「音楽」カテゴリーアーカイブ

嬉しい知らせ🎵

高校生の頃から長年(7ー8年かなあ)レッスンをしてきた私の大切な生徒さんから、なんと難関のベルリン芸大の入試に合格したとの知らせ。

嬉しい。。。

文化に溢れた街で、しかもレベルの高い学校環境で勉強をスタートできることは、将来的にみて本当に宝物で、そんなスタートラインに立ってくれたことが、何よりも嬉しい。

彼女がつく先生は私がベルリン芸大留学時代に一緒に勉強していたゴットリーブ。彼はその後ベルリン芸大の先生になって、熱心に指導をしてくれている。ゴットリーブは本当に素晴らしい演奏家で、教養はもちろん、彼女を演奏家として自由奔放に育ててくれそうなタイプなので、彼のクラスを強く勧めていました。

忙しい彼が喜んで引き受けてくれたので、心から感謝。

それにしても、私が学んだドイツの学校で、私の生徒が学ぶ。そしてその先生は私と同期の仲間。。。しかもよく考えれば、彼女は日本の大学も私と一緒だ。😃

時代は受け継がれていくんだなあ。

がんばれ!素敵な留学生活を💓

嬉しくありがたく。。

先日ご案内した初のソロCD「エスプリの旅」。

とあるレッスンで、生徒さんが

「先生!あのCD毎日聴いています!」サインを求めて差し出したそのCDは、ケースにひびが入っていて、本当に聴き倒してくれている様子。娘さんも聴いていて、心に何か感じてくれたとか。なんとも嬉しくありがたい気持ちに溢れた。

そしてつい先日。別の生徒さんがいらした。その生徒さんは

「先生、この度はレコード芸術特選盤おめでとうございます。」と綺麗なお花を差し出してくださり、そこに挟んでくれたメッセージカードには「自分のことのように嬉しいです」との言葉。ジーンと来てしまった。

みんな、それぞれ言葉に出して気持ちを伝えてくれる。たかが私のCDなのに、皆さんの気持ちが本当に嬉しく、ありがたく、感動してしまった。。。。レッスンだというのに。笑

そのCD。なんと東京文化会館の視聴室にも置いていただけることになったそう。ご来館の際は是非聴いていただけたら嬉しい。

特選盤の影響もあり、幅広い方にお聴き頂けるせっかくの機会なので、ブログで今度このCDについて少し詳しく書いてみようかな。。。

私のサイトはこちらhttps://www.rikakomurata.comから

㊗️レコード芸術「特選盤」に選出されました!

人生の節目に全力で臨んだ初ソロCD。まさかの「特選盤」受賞の連絡が入りました。日本を代表する批評家2人が審査し、2人とも推薦の票を入れたCDだけがいただける名誉。

レコード芸術6月号には、推薦してくださった批評家の推薦文が掲載されている。

突き刺さるような、とデュティユーを表現してくださった那須田氏。一貫した緊張感を評して下さったことも、私が最後までこだわり苦労したポイントで、とても嬉しかった。

色彩、タッチ、ペダリング全てにおいて繊細に感じ取ってくださったおふたり。

私の意図するところを、まさについてくださった文面が何よりも嬉しい。

一歩一歩、自分を磨くことのみを見据えてここ数年進んで来たが、もう少し続けていて良いのかもしれない、と思わせていただけた。

私にピアノを始めさせてくれた彼女も、天で喜んでくれているだろうか。

パスカルがシャンペンと手料理を用意して、その日にお祝いして、自分のことのように喜んでくれたことも、心に沁みた。

みんなに感謝。

感謝

パスカル70歳のお誕生日に開催という記念の公演。あまりに巨大な傑作に挑んだために、今は使い果たし疲れ切っているものの、これから少しずつ時間が経って、2度とない70歳のお誕生日がいかに素晴らしい日だったか、ひたひたと温かな思い出に変わっていくと感じている。

音楽を心から愛する方々が集まり、あの空間を共有できたことは何よりの宝物。生の公演は、2度とない瞬間だからこそかけがえがなく、いとおしく、そして心温まる尊い時間。そう感じた。

この公演にいらしてくださった方、いらっしゃれずとも温かなメッセージを届けて応援してくれた方へ、この場でもう一度心から御礼を伝えたい。

音楽を信じ、妥協なくどこまでも無心で追求し続けるパスカルの姿は、私にたくさんのことを伝えてくれ続けている。今日からまた、1歩ずつ後ろ姿を追いかけたいと思う。

音であれだけの芸術を作り上げてくれたリスト、そしてフランクに感謝しつつ。

村田理夏子

https://www.rikakomurata.com

特別公演。まもなくです!

あと1週間に迫る今回の特別公演。2人で、考え、録音し、悩み、探る。。。そんな濃密な時間を過ごしながら、できる限りの理想に近づきたいと努力している。

2台ピアノ。私たちが非常に大切に、真剣に捉えている1つの分野。

本格的な魅力を引き出そうと思うと、2台ピアノは相当難しい。でも、絶妙なものを捉えた時は、その世界はなかなか他にはみつからない。あの大きな2台がうねるように1つの音楽を奏でられたと時、それはオーケストラ並みの壮大な世界ながら、オーケストラとは全く違う世界だ。

あと少しの時間、こんなに悩んで向かう時間は私たちにとってもかけがえがない宝物。

がんばります!

