウンターに向かっていくと、目の前に機動隊が立ちはだかり、通してくれない。あぁ、まただ・・何かある・・(-_-#)
・・・そしてアナウンス
―持ち主不明のスーツケースがいくつか見つかりましたので、安全が確認されるまで、進入禁止です。
出た出た。もう何でも来い!←やけくそ・・
というわけで、待たされ待たされ、空港は人ごみの山。そこで生まれた、うちのだんなさまと通りかかりの旅人の会話。
旅人:あら、なんで通れないのかしら?何かあったのですか?
だんな:ええ、爆弾さわぎらしくて、この先進めないんですよ。
旅人:(笑顔で)あら、爆弾。じゃあ仕方ないわね。
・ ・・あら爆弾って・・・
全然驚いてないじゃぁないですか。(-_-#)
すごい時代になったものですねー。
爆弾があるらしいですよー、 あらそうですかーみたいな会話が普通に成立してるし・・・。
今日雨らしいわよー、あらやだー・・・的な会話でしょ、これ。
爆弾っすよ爆弾!!
しかも、1時間以上待たされて突然、
“バン!!!!!!!!”
という大きな音。うぉぉぉ、爆発だ!!と驚きうろたえたのは、私とそこにいた犬だけで、
人だかりの山は、なんと 拍手!!!
なんでだ・・・汗
あやしいスーツケースを機動隊が爆破したらしい。
それにしても、いろんな経験の おかげ?で、並大抵のことではうろたえなくなってきた。こういうのって、考え方によれば、貴重な体験?!
<おまけ>私のだんなさまの体験:
パリから日本に飛び立ったのはいいけど、前輪がうまく収納されず、離陸後すぐにパリの空港に引き返すことに。数時間後、修理が終わり、さあもう一度日本へ向けて離陸と言うとき、アナウンス・・・
―イラク戦争が始まりましたため、飛行をとりやめますー
すごい経験だな、これも・・・

こばなし編: 悟り?

男の人にとって、”はげる”ということはかなり深刻らしい。私の母は若いころ、父の薄くなり始めた頭を
”はげはイヤ、はげはイヤ”
と言いながらマッサージしていたという。←どんな母・・・
そんなある日、若かりし父は勇気を振りしぼり、はげをなんとか防げないかだろうか、と相談に専門医を訪れることにした。
そして診察室の扉を開けたその時、
父はすべてを悟ることになる。
       ―――先生がはげだったのである―――
はげの専門医がはげ・・・
そして父は、
<だれも自然には逆らえない>
ということを学び家へと帰ったそうな。
うちのぱぱの小話(実話です。笑)でした。

