『Nagareyama国際室内楽音楽祭2022』を存分に楽しもう!(1)

ところで室内楽って何?

そもそも、どうしてこんな名前なのかというと、

どうもバッハなどが活躍していた16世紀ごろは、

1)教会で奏される宗教音楽

2)劇場で演奏されるオーケストラ

に対して、

3)貴族の住まいの広間で演奏される、宗教系ではない音楽

と主に分類されていたようで、その3) 広間で奏される音楽を室内の音楽→室内楽と読んでいたようですよ。

その後、時代を経てその3分類から様々に変化をして、今では

2人以上で演奏する合奏曲(アンサンブル)といった感じですね。

で、私たちが「室内楽」「音楽祭」にこだわる理由がいくつかあります。

1)室内楽では スター!はいない。

 室内楽では、一人一人が必要な部分(パート)を演奏して、全員で一つの作品を作ります。

わかりやすい例だと、「人文字」ですかね。みんなで1つのアートを作る。誰1人特別目立つわけではないけど、誰かが欠けると困る。笑

スター=主役がいるとすると、それは作品自体かもしれません。

そんな「全員」で作るアートだから、演奏グループによって出てくる色合いも様々で魅力たっぷりなわけです。

2)音楽祭では、様々なグループの演奏を一度に味わうことができます。例えば「弦楽トリオコンサート」だとどうしても弦楽トリオだけになりますが(それも別の魅力ですね)音楽祭では、トリオはトリオでも様々な組み合わせがあったり、トリオに限らず、4人だったり5人だったり。。。

いろんな楽しみが目白押し!なわけです。

3)音楽祭だからこその出会い

普段あまり演奏されない名曲をそっとプログラムに交えることができるのも、音楽祭の醍醐味です。奏者、組み合わせが多彩なので、演奏できる曲の選択肢も増えます。たまには、珍しい名曲に出会えるのも嬉しいですね!

そんなこんなで5/3から始まる音楽祭。次回のブログからは、それぞれの日の楽しみ方をご紹介してみようと思います!