特別公演の当日は、CDの特別販売をさせていただく予定になっている。今回だけの特別価格で、下記の3種類。

①Pascal Devoyonの ドビュッシー 前奏曲全集。(レコード芸術特薦盤) 

 アイディアに溢れた演奏で、聴き手を別世界へ旅させてくれる喜び。演奏する側にもたくさんのヒントや面白さを見つけさせてくれる。

 

②私の今回初リリースCD エスプリの旅。

 3曲ともフランスものながら、それぞれ全く違う側面を見せる面白さ。圧倒されるようなエネルギーから、ため息の出るような魔法と詩の世界。音色やペダリングにも相当こだわって、彼らの世界を模索してみました。

そして、私たちの

③ファウスト交響曲。2011年の録音。リスト協会が絶賛してくださいました。スリルと迫力、そしてハッとする美しさ。リストの築き上げた大聖堂をぜひ味わっていただきたい。

渾身の思いで仕上げた3つのCD。会場でぜひお手に取っていただけたら嬉しいです。

私のサイトからの販売は、手元のチケットがなくなり次第終了します。その後もコンサートイマジンチケットセンターよりお申し込みいただけます。みなさん、是非お越しください!

チケットはこちらから↓

https://www.rikakomurata.com/Rikako/Ticket2023

いよいよ!

パスカル70歳、私〇〇歳を迎える今年。特別公演を前に、演奏会の醍醐味は?と尋ねられた。

実は、ちょうどそのことを当日配布予定のプログラムにエッセーとして綴らせていただいたところだ。

ー夢みることの大切さ

ーリストが何十年もかけて練り上げた傑作「ファウスト交響曲」に浸り、そして受け取るであろうメッセージ

 など、私が今、感じていることから始まり、今回の作品を聴く醍醐味について綴ってみた。もし手に取っていただけたら嬉しい。

 なかなか聴くことのない2台ピアノによるリストのファウスト交響曲。私たちも、記念の年、記念の日にあえてこの傑作を選び、全力で今できることに挑戦する日々だ。

この機会に、少しでも多く方とこの傑作を共有することができたなら、私たちにとって何よりも嬉しい1日になるに違いない。

https://www.rikakomurata.com

CDができるまで(最終回)~ 「写真」

デザインと並んで大切な写真。同じものでも、撮り方で全く受けとる印象が違うことがよくある。

今回の写真は、なんと兄に撮ってもらった。いろんな趣味を持つ兄は、私ととにかく何から何まで正反対。

きちんとしていて、センスがよく、絵が上手いと思えば、険しい山にも登り、多趣味な上、最近は料理もしているらしく、本業はコンピュータ関係のスペシャリスト。

ガサツで、なんでも中途半端な私とは全く違う。

多趣味の一つが写真なのだが、趣味の域を超えている。食事中も散歩中も、カメラを触っているような感じ。登山から送ってくる写真は芸術的だ。

褒めすぎか。

というわけで、家族ならリラックスして撮れそう、と兄にお願いした。

どんな写真が撮れたかは、是非CDで♪ ⬅︎宣伝

村田理夏子公式サイトはこちら➡http://www.rikakomurata.com

CDができるまで~⑧デザイナー

CDの顔とも言えるデザイン。お菓子や本などでもそうだが、パッと見た印象は手に取っていただけるかに大きく関わるとても大切なものだと思う。

ここ数年、マネージメントを通して演奏会のチラシを担当してくださっているデザイナーさんがいる。毎回「こんなイメージで」と伝えると、私たちのイメージにピッタリとくるセンスの良いデザインを作ってくださる。

CD作成にあたり、ダメ元でマネージャーから依頼してもらうと、なんと!!CDを専門にデザインされているとか!

目下、デザイン作成中。みなさん、お楽しみに!

CDができるまで~⑦翻訳

そして、曲目解説は3ヶ国語。日、仏、英。日本語は私が頑張るとして、興味深い解説を英訳してくれる人が必要だ。パスカルは?と思われそうだが、彼も言うように、正式なものの翻訳は相当な能力が必要となる。

以前、ドイツの名音楽教師 クラウス ヘルビッヒ先生とお話する機会があった。彼はドイツ人だが、英語、フランス語、イタリア語などなど多言語を話す方だ。彼は英語がペラペラなのに、

こう言っていた。

ーそうだねぇ、一番難しい言語は英語かな。

私には意外だった。なんとなく、多くの人が話す英語は親しみやすい印象を持っていた。

話を聞いてみると、本当の意味で「正しく」話そうと思うと、英語は相当難しい、という。

確かに、なんとなく話すのと、文章にするのでは、日本語もかなり語彙やセンスが必要だ。

今回は、旧門下生だったAちゃんとイギリス人のご主人にお願いすることにした。2人とも音楽家なので、文章の意図もうまく読み取ってくれるはず。

こんな大仕事を引き受け、1ヶ月以上かけて見事に作ってくれた2人の温かさで、CDの第二の主役と言えるブックレットに命が宿ってきた。