持つべきものは・・・

持つべきものは・・・・
“友”というべきか・・・私が日ごろ仲良くしてもらっているうちの1人、H子。
彼女は頭の切れがよく、さばさばしていて面白い。私の仲良くなる人は、それであってどこか<ひとくせ>ある場合が多く、H子も例に漏れない。笑
彼女は、本をよく読むこともあって話題が豊富。話題が豊富な人は、好奇心が旺盛であることが多く、彼女もその1人だと思う。だから一緒にいて楽しい。(^.^)
ただ、問題は・・・
好奇心は抱くのだけど、疑問を持ったことを自分で調べない。気になることだけを、ぽろっと私にもちかけ、去っていくのである。たとえば
― ぐうの音も出ない、の“ぐう”って何なんでしょうねー。(・o・)
そういわれてみればそうだ。ぐうってなんだろう・・・。言われればやっぱり気になり、彼女と別れた後、早速調べて彼女にメール。インターネットというものはすばらしく、調べればちゃーんと載ってるんですよね。
そして、次にH子に会うと:
―そういえば、ふと思ったんですけど、けちょんけちょんって、すごい言葉だと思いません? あ、ついでに “ぎゃふん”とかも気になったんですけど・・・(^^♪
って、“けちょんけちょん”を “ふと”思いつくという彼女の生活も何かと思いますが・・・。
・・・・・・それでもH子は絶対に調べない。・・・・・(-o-)
ふと、気になったんですけど・・・と言い残して去っていく。
そしてまた私はインターネット。調べた結果をメールで送信。
世の中には “語源由来辞典”というすばらしい辞書があり、けちょんけちょん といれただけでそのサイトが出てくるんですねぇ、またこれが。 
その彼女、昨日もまたひとつ。
―にっちもさっちも って、変な言葉ですよねー。
あのなぁ。(-_-#) 自分で調べろ。
そういえば、私のもうひとり仲良しの友達にW子というのがいる。彼女も、
<理夏子ちゃん、これおいしそうだから作ってー>
と、日本のレシピの本を抱えてうちに来たことがある。
だから自分で作れって・・・(- -;)
でも、この温かい(?)友達たちのおかげで、私のレシピは増え、語彙も増えているわけだから、有難いと思うべきなのだろうか。←つとめてポジティブ シンキング。
持つべきものは、友か、それとも語源由来辞典か・・・
ちなみに、今出てきた言葉の語源はというと:
●けちょんけちょんの語源は、和歌山県日高郡の「けちょに」という方言。
「けちょに」は、「非常に」という意味で使われていた。
「けちょに」が使われる地域が広がるうちに、「けちょんけちょん」と言うようになり、現在の意味も持つようになった。
また、難癖をつける意味の「けちをつける」の「けち」が語源とも言われるが、「けち」から「けちょん」への変化が考え難い。
ただし、「けちょに」が「けちょんけちょん」となり、現在の意味となる過程で「けち」の連想が含まれていた可能性はある。
ぎゃふんの語源は、二つの感動詞「ぎゃ」と「ふん」である。
「ぎゃ」は驚き叫ぶさまを意味し、「ふん」は「ふむ」と同じ承諾を意味する。
ぎゃふんは、明治時代以降に見られる言葉で、江戸時代には「ぎょふん」と言われていた。
「ぎょふん」は、「魚粉」や「魚糞」といった意味ではなく、ぎゃふんの「ぎゃ」と同じ、「ぎょ」という感動詞である。
また、1837年に大塩平八郎が捕らえられた際、逢坂奉行町田有衛門に対し「義や噴なり、義や噴なり、悔しきかな」と訴え、この「義や噴なり」が転じて「ぎゃふん」になったとする説もある。しかし、それ以前から「ぎゃふん」と同じ意味で「ぎょふん」が使われているため、大塩平八郎の言葉が転じたとする説は考え難い。
ぐうの音もでない:詰問されたり、非を指摘された時などに、一言も反論ができないこと。 「ぐう」は、苦しいときや苦境に追い込まれたときに発する声の擬音語。 
● にっちもさっちもは、算盤(そろばん)用語が語源である。
「にっち」は「二進(にしん)」、「さっち」は「三進(さんしん)」の音が変化した語。
「二進」とは2割る2、「三進」とは3割る3のことで、ともに割り切れ、商に1が立って計算が出来ることを意味していた。
そこから、2や3でも割り切れないことを「二進も三進も行かない」と言うようになり、しだいに計算が合わないことを意味するようになった。
さらに、商売が金銭面でうまく行かないことの意味になり、身動きがとれない意味へと変化した。
だそうです。こう見ると面白いでしょ。言葉も深いですねー。

かわいい サンタさん 

かわいいサンタさん、見つけた♪
今、クリスマス一色に染まっているベルリンの街中では、あちこちで
かわいいグッズが目に入る。あれもこれも欲しくなってしまうのだけど、
全部買っていては、家の中がクリスマスだらけになってしまい、そこに浸りすぎると、頭の中までおめでたくなってしまうといけないので、ぐっとこらえて通り過ぎていた。
ところが先日、私はあるサンタさんに、一目惚れしてしまったのです・・・。
彼は、とある薬屋さんのショーウインドウにいたのでした。薬たちの間から顔を出している姿が、あまりに可愛くて、無言で薬局に飛び込み、サンタさんグッズに直行。その日は、薬局から、サンタさん6人を抱えて、お店からでてきたのでした。(さらに言うと、かわいい“こぶた”もひとつ買ってしまった・・・)
その愛情(片思いであるが)やむことなく、おとといさらに4つも買い、家の中がサンタ10個になった・・・。10個並べるとなかなかすごい迫力。われながらよく、こんなに買ったなと、感心・・・というか呆れていた.
そのサンタたちも、今はうちには一つだけ。あと”こぶた“君が一つ。ほかのサンタさんたちは、どうしているかというと、日本にいる家族、知人、お世話になった先生たちの元へと、飛んでいったのでした。
これがそのサンタ君、こぶたちゃん。んーいつみても、かわいい。
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